第3試合はKrush-OFGスーパー・ライト級ワンマッチ、東本央貴vs龍の一戦だ。東本はK-1 GROUPのリングは2023年7.17K-1両国大会以来、約1年11カ月ぶりの参戦。2年前は連敗中だったが、OFGルールで心機一転巻き返しを図る。対する龍は5.18「Krush.174~in OSAKA~」から2カ月連続でのKrush参戦。本戦初登場となった前回の試合では町分元気をKOで破っている。この一戦から記念すべきKrush-OFGルールの火蓋が切って落とされる。
1R、ゴング前、両者額を突き合わせて全く引かない。両者、凄まじい殺気をみなぎらせてゴングだ。まずは東本がキックを放つが、龍もすぐさま応戦。龍が前に出ていく。東本は左のミドルキック。龍もローキックを繰り出しながら前に出て距離を詰めていく。さらにコーナーに追い込んでパンチの連打だ。続いて龍は左のボディブロー。龍はコーナーに追い込んだところで、東本が回り込みながら右フックを大振りしてバランスを崩したところで追撃だ。東本もパンチで反撃。
2R、龍は右のフックから左のボディブロー。東本をジリジリとコーナーに追い込んでいく。そして回り込もうとする東本にパンチの連打。東本は左のミドルキックで反撃。だが、構わず龍が前に出てコーナーに追い込んでパンチのラッシュだ。しかし、東本もガードして押し返す。東本の右目の上から出血が見られる。龍は右のストレートが炸裂。だが、東本も引かずにローキック、ジャブで押し返していく。そこに龍の右のストレートが炸裂。しかし、ここで東本の左のヒザ蹴りが龍の股間に当たってしまい、一時試合は中断だ。再開すると龍がパンチを放ちながら前に出る。龍は左のボディブロー。そしてロープ際に追い詰めてパンチの連打だ。
3R、東本は左のミドルキックを2連発。しかし、龍は構わずに前出てパンチのコンビネーションから右のハイキックだ。そしてパンチを連打しながら攻め立てると、右フックが炸裂して東本がダウンする。東本も立ち上がるが、龍がパンチの連打で畳み掛けて再びダウン。レフェリーがゴングを要請し、龍がKO勝利を飾った。
試合後、マイクを握った龍は勝利の雄叫びだ。
「東本くん、気合い張りすぎやわ。ただ、俺ツエーッ! スーパー・ライト級タイトルマッチ組んでください。マジで勝てると思ってるから。以上!」