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試合結果

メインイベント(第9試合)◎Krushバンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    所属ジム
    K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST
    POWER OF DREAM
    戦歴
    23戦 13勝(5KO) 9敗 0分 1無効試合
    8戦 7勝(1KO) 1敗 0分
    生年月日
    1998.3.27
    1991.6.14
    身長・体重
    160cm ・ 55.0kg
    170cm ・ 55.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    サウスポー
    出身地
    鳥取県米子市
    北海道旭川市
    SNS

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試合レビュー

 今年1月に王者となったKRUSHバンタム級王者・晃貴2度目の防衛戦。ボクシングで実績を残し(※元東洋太平洋フェザー級13位、元日本フェザー級7位)、わずか3戦目でタイトルマッチに上り詰めた佐々木洵樹が挑む。

 1R、佐々木はゴングからすぐ前に出て間合いを詰めるとサウスポーからの左ストレート。晃貴はガードを固めて佐々木の動きをよく見てローを返す。佐々木はジャブと左インロー。ステップを使って晃貴との距離を操作し、晃貴を懐に入れさせない。晃貴が入ってこようとすると、佐々木は左クロスで脅かす。ラウンド終盤、晃貴は圧力を強めて前に出るが、佐々木はこれをグッと押し返す。

 2R、佐々木はこのラウンドもステップを続けてリングを回り、右ボディフック。晃貴が入って来ようとするとやはり左クロスで進入を阻む。そして晃貴の前蹴りの直後に左ストレートを合わせ、晃貴がバランスを崩すとダウンが宣告される。晃貴はダウンの挽回に前へ出てパンチを振るうが、佐々木をとらえられない。グッとダッキングして懐に入る佐々木はその後で晃貴に組みつきパンチを封じる。

 3R、佐々木は右ジャブを突きながら右回り。左右フックを晃貴に見舞い、晃貴が打ち返してきてもその内側をフックで打ち抜く。リーチで劣る晃貴だが、佐々木の懐に入ることができずパンチが届かない。右インローで佐々木の体勢を大きく崩した晃貴はそこから攻めて出るが、佐々木のダッキング・ボディワークにパンチが空を切る。判定30-28、30-28、29-28の3-0で佐々木。パワーオブドリームに3本目のベルトをもたらした。

佐々木のマイク
「晃貴選手、対戦してくれてありがとうございます。格闘技を始めて17年、プロとしても10何年、ベルトっていうのが獲ったことなかったので、いろんなものがこみ上げて泣いちゃいました。ボクシング時代から応援してくれたみなさま、今応援してくれてるみなさま、仲間、家族、息子が生まれて小さくて、ボクシングを辞めてどうなっていくか分からなかったので、こうやって形になって、古川会長には明日から反省会があると思いますけど、今は本当に喜びたいと思います。本当にありがとうございます」

■試合後の佐々木洵樹選手のコメント
「(試合を振り返って?)晃貴選手、自分とやってくれて本当にありがとうございました。結果的にチャンピオンになれてよかったです。でも、いま会長には『マイナスじゃないけど0点だ。明日から朝練だ』って言われたんで(苦笑)。ちょっと考えながら……、生きていきます(笑)。(試合でやりたいことはできた?)序盤は思ったとおりにできたかなと思いましたけど、最後はバタバタして。晃貴選手はプレッシャーが強かったですね。蹴りもあって、思ったより強かったです。チャンピオンの風格というか、パンチが当たっても全然来たんで。まあ、想定はしてたんですけど、対応できないまま終わっちゃったんで、そこが課題ですね。作戦どおりではありました、動いて。でも、やっぱり蹴らせちゃいましたね、けっこう。ミドルもガンガン蹴らせちゃったので。もっと蹴らせずに、武居由樹くんや江川優生くんじゃないですけど、もらわないでやらないとダメですね。

(パンチは完封できた?)自分的には対処できたかなと思いました。思ったより蹴りが強かったかな、と。でも、パンチもスピードがあったし、一発もらわないように本当に集中してやりました。(巻いたベルトをずっと見ていたが?)『ベルトは気にせず、いつもどおりの試合をします 』って言ってたんですけど、いざこうやってベルトを見ると本当にうれしいです。チャンピオンになったばかりなので、これからもっと高みを目指していきたいと思います。(あと何本くらい巻きたい?)たぶん、欲は出てくると思うんですけど、いまはこれに浸って。今日は枕元に置いて寝ます、そのくらいうれしいです(笑)。

(そして、明日から朝練?)本当に言ってたので、会長はやりかねないというか (苦笑)。? でも、足が痛いので、ちょっと相談します(笑)。(K-1には出たい?)そうですね。K-1愛を口に出さなかったですけど、K-1が本当に大好きで格闘技を始めたので。ただ、KRUSHのタイトルマッチが決まったときは、自分の中で言わないようにしてました。足元すくわれるし、しっかりKRUSHのベルトを取るっていう気持ちを。勝ったらK-1だとか自分で言わないようにしてましたね。(武居選手と江川選手は何か言っていた?)内容とかは帰ったら。自分、一番年上なんですけど、ジムでは 武居くんも江川くんもめちゃくちゃイジッてくるので、帰ったらいろいろ言われると思います(苦笑)。扱い的には一番年下のような感じなので、それでメンタル鍛えられましたね(笑)。

(今後の目標は?)とりあえずチャンピオンベルトを取ったので、明日の朝練があるかわからないですけど、一日二日は浸って。それこそK-1にチャレンジしたいですね。こうって言われた体重に合わせていくので。次の目標としてKRUSHのベルトを防衛するか、K-1のベルトを目指すかは、会長と相談ですけど。まあ、自分ではK-1のベルトはこれから狙っていいのかなと思います」

■試合後の晃貴選手のコメント
「(試合を振り返って?)佐々木選手は距離感が遠くて、警戒していた部分もあったんですけど。相手が上回ったと思います。(ステップはやりにくいと思った?)対策してたんですけど、やりづらかったですね。的を絞らせないというか。(予想以上のステップだった?)予想以上でしたね。そのステップで入れない部分はありました、もっと練習します。(パンチ力はどう感じた?)ボクサーと聞いてたので、パンチ力は予想してたんですけど強かったです。硬かった印象があります。(ベルトを失ったことについては?)それよりも負けたっていうのが悔しいです。自分の中で負ける気はなかったので。もっと練習して、またベルトを巻きます。(今後の目標は?)負けないようにもっともっと練習します。また、イチからやり直して返り咲きます」

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動画

試合情報

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大会名
2019年11月8日(金)Krush.107
日程
2019年11月08日(金)
会場
後楽園ホール
選手
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