大会情報

  • 日程 2017年07月16日(日)
  • 会場 後楽園ホール
  • 観衆

    1,820人(超満員)

  • 開催日時概要

    (17:00開場/17:10プレリミナリーファイト開始/18:00本戦開始)

    大会概要

    対戦カード

    プレリミナリーファイト第1試合/Krush -55kg Fight/3分3R


    大川 一貴 Okawa Kazuki

    プレリミナリーファイト第1試合/Krush -55kg Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 2-0
        28:28/29:28/29:28
    • ×

    石塚 宏人 Ishitsuka Hiroto

     1R、サウスポーの大川に対し石塚はオーソドックスから前蹴り・右ストレートと攻める。大川はローを返すが、石塚に対しこれがローブローとなってしまい30秒のインターバルが与えられる。
     再開すると大川は左ミドルと右フックをヒット。しかし石塚は下がらずプレッシャーを掛けてロープに詰める。だが、大川の足が再び石塚にローブローとなってしまい再度30秒のインターバルが与えられる。大川にはローブローの警告が出される。
     再開すると石塚は右ハイを当てるが、大川も右フックで反撃。石塚は右ハイを連打。そこから右ストレートで大川をヨロめかせて初回を終える。

     2R、右回りをして左ミドルを当てていく大川だが、石塚は後退せずのっしのっしと前に出る。
     大川は頭を右下に振りながらのクロスでヒットを上げるが、石塚はやはり下がらずプッシングで大川を下がらせて右ハイキック。だが大川もこれを当てさせず、距離を取った位置から踏み込んでの左ストレートを当てる。

     3R、石塚は右ハイ、ボディへのヒザとプレスを掛けるが、大川も左右のフックを振るい、間合いを開ける。
     距離を詰めて打ち合いを仕掛ける石塚だが、左ストレート、右フックと大川のパンチが精度で上回る。しかしここでこの試合3度目となる大川のローブローが石塚に誤爆。
     再開直後、大川はボディへの左ヒザから右フックを当てて石塚を倒しダウンを奪取。立ち上がった石塚は顔面前蹴りからワンツーで挽回を図る。さらに右ミドル、右ロー、右ハイとダウンを奪い返しに行くが、大川も左インローで応戦して試合終了のゴングとなる。
     判定は28-28、29-28、29-28の2-0で大川。3Rに奪ったダウンで勝負を決めた。

    プレリミナリーファイト第2試合/Krush -63kg Fight/3分3R


    石川 祐樹 Ishikawa Yuki

    プレリミナリーファイト第2試合/Krush -63kg Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 0-2
        29:29/29:30/29:30
    • ×

    中野 滉太 Nakano Kota

     1R、18歳の中野はジャブと右ローで石川を懐に入らせない。そしてそこからワンツー、前蹴りと飛ばす。石川はラフに左右のフックを振るって出るが、中野はよく見えており当てさせない。
     中野も呼応したかのように右クロス、左フックと大きなパンチを振るい、石川が前に来たところへ顔へのヒザを突き立て初回を終える。

     2R、石川が振るう右フックの内側を中野は左フックで抜いてカウンターを取る。ボディへのヒザ、右ストレートと中野のヒットが増えてくる。
     さらに前に出てボディへのヒザから左フック、右ストレートと攻める中野だが、石川も被弾で顔を紅潮させながらも右クロス、左フックと打ち返す。
     石川は中野のジャブに右スイングフックをカウンター。中野のヒザを石川は直撃させないが、中野はボディフックをヒットさせ始める。

     3R、パンチを被弾しても前に来る石川に中野はヒザを突き上げるが当てられず、その後見せる組みに対しレフェリーから注意が出される。
     長いリーチを活かしストレート、左ボディフックと振るい、石川が近づくと組まんとする中野だが、石川もそれを許さず、ローとフックを振るって前進。中野はややスタミナ切れの感じられる。

