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“王者降臨”コプリヴレンスキー、因縁ハンバーガーキングに「リングで黙って証明します」=9.7K-1MAX開幕戦

 9月7日(日)、東京・国立代々木競技場第二体育館で開催の「K-1 WORLD MAX 2025」において、16名参加の[K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント開幕戦]が行われる。同トーナメントで“ハンバーガーキング”デニス・タプ(モルドバ/MSGYM FIGHT CLUB)と対戦する昨年王者のストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike's Gym) が、インタビューに応じた。

 ブルガリア出身のコプリヴレンスキーは、オランダの名門Mike's Gymに所属。24年3月のK-1WORLD MAX-70kg世界最強決定トーナメント開幕戦ではカスペル・ムシンスキと対戦し、試合終了間際にダウンを喫して判定負け。だが7月の同トーナメント準々決勝は、ケガで欠場のオウヤン・フェンの代わりに出場しブアカーオ・バンチャメークからダウンを奪い判定勝ち。準決勝はデング・シルバを下し、決勝はヴィクトル・アキモフをKOしてK-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント王者となった。
 モルドバ出身のタプは、グレコローマンレスリングをバックボーンに持つパワー系の選手で、15歳からムエタイを始めるとモルドバやイタリアのタイトルを総ナメに。計量時にハンバーガーを持参して食べたことから、“ハンバーガーキング”と呼ばれている。
――今年もK-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメントが開催されます。まずは16名参加の開幕戦が今大会で行われることになりました。

「開幕戦に出場できることを光栄に思います。世界トップクラスの舞台で自分を試せることにワクワクしています」

――昨年は開幕戦で敗北を喫しましたが、オウヤン・フェン選手の欠場で敗者復活、そのまま優勝というドラマティックな結果になりましたね。

「昨年は自分の思うような結果を出せませんでしたが、その経験がさらなる成長につながっています。すべての試合が学びになりました」

――今回は、あなたも含めて昨年の活躍選手に加え、各国から新規選手がエントリーされています。こうした図式をどう見ていますか?

「新しい強豪が加わることでトーナメントがより刺激的になったと思います。全員が危険な相手ですが、まずは自分の試合に集中しています」

――開幕戦の相手は、デニス・タプ選手に決まりました。彼の印象を教えてください。

「タフでフィジカルが強い選手だと思います。まった油断できない相手です」

――彼は計量時にハンバーガーを食べて相手を挑発するなど、“ハンバーガーキング”と呼ばれていますが、3年半前にあなたの実弟マルティン選手に判定勝ちをしています。弟のリベンジを含めてタプ選手に言いたいことは?

「自分は仕返しとかそういうことよりも、試合で結果を出すタイプです。リング上で黙って証明します」

――感情を押し殺して自分の仕事を黙々と遂行すると。

「そうです。リングで会話することが、ファイターとしての仕事ですから」

――昨年12月の和島大海戦ではダウンを奪われての判定負けとなりました。敗因は何だったと思いますか?

「ダウンを奪われて気持ちが焦ってしまい、戦略を徹底できなかったことが敗因だと思います。今は改善のために多くの修正をしており、次は違う姿を見せられる自信があります」

――あなたはオランダのMike's Gymで練習するために、ブルガリアから単身で渡っています。かなり過酷な練習で有名なジムですが、どんな気持ちで乗り越えているのでしょうか。

「強い意志と覚悟だと思います。たしかに練習はハードですが、それを乗り越えることで自信がつきます」

――現在、次の試合へ向けて取り組んでいるテーマを言える範囲で教えてください。

「フィジカルとメンタルの両方を強化しています。スピード、スタミナ、パワーをバランス良く仕上げることを意識しています」

――あなたの試合とは関係ないのですが、今回の開幕戦でオウヤン・フェン選手とカスペル・ムシンスキ選手がいきなり対戦します。どちらが勝つと思いますか?

「どちらも実力者なので予想は難しいですが、最高の試合になると思います。勝ち上がってきた相手と戦えることを楽しみにしています」

――最後に日本のファンへメッセージをお願いします。

「日本のファンの皆さん、いつも熱い応援をありがとうございます。必ず全力で戦い、エキサイティングな試合をお届けします。ぜひ、会場で楽しんでください!」
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