永澤は新日本キックボクシング協会で活躍し、ジャパンキックで20年1月に第2代ライト級王座、同年9月にWBCムエタイ日本統一バンタム級王座を獲得した。22年7月にWMOインターナショナル王座決定戦をコンデートと争い、判定勝ちで3冠王に。24年8月からKrushに参戦し、今回は初のK-1となる。
上野は3歳から空手を始め、“フルコンタクト空手70冠”。K-1アマチュアで活躍して23年3月にプロデビュー。24年9月にゴンナパー・ウィラサクレックに3RTKOに敗れ初黒星。25年4月に児玉兼慎にもKOで敗れたが、2025年6月のRIZIN北海道大会でファーパヤップに勝利した。
1R、永澤は奥足への蹴り。上野は動き回り、蹴りを返していく。距離を詰める永澤はパンチを出していくも、上野は距離をあける。上野のパンチがヒットして、永澤の動きが止まる場面も。上野はハイキック、前蹴りで攻めていく。永澤はパンチを出しながら奥足を狙う。上野はヒザ蹴り、ローキックを連発。やや上野の攻撃が目立つラウンドとなった。
2R、上野は前蹴り、ヒザ蹴りで攻撃。永澤は接近してのパンチからローを狙うも、上野はパンチを返しつつハイキックへつなげる。上野は左ボディから三日月蹴りを突き刺す。上野は飛びヒザ蹴り、右フックでダウンを奪う。立ち上がった永澤に、上野が飛びヒザ蹴り、アッパーで追撃。永澤がフックを与えて反撃する場面もあった。
3R、上野は左ハイキックも、永澤は前へ出てのパンチ。永澤の左フックが入る。上野は前蹴りで距離を空ける。永澤は逆転のフックを放つも、上野がヒザ蹴りで応戦する。上野の右がヒットするも、永澤は下がらずにパンチを打ち続ける。上野の三日月蹴りがボディへ入るも、永澤は前進を続けてパンチを放つ。判定は、1-1で延長ラウンドへ。
延長ラウンド。前へ出るのは永澤。上野は蹴りも、永澤は左右フックをボディから顔面へ。上野も右やヒザ蹴りで止めにかかるが、永澤は下がらない。永澤の右がヒット。上野は蹴りで応戦する。上野は前蹴りをボディへ入れるも、永澤は右のパンチを顔面から左ボディに。判定となり、3-0で永澤が執念の勝利をあげた。