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「K'FESTA.6」3.12(日)代々木<公開練習>挑戦者・菅原美優、王者パヤーフォンへのリベンジに燃える!「同じ相手に負けっ放しでは次に進めない。リベンジしてベルトを獲ってさらに上を目指す」

 東京・K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフにて、3月12日(日)国立代々木競技場第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K'FESTA.6~」の[K-1 WORLD GP女子アトム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者パヤーフォン・アユタヤファイトジムと対戦する挑戦者・菅原美優が公開練習を行なった。

 菅原は昨年6月に開催された“K-1初の女子大会”「K-1 RING OF VENUS」の初代K-1女子アトム級王座決定トーナメント決勝戦でパヤーフォンと対戦。延長スプリット判定までもつれる接戦に敗れて、ベルトを逃した。今回は一発勝負のタイトルマッチでのリベンジマッチとなる。

 昨年は4戦3勝1敗と勝ち越した菅原だが「一番勝負どころの日に結果を出せなかったので、その一敗が1年を通して非常に悔いが残りました。最後の最後でいい勝ち方はできましたが(=チャン・リーにKO勝ち)、それでも良かったと思えないぐらいあの負けは自分の中で大きかった。勉強になり成長につながった1年だったと思います」と昨年を振り返る。
 パヤーフォンとは約9カ月ぶりの再戦となり「正直早いなと(笑)。中村プロデューサーとは、1戦、2戦挟む感じで再戦という話でしたが、決まってビックリしました。ただ私には決定権はないというか、『今は自信がないのでまだあとでやらせてください』と言える立場ではないので、言われたらやるしかない。試合当日に自信満々でリングに上がれるようにするのが自分の仕事です」と決戦に向けて準備を続けている。

 今回の試合に向けて所属するシルバーウルフ、ボクシングの練習に加えて、KRAZY BEEでの出稽古も実施。山本美憂をはじめとする女子総合格闘家と練習を重ね、フィジカル面の強化につながった。

「いつもボクシングスパーでお世話になっている日体大の子と一緒に行くのですが、KRAZY BEEはMMAのジムなので、最近は女子が集まり、ボクシングの世界チャンピオンとか来てレベルも高い。そこに出向くと、緊張感もあるし、みんなで切磋琢磨してやっている感じですね。凄くいい練習になっています。(KRAZY BEEの)山本美憂さんともやるのですが、パワーがやばいです。女子MMAのでかい選手と組み合ったり、ごちゃごちゃしたスパーをやることでフィジカルも付いて良い練習になっています。KANAさんがアメリカから戻ってきて『フィジカルは付いたね』と言われ、自分で実感はありませんが、効果は出ているのかなと思います」。
 この日の公開練習で菅原はパンチのみのミット打ちを披露。対戦カード決定会見では「相手が得意とする蹴りで勝ちたい」と蹴り勝つことをテーマにしており、蹴りを隠したのかと思いきや「特に何も考えてなかったです(笑)。今ボクシングスパーをしてきたばかりので、パンチでやろうかなと思って、パンチを見せました。パンチは2年前からずっと力を入れてきた部分はありますが、今回はパンチに頼ろうとも思いませんし、相手の得意な部分で勝った方が嬉しいし、すっきりするので(パンチに)こだわってはいません」と説明した。
 菅原がこれまで2度対戦した相手はチャン・リーとMIO。チャン・リーには初戦で判定勝ちし、再戦ではKO勝ち。そしてMIOとの対戦では初戦で敗れ、再戦で判定勝ちと、再戦に強いイメージがある。「再戦に強いという自信はありませんが、同じ相手に二回負けちゃダメだというのが自分の中ではあります。負けっ放しでは次に進めません。再戦で勝っているから自信があるとは思いませんが、やることをやろうかなという感じです」と勝利への執念を燃やす。
「去年あれだけ悔しい想いをして1年過ごしてきたので(2023年は)あの負けがあって良かったなと思える1年にしたい。あんなしんどい想いをして、それを無駄にしたくないので、リベンジしてベルトを獲ってさらに上を目指していきたい」と気合いを入れる菅原。「K-1 RING OF VENUS」では先輩のKANAとともにベルトを巻いて記念撮影する夢を掲げていたが、菅原がパヤ―フォンに敗れたことで、その夢を実現することができなかった。菅原は「そこもリベンジですね。前回はいい勝ち方でKANAさんにバトンを渡せなかったので、今回はいい勝ち方でバトンを渡して試合を終えたい。なかなかこういうチャンスはないので、リベンジできる機会をもらったので次こそはしっかり勝ちます」と夢の実現を誓った。
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