サッタリ、山口翔大を挑発「漢じゃない。汚いスタイル」シナ・カリミアンのHERO’Sルールに「ショーでしょ」=9.7K-1代々木第二
サッタリは24年9月にK-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチで王者リュウ・ツァーに挑むも判定負け。25年10月の『JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE』では巌流島ルールに挑戦してマーカス・レロ・アウレリオからKO勝ちを奪った。25年5月にティアン・ターザンと対戦してダウンを奪い、あと一歩まで追い詰めた。
山口は24年10月のK-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選でエロール・ジマーマンと対戦しKO負けで本戦出場を逃すも、敗者復活。GP初戦でクラウディオ・イストラテから判定勝ちしたが、準決勝でフェン・ルイに判定負けに。今年5月のKrushクルーザー級タイトルマッチでは谷川聖哉に延長判定で敗北した。
「とてもいい刺激を受けています。でも、みんな仕事が忙しいとか、なかなか練習に行けないとか聞くと、ちょっと残念だなと思うことがあります。たしかに忙しいのかもしれないけど、できないことはないと思っています。大切なのは身体を鍛えることで、メンタルも鍛えられる。ちょっと強くなれば自信を持てるので、それが大切です」
――たしかに身体を鍛えることは大切ですね。ご自身の練習はいかがでしょうか。
「私のジムがあるので、完璧です。さらに追い込んでやれているので、何も怖くないです。みんなと一緒に練習することで、モチベーションが上がります。出稽古だといろいろと気を遣ってしまいますが、自分のジムですからフィジカルもちゃんとできますし、完璧な準備ができています」
――対戦相手の山口選手については、どう思っていますか。
「彼のことは試合も見ていますし、知っています。でも、好きではないです」
――どういうところが好きではないのでしょうか?
「漢じゃない。彼のSNSを見ましたが、会見では頭を下げて礼儀正しくしているのに、SNSでは悪口を書く。私のことが好きではないのならば、会見でも同じように接すればいい。でも、会うと礼儀正しいのはちょっと違うんじゃないのかなと思います。表も裏も同じように貫けよ!と思います。同じ顔をしろ、ちゃんとやってくれと。発言はしっかり責任取ってほしいですね。だから好きではないです」
――ファイターとしては?
「あまり好きではない。華がないです。汚いスタイル。前に出ているだけで何もない」
――サッタリ選手は日本人に全勝していますが、戦いやすいですか?
「それはないですけど、なぜ日本人が私に勝てないのか、日本人に聞いてください(笑)。私は自分が強くなるため、どうしたら勝てるか集中しているだけなので」
――サッタリ選手は谷川聖哉選手と3回戦い、すべて勝っています。その谷川選手は山口選手を破っていますので、イージーな相手では?
「そうは思いません。どんな選手と戦っても、試合は試合です。誰と戦っても簡単な試合はないと思っています。もちろん簡単に勝てればOKですけど、それは結果論であって、簡単だと思ってはダメです」
――どんな試合をしたいですか?
「KOできればいいですけど、3Rを使ってボコボコにしたい。それまでに倒れるのは相手の問題であって、私はすべての時間を使って全力でボコボコにします」
「それも楽しいですね。最初からK-1とMMAの両方で試合をしたいと話していますので、ぜひやってみたいですね。でも本当のMMAがやりたいです」
――本当のMMAとは?
「今回のは、ショーだと思っています」
――シナ・カリミアン選手とブレイク・トループ選手の試合ですか?
「彼とは話をしないので分かりませんけど、あんなのショーですよ。本物じゃないです。私が本物のMMAをみんなに見せたいです」
――サッタリ選手はMMAファイターとの交流がありますので、そこはプライドがありそうですね。朝倉海選手と交流があるようですが、彼のチャレンジをどう見ていますか?
「海さんは友人なので、前回のUFCの敗北は悲しかったですね。1Rは良かったですけど、2Rに寝技でやられてしまって。でも試合は何があるか分からないですから。UFCで2回負けてしまいましたが、何も問題ないです。海さんはとてもポテンシャルが高いので、必ず巻き返してくれると思います。私は海さんを信じています」
――サッタリ選手のMMAも楽しみですが、まずは山口戦ですね。
「はい。次の試合にフォーカスして、必ず勝ちたいと思います」