     判定は29-29、30-29、30-29の2-0で中野。後半失速を喫したがこれで戦績を2戦2勝(1KO)とした。

    プレリミナリーファイト第3試合/Krush -60kg Fight/3分3R


    佐藤 正和 Sato Masakazu

    プレリミナリーファイト第3試合/Krush -60kg Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 1-0
        30:28/29:29/29:29
    • ×

    橋本 亮汰 Hashimoto Ryota

     1R、気合いの声を発して向かった橋本は左フックから右ロー、右ストレートと攻撃を上下に振り分けヒットを上げる。だが、佐藤も右ロー、左フックと反撃開始。
     橋本に右ローを蹴りためていく。佐藤は前蹴り、左ボディフックと橋本にボディを効かせ、前に出て追っていく。しかし橋本はラウンド終盤に打ち下ろしの右ストレートを効かせ、そこからフック・アッパーで佐藤にラッシュして1Rを終える。

     2R、佐藤はジャブと前に出るプレッシャーで橋本にロープを背負わせ、右ボディフックを当てて下がらせる。
     佐藤はさらに顔への右フックを振るうが、橋本はそこへ右ストレートをカウンター。しかしここで佐藤の上げた足が橋本の下腹部に入ってしまい、橋本にダメージ回復のインターバルが与えられる。
     佐藤は右ボディストレートから左フック。下がらない橋本に佐藤はなおも左ミドル、左フック、ボディ打ちを交えたパンチで前に出る。右・左と佐藤はフックの上下打ちでヒットを上げ、ボディ攻撃に橋本はやや顔をゆがめる。

     3R、パンチの上下打ちで佐藤は前に出る。橋本はボディが効くか後退を余儀なくされる。佐藤は左右フックの上下打ち、ボディへのヒザと橋本を削る。橋本は反撃するものの手数が落ち、繰り出す攻撃の威力が落ちている。
     鼻血の見られる佐藤だが、気迫の声を発しながら左右のフック&ローで橋本を押す。反撃する橋本だが、ここで首相撲を見せてしまいレフェリーから口頭注意が出される。
     終盤はやや疲れの見られた佐藤に橋本がワンツーで出るが、佐藤も大きなダメージは与えずに終える。
     判定は30-28(佐藤)、29-29、29-29で、1者が佐藤を支持するもドローとなった。

    第1試合/Krush -53kg Fight/3分3R


    金子 晃大 Kaneko Akihiro

    第1試合/Krush -53kg Fight/3分3R

    • ●
    • KO
      • 2R 1分3秒
    • ×

    山田 忠洋 Yamada Tadahiro

     1R、山田の左ミドルをさばき、金子はスピードある右ローを返す。そして前に出て右ストを振るわんとするが、山田が逆に右ストレートのカウンターでとらえダウンを奪う。
     金子は立ち上がるとジャブとローで反撃の機をうかがう。だが山田も金子の前進を組んで止め、右クロスでのヒットも上げる。しかし組みが多いことから山田はレフェリーから口頭注意を受ける。
     ラウンド終盤、金子は山田にロープを背負わせ右クロスでダウンを奪い返して終える。

     2R、左フックから右ストレートで前に出んとした山田に金子は右ストレートを突き刺し、跳びヒザを見舞ってダウンを奪う。
     立ち上がった山田だがダメージを隠せず、金子はテンプル周辺に右ストレートを打ち込んで倒し、視線が泳ぐ山田にレフェリーは試合をストップした。

    ■試合後の金子晃大選手のコメント
    「(試合を振り返って?)ちょっとヘンな感じで終わっちゃいましたね。警戒してなかったなって。(対戦相手の印象は?)蹴りが全然だったのが意外でした。(今後の目標は?)何戦か本戦に出て、-53kgのタイトルを狙っていきたいです」

    第2試合/Krush -63kg Fight/3分3R


    恭士郎 Kyoshiro

    第2試合/Krush -63kg Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:29/30:28/30:28
    • ×

