Krush

メインイベントは初代Krushミドル級王座決定トーナメント決勝戦、神保克哉vsブハリ亜輝留だ。準決勝でYOHANを破って決勝に進出してきた神保だが、K-1 GROUPのミドル級の提唱者として、今度こそ王者となれるか？　対するブハリは準決勝で谷川聖哉を撃破。神保には2021年5.30K-1横浜武道館大会で敗れており、ベルトと共にリベンジを狙う。栄えある初代Krushミドル級王者に輝くのはどちらか？
 
1R、まずは神保がジャブを打っていく。すぐさまブハリもやり返していくが、神保は前蹴り、パンチでさらに攻め込む。ならばとブハリもローキックなどでやり返すが、神保はパンチの連打。さらに左のフックを顔面に叩き込む。ブハリもボディブローで反撃。さらにガードを固めながらパンチを打っていく。そのガード越しにパンチを打つ神保。左右のフックを連打だ。神保はさらにアッパー、ボディブローを放ってから前蹴り。ブハリもパンチでやり返して前に出ていく。
 
2R、先にブハリがミドルキック。神保はすぐさまパンチでやり返す。ならばとブハリもパンチを打って前に出るが、ここで神保がフック、アッパーと連打。さらに神保はアッパーからワンツー。さらにボディブローを交えてパンチを連打だ。ブハリもフックを放って反撃するが、神保もボディブローの連打。続けて顔面にパンチを連打するが、ブハリはしっかりガードしている。そしてブハリもパンチで反撃。左のストレートが炸裂すると前に出ながら連打だ。これをこらえた神保はすぐさまパンチでやり返す。ブハリをロープに追い詰めながらパンチを連打していくが、ブハリも打ち返してラウンド終了。
 
3R、まずは神保がパンチを連打。顔面、ボディと散らしながら打っていく。ブハリもパンチで反撃。神保は前蹴りで一旦距離を取ってから、再びパンチを連打だ。ブハリもガードを固めて凌ぐと、パンチで反撃。しかし、神保のアッパーが炸裂する。さらに顔面、ボディとパンチを打っていく神保。ブハリもガードを固める神保にパンチの連打で反撃だ。お互いにパンチを打ち合い、終了間際で神保が右のハイキック。30-29、30-29、30-29となり、判定3-0でブハリの勝利。ブハリが初代Krushミドル級王者となった。
 
試合後、ベルトを宮田プロデューサーから巻いてもらったブハリ。マイクを握って、勝利の挨拶を行なった。
 
「こんばんは！　初代Krushミドル級王者のブハリ亜輝留と申します。以後、お見知りおきを。自分はプロ格闘家になって、4回やって負けなしでK-1出て、その時初めて神保選手に負けて、次の試合もジュリオ・セザール選手に負けて、プロではその2回だけ負けていて。でも、ジュリオ・セザール選手にはリベンジして、もうずっと神保選手にリベンジしたいっていうのを言い続けてきて、自分で5連勝でこの舞台にたどり着いて、タイトルマッチで神保選手にリベンジすることができました。なんで、実質無敗っていうことでお願いします。自分はこのKrushのミドル級チャンピオンになったってことは、日本で一番のミドル級ファイターになったっていうことだと思っているんで、次は世界に行きます。俺の持っているパワーなら、この階級の外国人選手にも絶対負けないっていうのを、皆さんに見せていくんで、皆さん、もし良かったら応援してください。この階級において、俺よりパワーがある選手なんてこの世に存在しないっていうことを見せていきます。ありがとうございました。もし良かったらインスタグラムとTwitter（※現X）やっているんで、フォローお願いします。じゃあ、また！」
 
表彰式が終わるとK-1ガールズと共に記念撮影に臨んだブハリ。ファンの声援に応えながら引き上げていった。