8月22日(金)、都内にて、開催を明日に控える「Krush.179」後楽園ホール大会の前日計量&記者会見が行なわれた。
メインイベントは池内紀子vsソフィア・ツォラキドウのKrush女子フライ級タイトルマッチ。双方とも計量をパスすると、揃って記者会見に出席し意気込みを述べた。デビューから現在まで9戦負けなしというレコードでKrush女子フライ級王者に君臨する池内にとって、これが初防衛戦。
しかし、「防衛戦ですけど挑戦の気持ちでいるんで、挑戦の気持ちを忘れずに全力で戦います」とコメントし、通常の試合と変わらずに試合に臨むことを宣言した。チャンピオンになったことで髪の毛を染めてもいいという許可をもらい、「明るくはしたかったのでハイトーンで」とルックスも一新。「今回はしっかりKOでファイヤーしたいと思っているんで、ファイヤーします」と力強く宣言していた。なお、試合前の勝負飯は地元・石川県の鍋料理であるとり野菜みその素を使った鍋とうなぎを食べるという。
対するソフィアは弱冠19歳のギリシャ人。今年の4月にプロデビューを飾ったばかりだが、そのデビュー戦ではKANAと1勝1敗で、第3代Krush女子フライ級王者だったオランダの強豪メロニー・ヘウヘスを撃破。5月に行なわれた2戦目でWAKO-PRO地中海王座を奪取した注目のファイターだ。17時間のフライトを経て初来日を果たしたソフィアは、疲れも見せずに「試合を前にして準備しすぎるくらい準備してきました。子供の頃から夢が叶っているという感じです。明日の試合が待ち遠してくてたまりません」と、タイトルマッチに向けて意気込みを述べた。
まだ日本を観光していないというソフィアだが、日本のキックボクシングについては「日本のキックボクシングのレベルは非常に高いと思っています」という見解を持っている。「ギリシャでもK-1やKrushは有名な団体になっています。ですから、そのような団体の試合に出ることをとても光栄に思っていますし、嬉しく思っています」と、K-1 GROUPに参戦できる喜びを語っていた。今後も日本で継続して戦っていきたいという希望を持っており、「今回の目標はもちろんタイトルを獲ることですし、この先K-1などにも参戦して戦い続けることができればと思っています」という野望も秘めているソフィア。「日本のファンの皆様に明日は面白い試合になることを約束したいと思います。絶対にパワフルな試合になると思います。けれども、私が勝者になると思います」と、試合に対しては絶対的な自信を見せていた。なお、試合前の勝負飯は特に決まっていないそうだが、日本食はまだ食べていないらしく「うなぎも食べたいですし、すき焼きも食べたいです。何かいいお店があったら教えてください(笑)」と、集まったマスコミにお願いをしていた。
なお、プレリミナリーファイトが選手の負傷により2試合から1試合に減ってしまったため、試合開始は17時15分から17時30分に変更されている。