    青津 潤平 Aotsu Junpei

     1R、歩を進めながら前に来る恭士郎に青津はジャブ・打ち下ろしの右ストレート・アッパーと多彩なパンチを見せるが、恭士郎はこれをしっかりガード。逆に青津にローを打ち込み、自身もフック・アッパーとパンチを回転させて迫る。
     左ボディを打ち込む恭士郎。ガードを固める青津はそこから右クロスを返すが、恭士郎もよく見てクリーンヒットはさせない。恭士郎は依然ガードの固い青津にプッシング、ロー、ハイキックと攻撃を散らす。

     2R、恭士郎は歩きながら前進ベースの戦いで、青津のジャブ・ストレートをガードで弾いて下がらない。そこから左ボディフック・ストレートとパンチをまとめ、さらにローキックへ繋げる。
     右ストレート、軌道を変えての右クロスと放つ青津だが、恭士郎は前進を止めない。右ロー、左ボディと効かせ、青津をコーナーに追い詰める。青津も左ボディを返すが、やはり恭士郎は下がらず左ボディを追加。
     右ロー・左フックと放つ青津だが、恭士郎は馬力を見せドンドン前に来る。

     3R、このラウンドも前に出る恭士郎は接近戦から左ボディフック→右ローキック。恭士郎は右ボディフック、左ローと青津をよく見て攻撃を打ち分ける。だが、青津もタフで消耗は感じさせても大きなダメージは見せない。
     恭士郎も同様の打たれ強さとタフさを見せ、青津の攻撃を浴びる場面があっても最後まで前に出てパンチからのローで攻めて試合を終える。
     判定は30-29、30-28、30-28の3-0で恭士郎。Krush初戦を白星で飾った。

    ■試合後の恭士郎選手のコメント
    「(試合を振り返って?)倒そう倒そうとしてしまったのと、相手が凄くやりづらかったです。(初めてのKrushの会場の感想は?)歓声が凄く大きくて、やっていて気持ちよかったです。でも、ちょっと試合内容は満足できないですね。(今後の目標は?)Krushの-63kgのベルトと、K-1のライト級を目標にがんばります」

    第3試合/日本vs中国・6対6全面対抗戦・第1試合/Krush -58kg Fight/3分3R・延長1R


    里見 柚己 Satomi Yuzuki

    第3試合/日本vs中国・6対6全面対抗戦・第1試合/Krush -58kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-2
        29:29/28:30/28:30
    • ×

    ワン・ジュングァン Wang Junguang

     日本vs中国・6対6全面対抗戦の第1試合は“中国の武尊”の異名を取るワンを“スターダスト・レフティ”里見が迎え撃つ。
     1R、ワンはオーソドックスとサウスポーに構えをスイッチして立つ。里見はしかしあまり動じず、左ミドル、左ボディストレートと打ち込む。
     里見はロープ際を左に回っていくが、ワンは左右のフックを上下に猛烈に回転させ里見に迫る。里見はしかし距離を作るとボディを狙ったミドルキック、顔への左ストレート。里見は冷静さを失わず、距離をあけてワンのパンチを回転させない。

     2R、里見は左ミドル、ボディへのヒザ、左ストレートと放ち、ワンが距離を詰めてパワフルな左右のフックを振るってくると、距離をあけてパンチを空転させる。
     パンチを振り回してくるワンにボディへのヒザを狙う里見。ワンがコーナーに詰めて右ストレートと左フックの強打を振るっても里美は逆にボディへのヒザをカウンターで突き上げる。左ボディストレート、ボディへのヒザをさらに打ち込む里見。三日月蹴りも突き刺し、ワンの圧力を鈍らせる。

