news

ニュース

「K-1 WORLD GP」6.3(土)横浜<インタビュー>白幡裕星「ずっと憧れて、なかなかたどり着けなかったK-1の舞台で、ふざけたことをやられるとイラつく。上にいる選手たちに噛みついて、引きずりおろします」

 6月3日(土)神奈川・横浜武道館「AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023 ~初代ミドル級王座決定トーナメント~」の[K-1バンタム級/3分3R・延長1R]で壬生狼一輝と対戦する白幡裕星のインタビューを公開!

――白幡選手は今回がK-1初参戦となります。試合が決まった時の心境はいかがでしたか?

「やっときたかと思って、うれしかったですね」

――もともと白幡選手は小学生の頃に龍道場(チームドラゴン)に所属していて、当時ジムの先輩たちがKrushを主戦場に戦っていたと思います。K-1やKrushのことはどう見ていたのですか?

「僕の小学2年生の時の夢が『K-1・Krushチャンピオンになること』で、当時から後楽園ホールまでKrushを見に行ったりしていました。そのあと一度ヒジありルールで試合をしていた時期もありましたが、K-1・Krushには特別な想いがあって、僕にとってK-1・Krushは“近くて遠い場所”でしたね」

――現在白幡選手はK-1ジム総本部に所属して、K-1 GROUPに参戦していますが、ずっとK-1 GROUPには出たいという想いは持ち続けていたのですか?

「はい。今年成人式だったんですけど、10歳の時に書いた『10年後の自分へ』という手紙をたまたま見たんですよ。そしたら『K-1の世界チャンピオンになる』と書いてあったんです。それを見たときに改めて自分はこの場所で戦う運命だったんだなと思いました」

――白幡選手のK-1・Krushへの熱い想いが伝わります。そんななか、カード発表会見では対戦相手の壬生狼一輝選手のコミカルなパフォーマンスに対して「つまらねえんだよ」という発言がありました。

「壬生狼選手の選手としての実力は認めてますよ。ただ自分が目指していた舞台、紆余曲折があってなかながたどり着けなかった舞台で、ああいうふざけたことをやられると、はっきり言ってイラつくんですよ。(K-1・Krushは)そういう場所じゃねえからなって」

――なるほど。

「僕が子供の頃に見に行っていたKrushは本当にすごい舞台で、Krushの時だけは後楽園が後楽園じゃないような雰囲気だったんです。選手一人一人が殺伐としていて、壊し合いを見せて、お客さんと歓声と地鳴りもすごくて。僕はそれが今のK-1の原点だと思っているし、今度は自分がファイターとしてああいうものを見せていきたいんです。記者会見一つとっても、ただ意気込みをしゃべるだけじゃつまらないし、今回の相手みたいにふざけるのはありえない(苦笑)。もっと自分の感情とか思ったことを口にすべきだし、僕は他所からK-1に来たという立ち位置なんで、上にいる選手たちにバンバン噛みついて、引きずりおろしていきます」

――今回のK-1デビュー戦ではどんな試合を見せたいですか?

「今年2月のKrush(※吉岡ビギンに判定2-0で勝利)はルールも含めて初めてずくしで、全く自分の良さを出せなかったです。僕はあの試合は勝ちじゃないし、あの勝利に価値はなかったと思っています。あんな試合が続くと自分の価値は落ちる一方なんで、次は自分から攻める試合をしたいです。相手は世界(初代K-1バンタム級王座決定)トーナメント3位なんで、その相手に圧倒的に勝てば価値は上がるし、黒田(斗真)選手とは違う技で倒せばトップに近づくと思っています。今回はスパーリングでも上の階級の選手とガンガンやっているので楽しみにしていてください」

――これからK-1バンタム級をどうしていきたいですか?

「いま色んな団体が盛り上がっていると思うんですけど、改めてK-1・Krushが一番だと思われる舞台にしたいですね。自分がバンタム級…だけじゃなく軽量級を引っ張る存在になります」
チケット購入