1R、銀次が前に出て圧力を掛けていく。最初は待ち構える形でブロックから打ち返していた寺田だが、次第に前に出て逆に圧力を掛けていく。銀次の左ストレートに左フックをカウンターして寺田がダウンを奪う。
立ち上がった銀次は左フックを当てていくが、寺田は前に出て圧力を落とさない。
ダウンを奪われた銀次は2R開始から前に出る。寺田は的確にブロックし左ボディをリターンして効かせる。だが銀次も変わらず左フックで寺田をとらえる。寺田の左フックはブロックし銀次は右ストレート、左フックと打ち返すが、寺田も首を捻ってダメージを逃がす。
3Rも先手で攻める銀次、これを受けて返す寺田の構図は変わらない。右フック、左フックと当てる銀次だが寺田はダメージを見せない。カーフキックを足払いのように決め銀次を度々転倒させる寺田。両者最後は打ち合いを展開。寺田が押していくが、銀次もヒットを上げる。
判定は30-27、30-27、30-28の3-0で寺田。リザーバーの権利を得た。
【試合後の寺田選手のコメント】
「(試合の感想は?)今回リザーブファイトだったので、次もあるかもしれないというのが頭にずっとあって、安定を取っちゃったという、自分の気持ちの弱さがちょっと出ちゃいました。
(相手の印象は?)変わらずという感じで、自分の対策をけっこうしてたなという印象です。
(本戦の選手にも勝てると発言してましたが、今日の本戦を見て?)敵わないとは思わないんで、やってみたいです。
(6連勝で、ここからは?)次はとりあえずKrushのタイトルマッチをやりたいなと思っているので、そこでいったんベルトを獲りたいですね。
(ファンにメッセージを)今6連勝で、これからも突き進むんで、これからも応援よろしくお願いします」
【試合後の銀次選手のコメント】
「(試合の感想は?)素直に自分が弱かったです。
(相手の印象は?)想定してたパンチだったり蹴りだったり、威力とかは自分の想定内だったんですけど、自分が固くなりすぎて、あまり自分らしくガツガツいけなかったなというのは、後から思いました。
(最初のダウンの影響は?)自分が攻撃にいって、ちょっと足が上がった状態で合わされた感じだったので、全然ダメージとかはなくて。タイミングで倒されてしまって、それがダウンになったかなという感じですね。ダメージも特になかったので、焦りとかはなかったですね。
(初めてK-1に出て、国際センターという大きな会場で試合した感想は?)こんなデカい会場で試合するのは初めてだったんですけど、リングに上がってしまえば、どのリングもあまり変わらなくて、まあ、勝ちたかったですね。
(これからは?)またしっかり基礎からやり直して、やられた借りというのはリングでしか返せないので、強くなってこのK-1のリングに帰ってきて、この借りを返したいなと思います。
(ファンにメッセージを)今日はたくさん応援してもらってありがとうございました。今回、結果が出せなかったんですけど、必ず強くなって帰って来るので、また応援よろしくお願いします」