5月24日(土)、開催を明日に控えた「Krush.176」後楽園ホール大会の前日計量&前日記者会見が行なわれた。 メインイベントで行なわれるのは、谷川聖哉vs山口翔大の第3代Krushクルーザー級王座決定戦だ。谷川は昨年10月5日に行なわれたK-1 WORLD GP2024無差別級アジア予選に出場するもクォン・ジャンウォンに判定負け。しかし、12.14K-1代々木大会では無差別級トーナメントのリザーブファイトで実方宏介にKO勝利を飾り、その余勢をかっての今回の王座決定戦出場だ。 対する山口も谷川と同じく昨年の10.5K-1 WORLD GP2024無差別級アジア予選に出場し、エロール・ジマーマンに善戦するもKO負け。また12.14K-1代々木大会の無差別級トーナメントでは病欠となったジャンウォンの代打で出場している。谷川、山口と共に空手で実績を残してK-1 GROUPのリングにやって来た2人が、Krushの舞台で王座を争う一戦だ。 「ここ2~3年ずっと日本人最強と言って何の資格もないまま胡座をかいていた部分があるので、ここでしっかりベルトを獲ってここは通過点なのでしっかり勝って締めたいと思います」と、力強くベルト奪取を誓った谷川。4年前の2021年7.27「Krush.127」で行なわれた第2代Krushクルーザー級王座決定戦では決勝でマハムード・サッタリに敗れているが、「いちK-1選手と、K-1チャンピオン、Krushチャンピオンができることって違うと思いますし、発言権とか説得力が変わるというのは周りを見て思っていますし、形のない称号的なものを持っているつもりだった自分を感じているので、ここでちゃんと1回ベルトを巻いて、発言権を得て言いたいことがたくさんありますし、楽しみにしていてください」と、今度こそチャンピオンになって何やら発信したいことがあるようだ。