5月17日(土)、開催を明日に控えた「Krush.174 ~in OSAKA~」エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館第2競技場)大会の前日計量と記者会見が行なわれた。
第8試合は篠原悠人と三宅祐弥のライト級ワンマッチ。ともに連敗中の両者はそこからの脱出と復活を懸けての一戦となる。
「今回減量も上手くいって調子もいいので、久々のKrush参戦で大阪なのでKrushらしい試合をしたいと思います」という篠原に対し、三宅は「明日ぶっ倒します」とシンプルな意気込み。
試合で狙うものについて問われると、三宅は「これKrushでしょ? KrushはKO。向こうが思っきりパンチ勝負でパンチが上手い選手なので、俺はそれに乗っかってパンチだけで勝負してやろうと思ってます」と打ち合いを宣言する。これに対し篠原は「そう言ってくれてるんですけど、絶対蹴ってくると思うので、パンチ勝負だったら僕は負ける気しないので、どういう形にせよ面白い試合になると思うし、1RからKOを狙って倒しにいきたいと思ってます」と真に受けることなく、しかし自信をにじませ返答した。
「K-1を盛り上げたい」と胸の内を語る三宅だが、次の目標を問われると「次は(王者の)大岩選手って言いたいところですけど、まだまだ僕にはKrushでの実績がないので、だから次は未定です。次はK-1に当てられた選手とやるだけです。誰でもいいです」と、ここも謙虚ではあるが一般的な回答。
会見の最後にメッセージを求められるとここまで言葉少なであったが「会見こんなでいいんすか? 普通のことを聞かれて普通のことを答えて、記者会見の意味あるんかなって。明日は篠原選手って偉大な選手と戦えるのでそれだけで僕は満足なんですけど、この会見これでいいのかなって」と、自身の発言は棚に上げ、会見内容に疑問を呈する。
この日は宮田充プロデューサーが会見の進行を担当したが、これに対しに困惑の表情を見せ、「変な絡み方をするな」「(自分で)盛り上げることを言えばいいじゃないか」と三宅をたしなめた。
一方の篠原は「Krushらしい見に来てよかったなって思ってもらえる試合にしたいと思うので、注目していてください」と平常運転。
不満そうな表情で引き上げた三宅だが、明日は発言通り、篠原とパンチの打ち合いを繰り広げるのか。