     3R、里見はジャンプしての二段蹴り式ハイキックを見せ、再び距離を作ってワンにパンチの強打を振るわせない。そして左ミドルを連打。
     ワンはもっと蹴って来いと挑発するが、 里見は距離を作っての戦いに戻る。だが、里見は消耗してきたか、ワンが圧力を利かせて距離を詰めパンチで攻める。里見に放つボディへの前蹴りが効いているか。やや口が開く里見は、パンチに捕まる場面が増えてくる。ヒザを返す里見だが、ワンは止まらない。

     判定は29-29、30-28、30-28の2-0でワン。対抗戦初戦は中国チームが勝利を上げた。

    ワンのマイク
    「ミナサン、コンニチワ。チュウゴクカラキマシタ。チュウゴクジンデス。ワン・ジュングァンデス。アリガトウゴザイマス! 勝てたのは厳しいトレーニングのおかげだと思います。今日はK-1の世界チャンピオン・武尊選手が来ていますが、私の希望は武尊選手と試合をすることですので、希望が叶うなら、次日本で試合をしたいです。武尊選手、試合をしてくれますか?」
     リングサイドで試合を観戦していた武尊が歩みよりエプロンに立つ。
    武尊のマイク
    「ワン選手、おめでとうございます。久しぶりにこんなにアグレッシブで気持ちの強い選手を見て、殴り合いしたくなりました。バチバチに殴り合いましょう」

    ■試合後のワン・ジュングァン選手のコメント
    「(試合を振り返って?)今日はコンディションがベストではなかったと思いました。(対戦相手の印象は?)気持ちの強い選手だと感じました。(初めての日本のリングの感想は?)日本の雰囲気、観客や会場の雰囲気はよかったです。ジャッジも公平だった思います(武尊選手については?)とても強い選手なので、世界を含めて対戦相手を探すのは大変だと思います。前に出てくるアグレッシブな選手で、自分もそういうタイプなのでいい試合ができると思います」

    ■武尊選手のコメント
    「(対戦要求をしてきたワン・グンジュアンの印象は?)凄い気持ちの強さと、あれだけアグレッシブな選手はいままで観たことないなと思って。あんなにアグレッシブな選手と殴りあったらどれだけ楽しいんだろうなって思いました。(ワン選手が武尊選手を目標にしているというのは耳に入っていた?)そうですね。前から中国の武尊っていう選手がいる、中国にヤバいヤツがいるって聞いていて。どんな選手なんだろうと気にしてました。(そのヤバさは想像以上だった?)そうですね。今日はKOできてなかったですけど、KOした試合を観たんですけど、相手の攻撃をいい意味で無視して当てるというか。僕もどっちかっていうとそういうタイプなんで。あれだけ出てくれば、相手の攻撃をもらっても利かないだろうし。そういう強さを感じましたね。

    (中国の武尊と呼ばれていることについては?)僕が逆の立場だったらむかつくと思うんで。ある意味、ニセモノじゃないですか。向こうもそういう気持ちでいると思うんですけど。でも、試合スタイルやメンタルを観て、中国の武尊だと思いましたね(笑)。(やるならタイトルマッチ?)まあ、そうですね、タイトルマッチをやりたいなと思っていたので。どうせやるならベルト賭けたほうが盛り上がるし、向こうも中国を背負ってくると思うので、やれたらいいなと思いますね。(今日の試合を観て攻略法は?)攻略というよりも、そういう目で観ていなくて。あれだけバチバチくる選手と戦ったらどうなるんだろうという楽しみなほうで観ちゃったんで。楽しみです。(ワン選手が日本語でコメントする姿勢については?)僕とやりたかったんだなっていうのを感じました。日本のファンの心もつかんで、その上で対戦表明をしてきたのでやってもいいかなと思いました」

    第4試合/日本vs中国・6対6全面対抗戦・第2試合/-58.5kg契約/3分3R・延長1R


    佐野 天馬 Sano Tenma

    第4試合/日本vs中国・6対6全面対抗戦・第2試合/-58.5kg契約/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:29/30:29/30:29
    • ×

