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【激アツMAX①】王者コプリヴレンスキー、ハンバーガーキングとの因縁勃発!=9.7K-1MAX開幕戦

 9月7日(日)、東京・国立代々木競技場第二体育館で開催の「K-1 WORLD MAX 2025」において、16名参加の[K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント開幕戦]が行われる。

 昨年優勝のストーヤン・コプリヴレンスキーを筆頭に、第5代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者のオウヤン・フェン、カスペル・ムシンスキ、ゾーラ・アカピャンといったレギュラー陣に加え、今大会では世界から新たな強豪選手が揃うこととなった。また、ブラジル代表として木村“フィリップ”ミノルが電撃参戦し注目を集めている。

 決定した8カードの見所を選手データとともに追っていく第1回目は、ストーヤン・コプリヴレンスキーvs.デニス・タプの因縁対決だ。
 コプリヴレンスキーは、昨年のK-1 WORLD MAXで優勝した後、10月に小田尋久と対戦もダウンの奪い合いの激闘となりあわやというシーンが飛び出した(コプリヴレンスキーの延長判定勝ち)。そして12月の和島大海戦では再びダウンを喫しての判定負けとなり、牙城が崩れ落ちてしまった。だが地元のブルガリアで今年5月にアブドゥライエ・ディアロから判定勝ち、7月はクビライ・タルハンを飛びヒザ蹴りでKOし勢いを取り戻しての今回となる。

 タプは、グレコローマンレスリングをバックボーンに持つパワー系の選手で、15歳からムエタイを始めるとモルドバやイタリアのタイトルを総ナメにしている。計量時にハンバーガーを持参して食べたことから、“ハンバーガーキング”と呼ばれている。

 実は、この2人には因縁がある。3年半前にストーヤンの弟マルティンがタプと対戦し、判定負けを喫している。この試合でタプはモルドバのスター選手の地位を不動のものとして、今年初めにはストーヤンとの対戦が組まれたこともある。実現はしなかったが、ハンバーガーキングとの試合は注目を集めている。

 王者の復権か、ハンバーガーの野望か。どちらが勝つのか楽しみは尽きない。
<詳細選手データ>

ストーヤン・コプリヴレンスキー

生年月日:1994/06/21 身長:180cm 体重:70.0kg

出身地:ブルガリア・ブルガス 所属ジム:Mikes Gym

構え:オーソドックス

格闘技を始めた年齢:15歳~

格闘技を始めた動機:子供の頃はよく路上でケンカしていて自分の身を守るため

プロデビュー戦:2014年12月10日 プロファイト・ブルガリア

獲得タイトル:K-1 WORLD MAX 2024王者、Max Fight 2022王者、Gloryコンテンダーカップ2017王者、ムエタイ世界アマ王者、ムエタイ欧州アマ王者

得意技:ハイキック、ヒザ蹴り(頭部)

記憶に残る試合:昨年のブアカーオとの試合、K-1 WORLD MAX決勝でのヴィクトル・アキモフに勝利した試合

憧れのファイター:ブアカーオ、魔裟斗、バダ・ハリ、グーカン・サキ──いずれも偉大なファイターたちだから

K-1参戦への意気込み:キックボクシングに全てを捧げており、努力こそがすべて。より強くなり、全員を倒すことが目標


デニス・タプ

生年月日:1999/07/03 身長:175cm 体重:70kg

出身地:モルドバ・キシナウ 所属ジム: MSGYM_FIGHTCLUB

構え:オーソドックス

趣味:釣り、サッカー、読書

特技:視線で相手を倒すような鋭さを持ちつつ、冷静で規律正しく次世代を鼓舞する姿勢

バックボーン:グレコローマンレスリング

格闘技を始めた年齢:11歳

格闘技を始めた動機:自分をより強く、規律ある人間にしたいと思ったから。また、母親に努力で夢を叶えられると示したかった

獲得タイトル:モルドバ共和国グレコローマンレスリング選手権に出場(2013–2014)、K-1 モルドバ共和国王者(2017)、ムエタイ モルドバ共和国王者(2017)、ユーロアジア ヴォエヴォド選手権 優勝(2018)、WTK 世界K-1王者(イタリア/2018)、WTK 世界ムエタイK-1王者(イタリア/2019)、XFC 世界K-1-MMA王者(イタリア/2020)、XFC 世界K-1王者(イタリア/2021)、MaxFight グランプリ王者(2022)、FEA チャンピオンシップ グランプリ準決勝進出(2025)

キックのプロデビュー戦: 2018年 Mixt Combat Romania

キックボクシング戦績: 19戦16勝3敗(7KO)

得意技: 左ハイキック

記憶に残る試合: 2022年4月1日、FEAグランプリ決勝で2ラウンドKO勝利。努力の成果が一瞬で実を結んだ試

憧れのファイターとその理由:セルゲイ・モラリ。技術的で切れがあり、常に一歩先を行くアスリート。コーチとしても選手を限界の先へと導いてくれる。

K-1参戦への意気込み:このK-1デビューは夢の結晶。すべての犠牲と情熱の結果をリングで証明する。すべての打撃に自分のストーリーを込めて戦う

<K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント開幕戦対戦カード>

ストーヤン・コプリヴレンスキーvs.デニス・タプ

オウヤン・フェンvs.カスペル・ムシンスキ
ゾーラ・アカピャンvs.ジョナサン・アイウル
アビラル・ヒマラヤン・チーターvs.アイメリック・ラジジ
アルビオン・モリーナvs.アルフォセヌー・カマラ
ジョナス・サルシチャvs.サリムカーン・イブラギモフ
ダリル・フェルドンクvs.ヌルティレク・ザリンベコフ
木村“フィリップ”ミノルvs.メイソン・ストロッドマン

※勝ち上がった8選手が、11月15日(土)に東京・国立代々木競技場第一体育館大会のワンデートーナメントで世界一の座を争う。
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