match result

試合結果

第17試合/K-1 WORLD GP女子フライ級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    所属ジム
    K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ
    LOOKYAMO TRAINING CAMP
    戦歴
    26戦 22勝(11KO) 4敗 0分
    44戦 33勝(20KO) 10敗 1分
    生年月日
    1992.7.29
    1988.5.25
    身長・体重
    160cm ・ 52.0kg
    165cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    三重県松阪市
    ブサンソン
    SNS

review

試合レビュー

KANAは2019年12月にK-1初代女子フライ級王座決定トーナメントを制しK-1初の女子王者に。今回は自身が訴えてきた初の女子大会でメインの重責を担う。対するマンフレディはタイ在住のフランス人選手で、ミャンマーラウェイの世界王座を持ち、素手ボクシングにも挑戦。KANAを上回るKO率を誇る。

1R、KANAは速いステップで前後左右に動いてローキック。マンフレディもローを返す。インローも入れ、頭を振って前に出るKANA。マンフレディがミドルを入れてもローを返し、ロープを背にしたところで右オーバーフックでダウンを奪う。立ち上がったマンフレディにKANAはローからパンチを散らし、右ストレートでヨロめかせてスタンディングダウンを追加する。連打でフィニッシュに向かったKANAだが、マンフレディが右フックをカウンターで打ち込む。両者もつれたところをレフェリーに分けられると、KANAはダメージがあったか思わずバランスを崩してしまう。

2R、インターバルで回復したKANAは軽快なステップを見せ、マンフレディの前進に合わせて右ハイキック。マンフレディは右ストレート・アッパーを連打するがKANAはこれを防ぎローを効かせる。KANAの左フックから左ボディフックにマンフレディは後退。しかし右ハイ、右ミドルと返して両者打ち合いとなる。マンフレディはワンツーから右アッパー。KANAはカーフキック(膝から下・ふくらはぎを蹴るローキック)も織り交ぜる。KANAは右・左とスイングフックでヒットを狙う。

3R、KANAはカーフを入れ、マンフレディの前進をけん制する。マンフレディは右ミドルで連続してボディをとらえ、KANAはこれに左手のガードが落ちる。KANも左ミドルをレバーに返すKANAはカーフキックを効かせ、マンフレディをコーナーに詰める。KANAはワンツースリーと連打でボディに散らし、そこから左ハイキック。これでマンフレディをとらえて倒し、KO勝利でメインを飾った。

【KANAのマイク】
「ご来場くれたみなさん、ABEMA・GAORAで観てくれたみなさん、対戦してくれたマンフレディ選手もありがとうございます。女子大会が決まってから不安の方が大きくて、大きい代々木の会場でできるかも不安だったし、THE MATCHで武尊くんも負けてしまって、世間にK-1強いんだろうかと言われて、女子大会に足を運んでくれて、見てくれて本当にありがとうございました。これがK-1女子のスタートで、もっともっとたくさんの人にK-1の舞台を目指してもらって、自分自身強くなってる実感があるので、女子の格闘技をしっかり背負っていきたいと思います。ONEにアニッサ・メクセンっていう強い選手がいて、K-1のチャンピオンとしてK-1最強を世界に示していきたいと思います。今日は高いチケットを買って、会場に足をんでくれて本当に本当にありがとうございました。K-1のチャンピオン、メインイベント、KOじゃなきゃダメでしょ。K-1最高!」

【試合後のスーリ・マンフレディのコメント】
「(試合の感想は?)今日はKOで試合が終わって、それはそれで熱い試合じゃなかったかなと思っています。1Rに右の大きなヒットをもらって、それが試合の方向性を決める大きな一発だったと思います。(最初のダウンのダメージは?)最初のダウンは見えてなくて、ダウンをもらった時は何が起こったか分からない状態でした。ダウンをもらったことでそこから激しい試合になりました。(KANA選手のどこに強さを感じましたか?)顔への攻撃もありましたが、特に脚への攻撃が強いなと感じました。(ファンの方にメッセージを)皆さんご覧いただいてありがとうございました。今回は負けてしまいましたが、必ず復活して戻ってきて、次はもっといい試合をしたいと思います」

【試合後のKANAのコメント】
「(試合の感想は?)本当にメインイベントをKOで締めれてホッとしてるのと、まずは女子大会をやってくれたK-1サイドのみなさんに本当に感謝したいです。やっぱり、K-1が女子大会っていうのをやってくれなかったら開催されてないですし、K-1の女子の選手がこれだけ集まってくれなかったら、この大会も開催されてないと思うんで、この大会に関わってくれたすべての人たちに、本当にありがとうございますと言いたいです。

(ハイキックで決めようと?)そうですね、大宮司さんと作戦を練ってる中でハイキックか、右のオーバーハンド、どっちかが入る感覚がメチャクチャあって。それでカウンターを合わせる練習をひたすらやってて。最後のチェックのときもカウンターを取る練習をしていて。最後のアップが終わったとき、『たぶん、右のハイキックか右のオーバーハンドで倒せる』って言ったら、倒せました。

(対戦相手の印象は?)攻撃力がメッチャあって、蹴りもメッチャ痛くて。1R終わって、インターバルのときに自分、ダウン取られたと思ったんですよ。セコンドの人に『ダウン取られましたか?』って聞いてて。1R、ダウン取られて終わったと思ってて、自分がダウン取ったこと、あんま覚えてなくて。初めてそういう感じになったというか。ダウン取られたんだなと思ってて、2R目、すごい恐縮しちゃって、けっこういけなくて。まあでも、2R目終わってから、メチャクチャ復活しましたね。

(ハイキックの伏線として右のカーフキックがあった?)そうですね。膝下が長いので、カーフが入るっていう作戦で。で、いつも右のオーバーハンドが得意なんですけど、そのあとのバランスを保って左ハイキックっていうのは、毎回コンビネーションでやってて。足から崩していくっていうのは、今回の一番のテーマでしたね。(『THE MATCH』の結果を受けてのプレッシャーも強かった?)そうですね、もちろん。一週間前の武尊くんの負けで、けっこう自分もエネルギーを奪われてしまって。逆にそれが反動となって、絶対やったるっていう気持ちにもなりましたし。そのあとの女子大会っていうのもあったんで、やっぱり熱が『THE MATCH』よりは絶対に冷めるので、メインがなんとかしないとっていうプレッシャーはすごくありましたね。

(K-1最強っていうのも絶対に言いたかった?)KOで勝って、絶対に言おうと思ってました。(ファンの方にメッセージを)今日は応援ありがとうございました。そして、K-1の女子の選手もみんな、ありがとうございました。これからも自分が女子の先頭を走って、K-1をもっともっと大きくしていくんで。このK-1の女子の舞台をみんなに目指してほしいと思います。これがK-1の女子のスタートだと思ってるんで、これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

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試合情報

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大会名
2022年6月25日(土)K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~RING OF VENUS~
日程
2022年06月25日(土)
会場
国立代々木競技場 第二体育館
選手
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