match result

試合結果

[第10試合/スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R]

    所属ジム
    team VASILEUS
    戦歴
    44戦 41勝(25KO) 3敗 0分
    11戦 6勝(3KO) 5敗 0分
    生年月日
    1991.7.29
    1993.7.28
    身長・体重
    168cm ・ 60.0kg
    165cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    鳥取県米子市
    アメリカ・ロサンゼルス
    SNS

review

試合レビュー

 1R、ビクトーは前蹴り、左ミドルと蹴りを中心に試合を組み立てる。しかし武尊はこれを手でのさばき、あるいは見切ってのかわしで当てさせず、ラウンド中盤から左ボディ、右フックとパンチを思いきりよく振り始める。ビクトーの左ミドルを手で受ける武尊だが止まらない。武尊はボディへの三日月蹴りを打ち込み、左右のスイングフックでビクトーを追って初回を終える。

 2R、後ろ回しの大技を見せるビクトーだが、武尊は倒すモードに入っているか下がらずグングン追って前に出ていく。だがビクトーは武尊が前に来るとバックステップとサイドステップを駆使してプレッシャーを正面で受けない。ビクトーは拳を揺らし、ガードを下げて武尊を挑発し、打ち合いに呼び込む。武尊はラウンド最後に左右のパンチをフルスイングしてビクトーを追うが、とらえられず終了となる。

 3R、武尊は三日月蹴り、前蹴りとボディに蹴りを散らし、そこからパンチを狙っていく。しかしロープに詰められたところでビクトーが後ろ回し蹴りを放ち、これが武尊の下腹部に当たってローブローとなってしまい、試合が一時中断される。ダメージが深い様子の武尊。体の震えも見られる。続行不可能に思われたが、武尊はしかし試合再開に臨み、ボディへのヒザ、前蹴りと飛ばす。しかしビクトーの左フックを浴びる。だが武尊は右クロス、左フックと振るい、そこから左ミドル。さらに左ヒザの2連打で前に出ると、右ストレートから返した左フックでビクトーがダウン。これでKO勝利を決め、勝利後のバク宙も決めた。

武尊のマイク
「ありがとうございました。これがK-1です。もっとたくさんの人にK-1を見てほしくて、チケットも完売で、たくさんの人に来てもらえて嬉しいです。復帰戦だったので気合い入れていたんでよかったです。ストップしちゃってつまらない時間があってすみませんでした。KOしたんで許してください。本当に世界最高の舞台なので、もっと最高の大会にしていきましょう。K-1最高!」


ビクトー・サラビア選手
「(試合の感想は)初来日でしたが、とても楽しく試合できました。相手の方が経験があって勝てませんでしたが、楽しく試合をすることができました。
(相手の印象は)武尊選手はすごくいい選手だと思います。まだ1敗しかしていませんし、すごく強かったです。負けましたが、いい経験になりました。
(金的の後立ち上がった時はどう思った?)彼はご存知の通りKー1のチャンピオンですから、どんなことになっても必ず立ち上がってくると思ってました。
(ファンにメッセージを)今日は応援してくれてありがとうございました。本当は自分のベストは55kgで、今回は一つ上の階級だったんですが、武尊選手と試合ができるということで引き受けました。次は自分の階級でベストの試合をお見せしたいと 思います」

武尊選手
「(試合を振り返って)結果的にKOで勝つことができたんですけど、金的でムダな時間があったんで、その後バチバチでいかないとヤバイなと思って。
(相手の印象は)強かったですね。映像で見てパワーあるなと思ったんですけど、パンチがけっこう重くて、ちょっといやな感じはありましたね。
(金的は)入っちゃいましたね。嗚咽と寒気と震えが来て、やばいなと思いました。これだけケガで試合ができなくて、その後の試合でこんな形で終わったらダメだと思ったんですけど足の踏ん張りが効かなくて口も乾いてキツかったんですけど。それで蹴りができなくて、パンチでいくしかないと思いました。下からドーンと来る感じで、激痛と吐き気と寒気が来て、焦りました。周りがもうダメだろうという空気だったんで、止められちゃったら大会的にもダメだし、僕の試合を楽しみに来てくれたファンもたくさんいたんでこれで終わっちゃったらダメだと思って、やるやるやる!って言ってました。
(では再開の時には無理した?)ドクターの人はもっと時間取るかと言ってたんですけど、客観的に見ちゃうので、無駄な時間があるのがいやだったし、僕も早く闘いたかったんで。逆にそれで僕もパンチでいこうと思ったんで、よかったです。気合いで頑張りました。
(足は効いた?)足は効くとかじゃなくて踏ん張りが効かなくて、ボディへの前蹴りがいやでした。
(作戦は?)足とお腹では絶対に倒れないファイターだと思ってたんで、三日月蹴りはけっこう狙ってました。
(左で倒しましたね)確かに。最後は左でしたね。気づきませんでした。筋量が左がめっちゃ多かったんで、左で倒せてよかったです。
(この先も全部出たい?)はい、試合ほど興奮することはないし、試合は最高の時間なので。次からはさいたまになるので、ケガがない限りは全部出たいですね。
(55kgの新王者について)つよかったですね。同じジムの圭佑がやられちゃったんで、圭佑も練習しててもすごく強いんで。一緒にもっとKー1を盛り上げていきたいですね。
(さいたまの最後で思い入れがあった?)そうなんですよ。新生Kー1が始まってずっとこの会場でやってきたので思い入れのある会場だし、判定でいいと思ったことなんてないんですけど、特に今回はKOで締めたいなと思いました。
(ファンにメッセージを)Kー1は世界最高なので、それをもっともっと輝かせて、もっと広めて、もっとでかい大会にするのが僕の使命なので、これからもっと頑張るので応援して一緒に盛り上がってくれたらうれしいです」

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動画

試合情報

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大会名
2017年4月22日(土)K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~
日程
2017年04月22日(土)
会場
国立代々木競技場第二体育館
選手
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