match result

試合結果

第19試合/日本vs世界・7対7/-59kg契約/3分3R・延長1R

    所属ジム
    team VASILEUS
    ユッタチョンブリージム
    戦歴
    44戦 41勝(25KO) 3敗 0分
    151戦 108勝(21KO) 39敗 4分
    生年月日
    1991.7.29
    1991.7.4
    身長・体重
    168cm ・ 60.0kg
    167cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    サウスポー
    出身地
    鳥取県米子市
    タイ・ナコンラチャシマ―
    SNS

review

試合レビュー

 K-1王者・武尊とムエタイ王者ヨーキッサダ―による一戦。1R、武尊は左インローを当ててスタート。ヨーキッサダーの出方を様子見する。左インローを連続でヒットする武尊。ヨーキッサダーも前蹴りを返す。武尊は左インローを続行し、前蹴りも織り交ぜる。武尊は慎重な構えで距離を詰めない。そのまま左インローと前蹴りをさらに放っていく。ヨーキッサダーの右ミドルを受け、武尊は左右フックをリターン。だがヨーキッサダーはこれをブロックする。ヨーキッサダーの右ミドルに対して、武尊はボディフックを交えた連打。残り時間10秒の合図が鳴ると、武尊はバックスピンキックを放つ。
 2R、武尊はやはり距離を取り、前蹴りとインローを見せながら、飛び込むとボディフックを打ち込む。ヨーキッサダーは右ミドル、ヒザ蹴り。ヨーキッサダーの右ミドルの直後に武尊はスピードある左インロー。ヨーキッサダーは左ミドルも出し始める。武尊は左インローを継続。武尊はプレッシャーを掛け、ヨーキッサダーに右ストレートを打ち込みダウンを奪う。立ち上がったヨーキッサダーに武尊は右スイングフック、左・右とフックを打ち込み、これでこれまでKO負けのなかったヨーキッサダーを打ち倒してKOした。

武尊のマイク
「この試合は僕の中でも、人生の中でも大一番だと思っていて、でも万全で試合に出るのは難しくて、たくさんの人とのおかげで無事勝てたので、サポートしてもらって感謝しています。ファンの方のSNSでのメッセージやコメントも全部見てるんで、励みになるし気合い入るんで、ありがとうございます。この試合にめちゃめちゃ懸けてたんで、しゃべることが見つからないんですけど、いま格闘技が盛り上がっていて、ブームだと思うんです。昔の格闘技ブームにはまだかなわないかもしれないけどもう(格闘技ブームは)始まってるんで、今日からスタートということで、みなさん一緒に盛り上げてください。これからはもっともっとK-1が最高ということを証明するために戦わないといけない相手もいると思うんで、それを実現させるのは難しいですけど、ブームで終わらせないで、このジャンルが野球とかサッカーとかバスケットボール、オリンピックみたいな、始まったらみんな見る、みんなが知ってるっていうものにするためこれからも盛り上げていくんで、よろしくお願いします」

■試合後の武尊のコメント
「(試合の感想は?)僕の中ではメチャクチャ大一番で、正直いろんなものを背負ってたってこともあるし、今回の相手がホント思い入れがあるというか……戦うことをずっと目標にしてた相手だったので。僕はもともとムエタイのジムに修行に行って、始めたジムもムエタイの系列のジムだったので、そこに対する思いの強さというか、そこを超えないと最強と名乗れないというのがすごく心にあったので、今回、ずっと対戦したいと伝えてて、やっと実現することができて、勝てたのは本当にうれしかったですね。

(相手の印象は?)こんなに僕が前に出られないことって今までなかったと思うんで、自分でもビックリしたし。隙がないというか、僕は最初ずっとインローを蹴ってたと思うんですけど、逆に言うとインローしか蹴れなかったんですよ、あの状態で。それぐらいの相手って今までいなかったんで。ミドル一発で『これもらいすぎたら腕折れるな』と思ったし、ホントに、どっちが先に覚悟決めるかっていう試合でしたね、ずっと。