    ユン・チー Yun Qi

     敗れはしたが武尊、小澤海斗との激闘で日本でも名を上げたユンに、15歳でデビューし間もなく20歳となる新鋭・佐野が挑む。
     1R、両者まずはローの蹴り合いからスタート。佐野のローを浴びるとユンはニヤリと不敵に笑う。ロープに詰めて右ストレート、ボディへのヒザと見せるユンだが佐野は直撃させず再び右ローでの攻勢に戻る。コツコツとローを蹴りためていく佐野。
     ユンが間合いを詰めてパンチを振るってきてもプッシングで押し戻し、ステップですぐにまた距離をあける。

     2R、佐野はやはり距離をあけて立ち、ユンの前進にボディへの左ミドルを合わせる。佐野はキックだけでなくヒザでユンの左足への攻撃も見せる。ユンは跳びヒザ、右ストレートと攻撃に力を込めるが、佐野は直撃させず、さらにロー&足へのヒザ。だが、ユンはもっと来いと挑発する。
     表情こそ変えないユンだが、やはり足が効いているか、踏み込みが落ちてくる。佐野は左ボディフックを打ち込み、ユンがロープに詰めて放ってくる連打もブロックして弾く。

     3R、両者ローの蹴り合いからスタート。佐野はまずこの右ロー、続いて左フック・右ストレートとパンチでユンを後退させていく。パンチを回転させるユンだが、佐野は離れた距離を的確に取りクリーンヒットを与えない。
     ヒザを脚・ボディと打ち分ける佐野はパンチの手数を増やし、圧力を掛けてユンを下がらせていく。ラウンド最後には跳びヒザも見せ、左フック、ボディへのヒザ、右ストレートと攻撃をまとめて試合終了を迎える。

     判定は30-29、30-29、30-29の3-0で佐野。難敵ユンを降し、日本に1勝目をもたらした。

    佐野のマイク
    「今回、SNSで不適切な発言をしちゃって、ユン選手とユン選手のファンの方に迷惑を掛けました。すみませんでした。これからもっと頑張るんで応援お願いします」

    ■試合後の佐野天馬選手のコメント
    「(試合を振り返って?)勝ったのはうれしいんですけど、まだまだ自分が成長しないといけないなという部分が試合中にわかったので。(対戦相手は日本でおなじみのユン・チー選手だったが?)パンチがきつかったですね、一発で鼻血が出ました。(今後の目標は?)今回はただの判定なんで、組まれた試合を勝っていきたいです」

    第5試合/日本vs中国・6対6全面対抗戦・第3試合/Krush -63kg Fight/3分3R・延長1R


    瑠輝也 Rukiya

    第5試合/日本vs中国・6対6全面対抗戦・第3試合/Krush -63kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 1分53秒
    • ×

    ドン・ザーチー Deng Zeqi

     過去に中国国内のトーナメントでK-1ライト級王者のウェイ・ルイと延長戦までもつれる大接戦を展開したドン・ザーチー。先日、弟の安保璃紅がKrush-60㎏王者に輝いた瑠輝也は兄の威信を示し強敵撃破はなるか。
     1R、上背で勝る瑠輝也は距離を取って前蹴り、ジャブと飛ばすが、ドンは速い踏み込みからパワーある左右のフックを打ちつける。しかしこれを瑠輝也は当てさせず、シャープな右ロー、左ミドル、三日月蹴りを打ち込む。腹が効いたか、やや下がるドン。瑠輝也はロー、ジャブ、三日月蹴り、左ボディとドンをさらに攻める。そして跳びヒザをを放つとドンはもんどり打って後方に倒れ、瑠輝也の豪快KO勝利となった。
    瑠輝也のマイク
    「KO、これが観たかったんですよね。K-1王者のウェイ・ルイ選手のライバルであるドン選手に勝って、これで僕も世界のトップ選手と胸を張って言えます。まだ3試合あるんですけど、日本人への応援よろしくお願いします」

