アビラルは、20年1月にHEATミドル級王座を獲得。同年12月にK-1初参戦で木村“フィリップ”ミノルからダウンを奪うも、出血によるTKO負け。その後もK-1へ定期参戦して今年2月に白須康仁、5月にKrushで小田尋久を連続TKO勝ちしている。
ラジジは、WAKOとNDC王者で身長191cmの“マルセイユの巨塔”。戦績24戦 22勝(3KO) 1敗1分で1敗は昨年5月に戦ったK-1レジェンドでGLORYとONE王者にもなったジョルジオ・ペトロシアンと戦った試合のみという強豪だ。
1R、アビラルは前蹴り、ミドルキックで攻撃。ラジジは左ボディ、右フックを見せる。アビラルは右ローキック、ハイキックで試合を組み立てる。ラジジは右フックを見舞う。ともにミドルキックを蹴り合う。ラジジはフックから右ローキック。アビラルの右ストレートが入る。防戦となるラジジ。アビラルはハイキック、右フックで積極的に攻めた。
2R、ローキックを蹴り合う。アビラルは右フック。ラジジは右フック、左ジャブ、アッパーとパンチ連打を見せた。さらにラジジはパンチから蹴りにつなげる攻撃。アビラルはパンチで反撃を見せた。
3R、ラジジは左右パンチで攻撃。アビラルは右も、ラジジが下がりながらカウンターの左を返す。アビラルはワンツーで攻撃するも、ラジジはローキック、アッパーを的確に当てていった。アビラルの右はいいが、ラジジは攻撃をかわしてからの反撃が有効だった。判定3-0でラジジが勝利した。