(見事なKOでしたが、対策は?)ずっと対策はしてて、そのためにアメリカにも行ってずっと修行もしてて。ホントいろんな格闘技を学んだんですけど、今回結局出せず。それぐらい完成されてる選手だったんで。400戦やって倒れてないっていうのもちょっとおかしいし、どういう突破口を見つければいいんだろうと思いながら戦ってましたね、ずっと。

(これからの目標は?)これからは、勝ち続けることはもちろんなんですけど、意味のある試合をしていきたいと思うし、正直立ち技の選手って選手生命が短いし、ピークでやれる期間って限られてると思うし、その中でもどれだけ意味のある試合をして……意味のない試合なんてないんですけど、その中でも特に意味のある試合をして、やり切って、全部勝って、K-1最高を証明するっていうのと、あとは格闘技全体を昔のブームの時以上に知ってもらう。格闘技ほど人にパワーを与えられるスポーツってないと思うので、それを伝えるために僕は試合以外のところも、批判されることも多いんですけど、それをやっていくのが僕の使命だと思うし。それプラス、こうやって試合を勝ち続けていくことが僕のやることかなと思うので、そのために毎日全力でやりたいと思います。

(インローしか蹴れなかったということは、別のプランがあった?)ありました。アメリカに行ったのも、空手だとかMMAとかボクシングとかいろんなジムに行って、相手の映像を見せて、これに有効な技はないかというのをいっぱい聞いて、持って帰って日本で練習して、どれを突破口にしようっていうのを持ってリングに上がったんですけど、今回ケガもあったりしたので、出せる攻撃がすごく限られてて、その中でインローしかなかったというのがありました。(ケガというのは?)試合の1週間前に右足の甲を骨折してて、右が蹴れなかったので、左しかなかったというのがありました。

(では一発目のダウンの右のパンチはとっさに?)ミドルに全くスキがなかったんですよ。ミドルがメチャクチャ重くて、一発蹴られた時に『腕、これ耐えれないな』と思って2,3発蹴られて力が入らなくなってきてたので、これはヤバいなと思って、ミドルに何か合わせないとと思ったんですけど、ミドルはあんだけ蹴り込んでるミドルなので、パンチを合わせる隙がなくて。どこかなと思ったら、ローキックに隙があるなというのが1Rで見えて、だから倒したのはローキックの後の隙だったと思うんですけど、感覚で。考えてなかったですけど、感覚で『あ、今だ』って感じで打ったのが入った感じですね。

(リング上で言った『実現するのが難しいこと』のためにどうしたい?)それはホントに、格闘技界をこうやって盛り上げていくことが一番の近道だと思ってるので、僕はとりあえず目の前にある試合を勝ち続けて、意味のある試合をして。あとは格闘技以外の活動をすることで、格闘技やK-1がもっともっと広まっていくと思うので、それで見たいと思う人が増えれば実現していくと思うので。そのために毎日全力でやるだけかなと思ってます。

(格闘技ブームとはどこから?)会場がデカくなるとかTV中継とかもそうだし、全体で、見たいと思う人が増えることだと思うし。ワールドカップとかだと、その時間になるとTV見たりパブリックビューイングしたり、街全体が一色になるじゃないですか。あれがブームだと思うので、今日みたいにK-1の大会があったら、ゴールデンタイムとかは渋谷の街がK-1一色になる……渋谷だけじゃなくて日本中、世界中がK-1を見るような状態にしたいなと思ってます。一大行事にしたいと思います。日本だけじゃなく、世界の」

■試合後のヨーキッサダーのコメント
「(試合の感想は?)悲しいし、もったいないことをしたなと思う。(相手の印象は?)パンチだけが強い選手だと思います。(これからの目標は?)タイに戻ってしっかり練習して強くなって、また武尊選手と戦いたい。(パンチの強さは想定外?)想定外の重さだった。当初の考えでは、これほど重いとは思っていなかった。(インローは効いた?)いろいろな経験を積んできて、これくらいの脚のダメージでは全く問題ないと思っていて、やはりパンチが重かった」

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動画

試合情報

BRAND
大会名
2019年3月10日(日)K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~
日程
2019年03月10日(日)
会場
さいたまスーパーアリーナ(メインアリーナ)
選手
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