    ■試合後の瑠輝也選手のコメント
    「(試合を振り返って?)今回、試合に向けて過去一番練習してきて。相手の研究も一番したんですけど、それがうまくはまって。まず腹に利かせて、最後はヒザで仕留めるっていうのは最初から決めていたので、バッチリはまりました。(対戦相手の印象は?)すぐに倒しちゃったんであまりわからないんですけど、パンチはフックがガードの上からでも重くて強いなと思いました。(今後の目標は?)ウェイ・ルイのライバルを倒しちゃったんで、Krushで言うことではないですけど、次はウェイ・ルイを倒したいですね」

    第6試合/日本vs中国・6対6全面対抗戦・第4試合/-67.5kg契約/3分3R・延長1R


    渡部 太基 Watabe Daiki

    第6試合/日本vs中国・6対6全面対抗戦・第4試合/-67.5kg契約/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-2
        28:30/29:29/29:30
    • ×

    ティエ・インホァ Tie Yinghua

     日本を代表する激闘ファイター渡部に対するは“中国の狂虎”の異名を持つティエ・インホァ。火の出るような激しい戦いとなるか。
     1R、サウスポーの渡部にオーソドックスのティエ。ティエは右ストレート、右ミドルと放って前進し、右ストレート・左ストレートで渡部をとらえる。しかし渡部は左ミドルを返し、これに似た軌道で放った左ハイを決めティエをフラつかせる。
     後退ベースとなったティエを追う渡部だが、ティエは足払いで転倒させ、渡部の攻勢をストップする。ボディへの前蹴りを飛ばす渡部に、ティエは左フック、右ストレートとパンチで応戦。終了のゴングが鳴っても、2人はにらみ合いを展開する。

     2R、グッと重心を落とした渡部は左ミドル、スーパーマンパンチ、左ストレートと繰り出しヒット。さらにティエにボディへの前蹴りを決め追っていく。しかしここで両者バッティングとなってしまい、ドクターチェックが実施される。
     再開。ローに右ストレートをカウンターされた渡部だが、集中力を切らさず打ち合いを続行。だが、ティエの右ストレート、左フック、プッシングしながらの左フックがとらえる。
     しかし渡部も左ストレートで反撃。だが、ティエは前進に馬力があり渡部をコーナーに押し込む。跳びヒザを放つ渡部だが起死回生のヒットとはならず。

     3R、両者開始から打ち合いを繰り広げ、ティエの右フックがヒット。左・右とその後もティエがフックのヒット数を上げる。渡部も左ストレート、左ローと反撃。だが、ティエは左フック、右ストレート、ヒザと打ちつけ渡部をロープに詰める
     ティエの右フックにアゴが跳ね上がる渡部。手を返すが、ティエの連打にさらされる。しかしティエはここで首相撲からのヒザを見舞ってしまいレフェリーから注意を受ける。
     最後もティエがロープに詰めて右ストレート、右ハイと渡部を攻め、渡部は左眉の上から出血も見られて試合を終える。
     判定は30-27、29-29、30-29の2-0でティエ。これで対抗戦の通算成績は2勝2敗の五分となった。
    ティエのマイク
    「今回このようなリングで戦えるチャンスを作ってくださりありがとうございました。チームのみんな、コーチの先生、スタッフのみなさん、ありがとうございます。今回のチャンスをものにしたので、また日本のリングでもっともっと強い相手と戦いたいです」

    ■試合後のティエ・インホァ選手のコメント
    「(試合を振り返って?)自分は渡部選手の過去5回の試合映像を観ていて、アグレッシブでうしろに下がらないという印象です。自分もそういうタイプですが、ガンガン前にきてくれたのでいい試合ができたと思います。(会場の雰囲気は?)会場には地元の応援団も来ていたので、いい環境で試合ができたと思います。(初めての日本での試合については?)とてもいい気持ちで試合ができました。日本は選手や関係者、すべてがプロフェッショナルだと思いました。(戦いたい日本人選手は?)いろんな日本人選手の試合を観てきて、レベルが高いと思いました。とくに野杁正明選手は高いと思いますし、機会があれば一度手合わせをしたいと思います。(今後の目標は?)すべての試合でベストな結果を残し、応援してくれるファンや家族に恩返しをしたいと思います」

