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稲垣澪、岡嶋形徒にKO勝利してフェザー級トップ戦線に殴り込みだ!「強い選手がたくさんいると思うので、その選手たちとドンドンやっていきたい」

 8月28日(日)都内にて、昨日開催された「Krush.140」後楽園ホール大会の一夜明け記者会見が行なわれた。

 第8試合で岡嶋形徒とKrushフェザー級ワンマッチで対戦した稲垣澪は、2Rにカーフキックからの右ストレートでダウンを奪取。続けて右フック、右アッパー、ヒザで攻め立てて、2R2分20秒でKO勝利をもぎ取った。

 前回、寺田匠に敗れてプロ初黒星を喫した稲垣だが、連敗することなく見事に再起戦での勝利。その勝因は前回の反省点を活かせたことだったという。一つは前回よりも落ち着いてセコンドの声が聞こえたこと。

 そして何よりも「『あっ、このパンチ避けられる』って思った瞬間、そこからストレートに無意識に繋げられるような動きが出来たと思っているので、それは日頃の積み重ね、反復練習の成果が出たんじゃないかなと思っています」と、日頃の練習の成果をしっかりと発揮出来たことが、KO劇に繋がったと本人は自負しているようだ。

 特に1年前から教わっているボクシングのトレーナーの、「今日はちょっと休もうかなと毎回思うぐらい」のキツいミット打ちの成果がメンタル面での強化にも結びついているという。

 また、同世代でもトップクラスの実力者だった岡嶋をKOで下したことにより、今後の展望も見えてきた。「Krushもそうですし、K-1も強い選手がたくさんいると思うので、その選手たちとドンドンやっていきたいなと思っています」と稲垣。8月のK-1福岡国際センター大会ではフェザー級世界最強決定トーナメントが開催され、現K-1王者の軍司泰斗が圧倒的な強さを見せつけたが、そのトップ戦線への殴り込みを虎視眈々と狙っているようだった。

稲垣澪
「昨日はたくさんの応援ありがとうございました。昨日の感想としては連敗しなかった。それに尽きます。(試合の映像を見ていたら、KO出来た要因も含めて、どういう感想を持った?)しっかり練習してきたところ、前回の負けから反省点をカバーしながら、自分の強みであるところをしっかり伸ばせたのかなというのが今回の要因です。

(同世代対決を制して、ここからどうやって上に上がっていこうというプランや展望を持っている?)1戦ずつしっかり勝って、その勝ち方にもこだわって。まあ、今回はしっかりKO勝ち出来たので、そこは良かったなと思っていますし、もちろん勝つからにはKO勝ちっていうのがベストだと思うので、1戦1戦しっかり積み上げていきたいなと思います。(今後の目標は?)Krushもそうですし、K-1も強い選手がたくさんいると思うので、その選手たちとドンドンやっていきたいなと思っています。

(昨日の試合で改めて自分のテクニックに自信を持った?)前回の試合はセコンドの声が全く聞こえてなくて。ただ今回はセコンドの声がしっかり聞けて、それをすぐに行動に移せるだけの練習も出来ていました。テクニックに関しても、『あっ、このパンチ避けられる』って思った瞬間、そこからストレートに無意識に繋げられるような動きが出来たと思っているので、それは日頃の積み重ね、反復練習の成果が出たんじゃないかなと思っています。

(前回敗れてしまったというのは、落ち着きがなかったとか焦っていたとか?)それが全てではないと思いますし、もちろん負けたからにはその敗因があって、負けたっていうのが事実ですけど、今回はしっかり落ち着いて岡嶋選手との試合、リング上での戦い方、勝つための戦いに徹することが出来たなって思っています。

(弟の柊選手が他のジムでやってないミット打ちをやっていると言っていたが?)ボクシングのトレーナーに1年前から入っていただいて、追い込みの練習にはなるんですけど、試合前には必ずやっていて、それをやりきる。スタミナの練習になるんですけど、そこをやりきったからこそ3R最後まで戦い抜ける、3R最後まで乱打戦になっても勝ち抜ける体の強さだったり、自信だったりに繋がっているなって思っています。本当にそのボクシングのトレーナーが来てくれる日は今日はちょっと休もうかなと毎回思うぐらいなんですけど(苦笑)、1回ジムに行ってやりきれば、終わったとか、それが試合前の気持ちの強さやメンタル面だったりに繋がっているのかなというのは凄く感じています。

(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日は応援ありがとうございました。しっかり勝って、『稲垣、進化したんじゃないのかな』というのを見てもらえたと思っています。ただもちろん反省点はあって、一歩ずつ前進して行けるようにこれからも頑張っていきます。今後とも応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
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