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「Krush.139」7.30(土)後楽園<インタビュー>永坂吏羅「今回は圧倒して勝つことが仕事。リベンジとKrushのベルトをかけて璃明武選手と再戦したい」

 7月30日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.139」の[Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R]で内田晶と対戦する永坂吏羅のインタビューを公開!

――5月の「Krush.137」では吉岡ビギン選手にKO勝ちして大きなインパクトを残しました。あの試合を振り返ってもらえますか?

「周りからはインパクトがあったと言われるんですけど、自分ではそこまでインパクトを残したつもりはなくて。いつも通りにやって倒しただけだし、本当はもっと派手に倒したかったくらいです。まだまだ自分はあんなもんじゃないですね」

――デビュー当初の永坂選手は好不調の波が激しい印象でしたが、現在は3連続KO勝利中です。どんな変化があったのですか?

「しっかり勝ちに徹して試合をするようになったことと、ちゃんと“K-1”を始めたところですね」

――ちゃんと“K-1”を始めた、ですか?

「正直デビュー当初は格闘技のことをなめていて、テコンドーのままでいけるだろって思っていたんです。そしたら全然いい結果が出なくて…。それで一回テコンドーの動きを全部忘れて、一からK-1の動きを練習しようと思ったんです。それがいい方向に出ていますね」

――なるほど。あえてバックボーンのテコンドーを忘れたことで出来るようになった技はありますか。例えばパンチだったり。

「パンチに関しては怪我で蹴れない時期があって、その時に徹底的にパンチを練習したんです。それが良かったですね」

――以前、永坂選手は自分のファイトスタイルは“フリースタイル”だと言っていましたが、それはこれからも変わらないですか?

「まだ自分が考える完成形には程遠いですね。ただ今は基礎をしっかり学んで、ベースを創る時期だと思うんです。そこが出来てからテコンドーのスパイスを混ぜて、他の選手ができない派手なスタイルを完成させたいです」

――対戦相手の内田選手にはどんな印象を持っていますか?

「3年前に戦って引き分けているんですけど、基本に忠実なファイトスタイルだと思います。ただ戦い方そのものは3年前も今も変わってないかな、と。真っ直ぐのパンチやカウンターの精度は高いので、そこには警戒して戦いたいと思います」

――この3年間の成長の差を見せたいですか?

「今回は圧倒して勝つことが仕事だと思うので、今までやってきたことをぶつけて勝ちます」

――改めてここからの目標を聞かせてください。

「まずは決まっている試合を大切にして、直近の目標は璃明武選手にリベンジすることですね。璃明武選手とはプロ2戦目でやって負けていて、リベンジとタイトルをかけて再戦出来たら最高だと思います。そのためにも今回は落とせない一戦です」

――永坂選手にとって璃明武選手はどんな存在ですか?

「負けた相手というのもありますし、自分がファイトスタイルを模索して思考錯誤している間に、璃明武選手は連勝を重ねてKrushのチャンピオンになって……やっぱり見ていて悔しかったです。自分の力でリベンジとタイトル挑戦のチャンスを掴んで、そういう想いもぶつけて勝ちたいです」
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