    第7試合/日本vs中国・6対6全面対抗戦・第5試合/-66kg契約/3分3R・延長1R


    小宮 由紀博 Komiya Yukihiro

    第7試合/日本vs中国・6対6全面対抗戦・第5試合/-66kg契約/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        26:30/26:30/26:30
    • ×

    チュー・ジェンリャン Qiu Jianliang

     イリアス・ブライド、ジョムトーン、モサブ・アムラーニといった強豪を破り“中国・中量級最強の男”と異名を取るジェンリャンが初来日。日本チームで最多の試合キャリアを持つ小宮がこの世界的強豪に挑む。

     1R、ジェンリャンはバックスピンキックを2連発。しかし小宮は直撃させない。小宮はジェンリャンのローを空振りさせ自らのローを当て、ジェンリャンが連続で放ってくるバックスピンキックにいずれも空を切らせる。
     バックスピンキックを多用するジェンリャンだが、小宮は乱されずに右ローをコツコツ当てていく。このまま1R終了かと思われたが、ここでジェンリャンの放ったバックスピンキックが小宮の頭部をとらえてダウン。小宮は立ち上がってファイティングポーズを取り1R終了となる。

     2R、ジェンリャンは今度はバックスピンキックをボディ、脚、顔面と打ち分けるが、小宮は臆することなく前に出ていく。しかしトリッキーなジェンリャンは右ハイを放ってヒット。小宮はジェンリャンを止めんと組みつきが多くなってしまいホールディングの注意を受ける。
     その後もジェンリャンの回転は止まらず、小宮を足払いで転倒させる場面も見せる。ジェンリャンの回転の後で両者バッティングとなってしまうが、カットなどは見られず続行。
     フックに力を込めるジェンリャン。その合間にもバックスピンキックを織り交ぜ、足払い小宮を転倒さる。

     3R、ジェンリャンはフックに力を込めて、ボディ・顔面と走らせる。小宮はこれを組んで押さえんとしてしまい、レフェリーに注意を受け、この累積で警告を受ける。
     ボディフック、アッパーと立体的な組み立てでパンチを振るうジェンリャンに小宮は右ストレートで対抗するが、どうしても組みつきが多くなってしまう。だが、ジェンリャンも疲れてきたか組みついてしまいレフェリーから注意を受ける。
     判定は30-26、30-26、30-26の3-0でジェンリャン。1R終盤に奪ったバックスピンキックでのダウンで度肝を抜いた。
    ジェンリャンのマイク
    「今日はみなさんの応援のおかげで勝利することができ感謝致します。今回の対抗戦のような交流、格闘技交流がより盛んになることを祈っています」

    ■試合後のチュー・ジェンリャン選手のコメント
    「(試合を振り返って?)コンディションは凄くよかったと思っています。とくに2~3Rはいい試合展開になったと思います。(対戦相手の印象は?)小宮選手はいい動きだったと思います。2~3Rもよかったと思いますが、自分も負けないような動きで向かい合えたと思います。(日本を主戦場にしているファイタ-で戦ってみたい選手は?)日本にはとても優秀な選手が揃っているんですが、中でも大雅選手のお兄さんであるHIROYA選手や、ゲーオ選手と戦いたいなと思っています。(今後の目標は?)じつは目標はとくにベルトというものではないんです。ただ、すべての試合を通してスキルをレベルアップさせるのが目標です。というのは、自分はキックボクシングという競技が本当に好きなので、そういう目標を持っています」

