セミファイナルは岩尾力vs大鹿統毅のKrushスーパー・バンタム級ワンマッチだ。岩尾は6.27「Krush.177」でKrush-OFGスーパー・バンタム級ワンマッチを鈴木太尊と戦う予定だったが、鈴木の体調不良によりドクターストップ。不戦勝となっている。そのため2.24「Krush.171」で河野直次郎をKOして以来の試合となる。対する大鹿は第2代Krushフライ級王者だったが、王座陥落後にスーパー・バンタム級に転向。前回の試合は3.30「Krush.172」で健介に勝利しており、連勝を飾ってタイトル戦線浮上を狙う。
1R、お互いにジャブと蹴りを繰り出しつつ様子を見合う中、岩尾が右のボディブロー。そこに大鹿が前に出る。さらに大鹿はミドルキック。岩尾も左フックを繰り出す。岩尾がパンチを繰り出すと、大鹿はボディブローだ。
2R、ジャブを繰り出し、蹴りも出していく大鹿。岩尾もカーフキックを繰り出していく。大鹿はロープ際で左右のボディブローを連打。さらに左の前蹴りを繰り出すと、岩尾も尻もちをつく。立ち上がった岩尾は右のボディブロー。そこに大鹿が前に出てコーナーに追い込んでパンチの連打だ。これを抜け出した岩尾はパンチで反撃し、カーフキック。下がらない大鹿が前に出たところでラウンド終了だ。
3R、大鹿が前に出てボディブローの連打。岩尾はカーフキックを繰り出しつつジャブ。大鹿も下がらずにパンチを振るいつつ前に出るが、組み合ってもつれ合う場面が多くなる。岩尾にはイエローカードが提示され1点減点となる。終盤に大鹿の右ストレートが当たり、岩尾が下がったところで大鹿は前に出てパンチの連打だ。試合は判定となり、30-29、30-29、30-29の3-0で大鹿の勝利となった。