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「K-1 WORLD GP」9.11(日)横浜 レオナ・ペタス&朝久裕貴が圧勝宣言!大岩龍矢「自分を信じて3試合勝つ」、横山朋哉「ベルトは自分へのご褒美」スーパー・フェザー級王座決定トーナメント出場選手が意気込みを語る

 9月10日(土)都内にて、開催を明日に控えた「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~よこはまつり~」の公開計量と前日記者会見が行なわれた。

 注目の第5代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント。武尊の返上により空位となったスーパー・フェザー級のベルトをかけた決戦の舞台には、日本から武尊の盟友・大岩龍矢、昨年3月に武尊と激闘を繰り広げたレオナ・ペタス、K-1で3連勝中の朝久裕貴、Krushスーパー・フェザー級王者・中島千博の負傷を受けて横山朋哉がエントリーした。

 海外からは2年前に武尊とK-1&ISKAのダブルタイトルマッチを戦う予定だったアダム・ブアフフ、K-1MAXで活躍したアルトゥール・キシェンコの愛弟子のアヤブ・セギリ、中村拓己プロデューサー曰く「いい意味でムエタイらしくない超攻撃型ファイター」のナックロップ・フェアテックス。さらに2018年3月の第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメントで武尊と壮絶な打ち合いを繰り広げ、敗退を喫するもインパクトを残したスタウロス・エグザコスティディスが出場。会見では8選手が明日の決戦に向け、それぞれ意気込みを語った。

 武尊が価値を高めたベルトの奪取を狙う大岩は一回戦で、待望のK-1再登場を果たすブアフフと対決。武尊から「このベルトを巻いてほしい」と激励を受けたという大岩は、「“龍矢祭り”にして、全試合KOでベルトを巻きたい」と力強くコメント。対するブアフフも「明日の戦争に勝っていきたい。ずっとこの機会を待ってた」と、闘争心をムキ出しにした。

 一度はライト級転向も視野に入れつつ、改めてスーパー・フェザーのベルトに照準を定めたレオナの一回戦の相手は、固いガードと前に出る圧力を武器とするセギリ。「明日、弟が結婚式なんで、僕もそこに花を添えたい」と語るレオナは、意識する相手として横山を挙げつつ「(自分は)ここにいる7人と選手としての価値が違うんで、ぶっちぎり(の優勝)は変わらない」と必勝を宣言。一方のセギリはレオナに対し、「弟さんのご結婚ということで、おめでとうと言いたい。いま観たところ、身体も仕上がってて、明日はすばらしい試合ができる感じがする」と静かに闘志を燃やした。
 
 ライト級王者の弟・泰央に続きK-1王座獲得を目指す朝久は一回戦で、ムエタイ選手のなかでは珍しい激闘派のナックロップと対峙。朝久が「やっと本気で暴れられるなって思っているんで、みなさんの期待を大きく超えるようなそんな一日にする」と意気込めば、ナックロップは「明日は一回戦、まず勝って、そして最後まで勝てる、そういう一日にしたい」と言葉は少ないながらも自信を覗かせた。

 一回戦最後の試合はチャンスをつかんだ横山と、回転の速いパンチが持ち味のスタウロスの一戦。レオナから意識する相手として名を挙げられた横山は、「(レオナは)確実に上がってくると思うので、僕がどのような試合をして上がっていくかだけ。僕にかかってる」と決意を表明。対するスタウロスは横山を評価しつつも、「私より年が若くて、経験がない。明日は自分の頭が下がるところを教えてやりたい」と宣戦布告した。

 一回戦から注目のカードが並んだトーナメント。武尊が築き上げたスーパー・フェザー級戦線で、新たな主役に躍り出るのは一体誰だ?
アダム・ブアフフ
「今回、この大会に出られて、とれもうれしく思っている。準備はしっかりできている。明日の戦争に勝っていきたいと思う。ずっとこの機会を待っていたので、ぜひ期待していてほしい。(今日、対戦相手を見た感想は?)あえて大岩を“ブラザー”と呼ばせてもらおう。ブラザー、強気で自分がチャンピオンになると言ってるようだが、あんまり自分の力を過信しすぎないように。逆に私の強さをしっかり知ってもらうことになる。(明日はどんな日にしたい?)私は3試合全部勝つための準備は万端にできているので、勝つのは私だ」

大岩龍矢
「マイネームイズ、タツヤ・オオイワ。K-1ワールド、タツヤワールド、ブアフフ、ワンパンチ、KO。スタウロス、ヒサシブリ。チャンピオン、タツヤ、イエス!(今日、対戦相手を見た印象は?)エ~、ブアフフ……だなって感じですね。ちょっと日本語でいきますね、もう(笑)。ブアフフだ、やっと会えたなって感じですね。目つきも顔も、向き合ったときにすばらしいなと思ったんで、試合が楽しみになりました。(明日はどんな日にしたい?)本当に全試合KOのつもりで、KO祭りにして、龍矢祭りにして。全試合KOでベルトを巻きたいと思います。

(今回のトーナメントについて、武尊選手からのアドバイスで印象的なものは?)ずっと会見前から煽りとかでも言ってきたんですけど、本当に『龍矢にはこのベルトを巻いてほ
しい』って言われましたし、『誰にも渡したくないから』っていう話もしました。あとは自分らしくしっかり戦って。『龍矢らしく試合を運べば、必ずチャンピオンになるよ』って言ってもらいました。やるのは結局、自分なんで、あとは自分を信じて、明日は3試合、全力で戦って楽しみたいなと思ってます」
アヤブ・セギリ
「みなさん、こんにちは。こんなすばらしい機会に出場することができて、とても光栄に思ってます。明日がんばりますので楽しみにしていてください。(今日、対戦相手を見た印象は?)まずは弟さんのご結婚ということで、おめでとうと言いたいです。いま観たところ、身体もものすごく仕上がってて、明日はすばらしい試合ができる感じがします。(また、明日はどんな日にしたい?)とにかく明日、それ(すばらしい試合)を観ていただければと思ってます」

