K-1 WORLD MAX開幕戦。身長191cmのサルシチャは、今年6月にブラジル・クリチバで開催された『K-1 WORLD MAX 2025 -70kg 南米ラウンド』に出場し優勝をはたした。高身長ながらバックスピンキックなど多彩な蹴り技を放つなど、テクニシャンでもある。元WGP Kickboxingスーパーミドル級(-78.1kg)王者で、“ブラジルの巨神”と恐れられている。
イブラギモフは、WBCムエタイ世界王者で蹴りとパンチのバランスがとれたトータルファイターだ。レスリングや柔術をバックボーンに持ち、アマチュアムエタイの経験も豊富。21年12月にはGLORYライト級8位のブルーノ・ガザーニから判定勝利している。
イブラギモフは計量オーバーのため減点1でスタート。
1R、サルシチャは右ハイキック、左ローキックで攻撃。サウスポー構えのイブラギモフは左ミドルキックを見せる。サルシチャのパンチにイブラギモフがバックハンドブローを合わせる。イブラギモフのローキックにサルシチャが左右のパンチ。イブラギモフが強烈なローキックで攻撃。サルシチャは前蹴りも、イブラギモフの蹴りの圧力が強そうだ。
2R、サルシチャの前蹴りにイブラギモフはフックで応戦。だがサルシチャも左右のパンチで襲い掛かる。イブラギモフはボディ打ち。サルシチャが左右のフック。互いに攻撃力がありそうだ。サルシチャの左右のパンチからヒザ蹴りをヒットし、さらに左フックでイブラギモフがダウン。立ち上がったイブラギモフはハイキックで反撃もラウンド終了。
3R、サルシチャは前蹴りで入る。イブラギモフはバックハンドブローも不発に。サルシチャはヒザ蹴りもイブラギモフはクリンチで逃げるため、注意が入る。イブラギモフはバックハンドブローも不発。サルシチャはバックスピンキック、バックハンドブローを見せた。勝負は判定となり、ダウンを奪ったサルシチャが3-0で勝利した。