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「Krush.177」6.27(金)後楽園 Krush-OFGミドル級ワンマッチ 神保克哉「素手で一番になっちゃえばこの世の中で一番強い」 夜叉猿は「そんなにスリルが欲しいんやったら負けた方がパイプカットでどうや?」

 6月26日(木)、都内にて、開催を明日に控える「Krush.177」後楽園ホール大会の前日計量及び前日会見が行なわれた。計量ではセミファイナルの第8試合で岩尾力とKrush-OFGスーパー・バンタム級ワンマッチを闘う予定だった鈴木太尊が、本日最後の水抜きをサウナでしている途中で体調を崩して病院へ。計量をクリアすることができずに失格となり、計量をクリアしていた岩尾の不戦勝となった。
 そして、この鈴木以外は全選手計量を無事にクリア。これにより、今大会はプレリミナリーファイト2試合、通常のKrushルールの試合は2試合、Krush-OFGルールの試合は1試合減って6試合の全10試合で行なわれることになった。
 記念すべきKrushで初のOFG(オープンフィンガーグローブ)ルールの試合が行なわれる今大会だが、そのメインイベントを務めるのは神保克哉と夜叉猿の2人。Krush-OFGミドル級ワンマッチで激突する。


 神保は昨年の6.23「Krush.162」での初代Krushミドル級王座決定トーナメント決勝戦で、ブハリ亜輝留に敗れて以来、約1年ぶりの試合となる。今日も代名詞となっている特攻服姿で現れると、「自分がどれだけ生…じゃなくて素手に本気かっていうのを明日見せられたらいいかなと思っています」と意気込みを語った。以前よりオープンフィンガーグローブ、あるいはベアナックルでの試合を望んでいた神保だけに、この試合へのモチベーションは高い。「やっぱり素手で強いヤツが一番強いかなと思っていて、生物的に。素手で一番になっちゃえばこの世の中で一番強いなって俺は思っているんで、めちゃくちゃ素手にこだわっている」と神保。オープンフィンガーグローブというより素手での闘いにこだわりがあるようで、オープンフィンガーグローブでの練習も、「やったんすけど、俺は素手がいいなと思ったんで、素手でずっと練習していました」とのことだ。また、今回の試合の対策として漫画の『特攻の拓』を熟読。「やっぱ不良漫画って喧嘩じゃないですか。喧嘩の仕方とか、『特攻の拓』がみんな教科書だと思うんで、そこで学んでみようと思って読んでました」と、試合というよりは喧嘩と捉えてこの一戦に挑むようだ。


 一方の夜叉猿は「反乱軍(仮) 保留」とプリントされたTシャツを着用して登場。テンション高く、のっけから「そんなにスリルが欲しいんやったら負けた方がパイプカットでどうや? パイプカットデスマッチや! ベアナックルよりスリルがあって怖いやろ」と神保を挑発だ。ところが、これに神保が乗ってこない。「せっかく今までとは違うグローブやからパンチの練習はしたね。痛いから途中からシャドーにしたけど」と冗談めかして語っていたが、これも神保にスルーされてしまう。挙句の果てには神保が『特攻の拓』についてキャラクター名まで出して熱く語り出すと、「全然分からん…」と困惑気味。「絡みに行こうとしているのに全然相手してくれへんから。自分の好きな話ばっかりして、全然分からん話されて、明日やり合うしかないわ、もう」と投げやり気味になってしまった。それでも夜叉猿にはこの試合に勝たなければいけない理由がある。それはK-1反乱軍のリベリオン入りを狙っているからだ。総帥のレオナ・ペタスから、「入りたいなら勝てよ」と言われているそうで、「明日の試合は絶対に勝たないとリベリオンには認めてもらえんから、絶対勝ちます」と勝利を狙う。「噛み合わなそうな雰囲気出ていたけど、絶対大丈夫やから。ワイと神保選手やったら激しい打ち合い、激しい試合、なんなら年間最高ファイトみたいなやつに選ばれるぐらいいい試合になると思うから、明日期待しといてください」とファンに念を押していた。


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