レオナ・ペタス
「6月の『THE MATCH』以来の試合になるんですけど、6月に負けて、いますごい勝ちたいという欲が多いので、明日楽しみにしていてください。必ずベルトは僕の腰に巻くんで。(今日、対戦相手を見た印象は?)映像観たときから『コイツ、かっこいいんじゃないかな』って思ったんですけど、向かうとやっぱ、かっこいいなって思いましたね。身体つきもいい身体していて、強そうだなって感じました。私事なんですけど、明日、弟が結婚式をするということで、めでたい日です。僕もそこに花を添えられたらなと思うんで、僕がベルトを獲って加藤家がハッピーで終われたらなって思ってるんで。明日はすてきな日にしたいなと思ってます。

(トーナメントでぶっちぎりの優勝を宣言しているが、中でも意識する選手は?)ちょっと隣にいるんで気まずいんですけど、最初、朝久選手かなと思ったんですけど、正直、横山選手と決勝でやるんじゃないかなって思ってます。でも、そこでも全然、もうレベルが違うんで。全選手、ここにいる7人と違うんで。やってきたことも、経験も違うし、選手としての価値が違うんで、ぶっちぎりは変わらないと思ってます」
ナックロップ・フェアテックス
「今回このような世界レベルのK-1という大会に、参戦するチャンスをいただけたこと、とてもうれしく思っている。ウィラサクレック会長はじめ、K-1関係者のかたがたにとても感謝している。明日は精一杯、力を出し切って自分の仕事を成し遂げたい。(今日、対戦相手を見た印象は?)今日初めて対戦相手と会って、K-1初参戦ということで少し緊張しているが、相手に対して特別な印象はない。(明日はどんな日にしたい?)明日は一回戦、まず勝って、そして最後まで勝てる、そういう一日にしたい」

朝久裕貴
「世界トーナメントということで日本人としてはもちろん、中国のWLFのチャンピオンとして誇りを持って、明日は戦います。やっぱり外国から、こういったご時世なんで、この4選手が無事に日本に来てくれたことをまずはありがたいと思いますし、敬意を持って明日は全力で戦えたらなと思います。あと、全選手、ここにいる8人、僕はハッキリ言って、全員強いと思ってます。でも、僕だけ次元が違うと思ってるんで、僕のK-1を見せて、必ずK-1のチャンピオンになります。押忍。(今日、対戦相手を見た印象は?)計量のときに向かい合って、ジーッと僕の目を見てきたんで、自信があるんだろうなって思いました。(明日はどんな日にしたい?)やっと本気で暴れられるなと思っているんで、3試合全力でやって、みなさんの期待を大きく超えるような、そんな一日にします」
スタウロス・エグザコスティディス
「明日の試合では自分の力を出し尽くしたい。ここにいることがたいへんうれしい。あと、対戦相手の横山選手は、髪型を変えたみたいで、似合ってるよと言いたい。(今日、対戦相手を見た印象は?)とても強くて、能力のある選手だと思う。ただ私より年が若く、経験がない。(明日はどんな日にしたい?)明日は自分の頭が下がるってところを教えてやりたいと思ってます」

横山朋哉
「いろんな人のサポートのおかげでこうして、ここまで来れたんで、明日はみんなに恩返しと共に、自分にご褒美をくらいにこのベルトを獲りにいきます。応援よろしくお願いします。(今日、対戦相手を見た印象は?)毛がすごいなって思っただけですね(笑)。あとはとくに……そんな感じです。(明日はどんな日にしたい?)明日は“よこはまつり”じゃなく“よこやまつり”にする、それだけですね。

(レオナ選手の『横山選手と決勝でやるんじゃないか』という言葉について思うことは?)そう言われてうれしいですけど。前回『THE MATCH』の前にスパーリングさせてもらったときに、本当フルボッコされてたんで、そのときからの成長を観てもらって。僕がここで一発勝って、ダークホースになってやろうと思っています。決勝で僕がレオナさんとやりたいなってずっと思っていたし、(レオナは)確実に上がってくると思うので、僕がどのような試合をして上がっていくかだけだと思っています。(レオナvs横山は)僕にかかってるなって思ってます」
 またリザーブファイトで対戦する山本直樹と西元也史も会見に出席。試合に向けた意気込みを語った。

山本直樹
「チームキングスの山本直樹です。減量もめちゃくちゃいい感じにできて、心技体整っています。明日はデビュー戦の気持ちで圧倒的な強さを見せて勝ちたいと思います。(トーナメント本戦出場の可能性もある。その中でどのような試合をしたいか?)今までやってきたことを出して、間違いなくやってきたことを出せば強さを見せられると思います。どのトーナメント(の試合)よりも自分の試合が1番面白かったという試合を見せます」

西元也史
「やっと明日戦えるなという気持ちです。明日にぶつけるために練習してきたので、早く試合がしたいです。(トーナメント本戦出場の可能性もある。その中でどのような試合をしたいか?)僕は僕らしい試合、全力で倒しにいく姿を見せれたらと思います。それが結果につながれば、間違いなくKOは生まれるし面白い試合になると思います」
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