コプリヴレンスキーは、オランダの名門Mike's Gymに所属。24年3月のK-1WORLD MAX-70kg世界最強決定トーナメント開幕戦ではカスペル・ムシンスキと対戦し、判定負け。7月の同トーナメント準々決勝は、ケガで欠場のオウヤン・フェンの代わりに出場しブアカーオ・バンチャメークからダウンを奪い判定勝ち。準決勝はデング・シルバ、決勝はヴィクトル・アキモフをKOしてK-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界王者となった。
モルドバ出身のタプは、グレコローマンレスリングをバックボーンに持つパワー系の選手で、15歳からムエタイを始めるとモルドバやイタリアのタイトルを総ナメに。計量時にハンバーガーを持参して食べたことから、“ハンバーガーキング”と呼ばれている。
1R、コプリブレンスキーは右ローキック、左ミドルキック。タプは左右のパンチを見せる。コプリブレンスキーは左フックから右ローキック。じっくり足を潰しにかかる印象。タプは飛び込んでの右、左フックが脅威だ。コプリブレンスキーはハイキック、ミドルキックで揺さぶりをかける。タプは前蹴り、ミドルキックで対応も右フックを振り回す。コプリブレンスキーはバックハンドブローを見せた。
2R、コプリブレンスキーはローキック、さらにジャブをさしてからローキックを入れる。タプは右フック、ローキックと畳み掛ける。コプリブレンスキーはミドルキックで崩しにかかる。タプはローキック、パンチへつなげる。さらにバックハンドブローのタプ。コプリブレンスキーはガードが固く、崩れない印象。タプはローキック、バックハンドブローで畳み掛けた。
3R、コプリブレンスキーはミドルキック、タプはハイキックを返す。コプリブレンスキーはローキック、左ボディ、飛びヒザ蹴りと多彩な攻撃を見せる。コプリブレンスキーはワンツー。タプは右フックを狙うも、コプリブレンスキーを崩すまでに至らない。タプの右をダッキングでかわすコプリブレンスキー。ガードが固く、最後まで崩すことができなかった。判定は3-0でコプリブレンスキーが勝ち切った。