「K-1 WORLD GP」9.11(日)横浜＜インタビュー＞ナックロップ・フェアテックス「俺はムエタイの試合でも常に相手を倒すことを考えている。出来るだけ早い時間で試合を終わらせたい」
――K-1初参戦が決まった時の心境を聞かせてください。
「歴史あるK-1のベルトがかかったトーナメントに出ることができて本当にうれしい」
――ナックロップ選手がムエタイを始めたのは何歳のときですか？
「6歳の時だね。ムエタイやボクシングを見て、自分もやってみようと思った」
――ナックロップ選手はムエタイでいうムエマッド（パンチ・蹴り主体の攻撃的なスタイル）だとお聞きしています。自分の一番の武器はなんですか？
「自分はムエタイの試合でも常に相手を倒すことを考えて戦っている。パンチも蹴りもどちらも得意だし、俺の攻撃が当たれば対戦相手は立っていられないだろうね」
――ムエタイの選手はテクニックで相手を翻弄して勝つ選手も多いですが、ナックロップ選手はKO勝ちすることにこだわりがあるんですか？
「俺は相手をKOすることが好きなんだ。だから自然とそういう戦い方になっているし、俺のファイトスタイルは攻撃中心だ。距離を取って戦うんじゃなくて、相手の懐に飛び込んで打ち合う。K-1ルールはより自分の良さを発揮できると思う」
――ナックロップ選手はK-1ルールの方が向いているようですね。
「自分でもそう思う。今回はK-1用に自分のテクニックを調整して、戦い方も少し変えようと思っている。ムエタイでやる以上に攻撃的に戦って、出来るだけ早い時間で試合を終わらせたい。戦うことは自分にとって“生きがい”なんだ。これからも俺は戦い続ける」
――K-1ではゲーオ選手やゴンナパー選手がチャンピオンになって活躍していますが、自分もそうなりたいと思いますか？
「もちろん。特にゲーオ先輩がチャンピオンになった時は本当にうれしかったし、ゲーオ先輩と同じようにK-1で活躍をしたい。タイでもK-1のベルトは価値があるもので、K-1のベルトを獲ってタイに帰ったらみんなに自慢できると思う。自分もゲーオ先輩やゴンナパー先輩のようになりたい」
――今回の王座決定トーナメントに出るメンバーを見て、どんな感想を持ちましたか？
「みんな強そうな選手ばっかりで、一回戦で対戦する朝久もすごく強い選手だと思う」
――朝久選手は空手家ですが、どんな点に注意していますか？
「パンチには気を付けている。蹴りは特に問題ないだろう」
――朝久選手は一発でKOすると言っていますが、それについてどう思いますか？
「やれるもんならやってみろって感じだね。俺にとって朝久はトーナメントで優勝するための通過点だよ」
――トーナメントで優勝する自信はありますか？
「自信がなかったらトーナメントには出ていないよ。俺の目標はK-1のベルトを巻くこと、そして自分の家族に良い暮らしを送ってほしいと思っている」