    第8試合/日本vs中国・6対6全面対抗戦・第6試合/Krush -60kg Fight/3分3R・延長1R


    卜部 弘嵩 Urabe Hirotaka

    第8試合/日本vs中国・6対6全面対抗戦・第6試合/Krush -60kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-2
        29:30/29:29/28:29
    • ×

    ジェン・ジュンフェン Zheng Junfeng

     対抗戦大将戦に登場するは卜部弘嵩。2月にK-1スーパー・フェザー級王座を失っていらいの再起戦で、立ち技だけでなくMMAでも実績を残すジュンフェンを迎え撃つ。

     1R、卜部はキレのあるジャブを伸ばしていくが、ジュンフェンは変則的なサイドキックを飛ばしてくる。卜部に対し体の大きさを感じさせるジュンフェンは卜部のローに左フック、右ストレートでカウンターを狙う。サイドキックが足・顔面と飛んでくるため容易に近づけない卜部。
     右ストレートで切り込む卜部だが、ジュンフェンはダッキングで頭を下げてこれをかわす。

     2R、ジュンフェンが左フック→ストレートで切り込み卜部は転倒するが、これはスリップダウン。
     鼻血の見られる卜部だが、ロープに追い詰め連打を狙う。しかしジュンフェンの右ストレート、サイドキックに押し戻されてしまう。ならばと卜部は右ローで攻撃。だが、ジュンフェンも右ローを放ってくる。
     ジュンフェンの右ストレートに一瞬腰の落ちる卜部だが何とか持ちこたえる。しかしその後も左フック、右アッパーとジュンフェンの攻撃を浴びる。

     3R、右ローと距離を詰めてのパンチを狙う卜部だが、ジュンフェンもこの狙いは分かっており、ジャブと左右のワンツーで距離を取る。接近した卜部をジュンフェンが力任せに振り払うと、卜部はバランスを崩して倒れそうになる。 
     ロープ際に下がるジュンフェンに迫る卜部だが、ジュンフェンを攻め崩せない。ジュンフェンは細かな左ローを送って卜部をストップする。卜部は右ストレートを放ってジュンフェンを追い、さらに飛び蹴り、右フックを当て、右ストレートも打ち込み攻勢で試合を終える。
     判定は30-29、29-29、29-28の2-0でジュンフェン。対抗戦は4勝2敗で中国の勝利に終わった。
    ジュンフェンのマイク
    「このような機会を与えて下さったたくさんの関係者のみなさん、ありがとうございました。またチャンスがあれば日本に来て試合をしたいと思うので、応援してください」

    ■試合後のジェン・ジュンホン選手のコメント
    「(試合を振り返って?)悪い内容じゃなかったと思います。卜部選手のレベルが高いのは事前に映像を観て知っていましたが、自分が思っていたとおりの試合展開になったと思います。(対戦相手の印象は?)とても強い選手だと知っていたので、勝つことができてうれしく思っています。(日本を主戦場にしているファイターで戦いたいのは?)やはり人気のある武尊選手に興味がありますが、実際は階級が違うので。もし、武尊選手が59kgまで上げるのが可能であれば、自分も体重を落として戦いたいと思います(今後もMMAと両立していく?)そう思っています。両方とも盛り上げていければと思います。(試合でパワーの差があるように見えたが?)自分が手数もパワーも勝っていたと思います。(計量からどのくらいリカバリーできた?)いまは68kgまで戻しました。(今後の目標は?)機会があれば日本のトップレベルの選手と戦いたいと思っています」

    ■試合後の卜部弘嵩選手のコメント
    「(試合を振り返って?)まあ、どうですかね?負けちゃったんですけど、悔しいです。悔しいですね。(新しいものを見せられなかった?)やってきたことは間違いないんで。かなり練習もこなしたし。そのぶん、悔しいですね。こんなに悔しいことなかなかないです。(相手との体格差については?)パワーがあるのはわかってましたから。イメージはスピードでペースを握ることでしたけど、やりたいことができなかったんで。何がいけなかったのか、これからトレーナーと考えていきたいと思います」