「K-1 WORLD GP」9.11(日)横浜<公開練習>実方宏介、原点回帰のムエタイ技術でシナ・カリミアンに勝つ!「1Rにシナのアバラを折って、2Rにハイキックで倒すのが理想。シナが倒れてるところを僕が写真に撮ってやろうと思います」
昨年7月のK-1福岡大会以降、勝ち星から遠ざかっている実方。Bigbangやホーストカップでの試合を含めると3連敗を喫しており「正直7月の試合(ホーストカップ)に負けた時、今後の進退を考えた部分があって…甘い考えでやっちゃいけないと思いました」という。
そのなかで「Bigbangでベルトを獲って、小さい頃から夢だったK-1のリングにも上がらせてもらったのですが、まだ満足してない」と自分のキャリアを振り返り「自分でやり切ったと思うまでは(格闘技を)続けようと思いました」と再びリングに立つ覚悟を決めた。
連敗脱出のために実方が取り組んでいることが原点回帰。交流のある魔裟斗さん・武蔵さんからのアドバイスを行け、改めて自分のバックボーンであるムエタイや蹴りを磨きなおしている。
カリミアンはクルーザー級(90kg以下)を主戦場にしながら、直近2試合はヘビー級(100kg以下)の試合にも挑戦。実方をKOしている京太郎からも勝利を収めている。実方にとって強敵ではあるが「(カリミアンは)背が高くて、バックブローを当てるのが上手いけど、気持ちが弱い。試合で負けた後に暴れるイメージ」と一刀両断。「僕がガンガン前に行って(カリミアンに)バックブローを当てる隙も与えず、倒そうと思っています」と大胆不敵に言い放つ。
カリミアンは記者会見で「対戦相手の実方は私が京太郎と試合をした時に、一緒に写真を撮ってあげた。彼は私のファンだと思う。次はリングの中で一緒に写真を撮って貰えるから彼も喜んでいるだろう」と実方を挑発。
これには実方も「写真を頼んだのは彼がチャンピオンだったからで、それを『私のファンだ』とかバカなことを言ってるんで、逆にシナが倒れてるところを僕が写真に撮ってやろうと思っています」とイライラを爆発させ、「会見でも言った通り、1Rにシナのアバラを折って、2Rにハイキックが倒すのが1番の理想です。下から崩していけばハイも当たると思います。ハイキック以外にも色々技を考えているんで、今回はしっかりシナをリングに沈めたいと思います」とKO勝利を宣言した。
さらにスーパー・ヘビー級の2トップ=京太郎と石井慧についても「2人は30代後半の同世代。若い僕が世代交代じゃないですけど、シナに勝って年配の方々(京太郎・石井)にリベンジして、みんなに『過去の栄光は終わりだよ』って教えてあげようと思います」と言い切った。
最後に実方は「今回シナとやることになって、SNSでも『実方が負ける』とか賛否あるようですが、2mの世界チャンピオンを僕がしっかりマットに沈めるので、みなさんも期待して横浜アリーナにお越しください」とファンに向けてメッセージ。実方のムエタイ仕込みの蹴りがカリミアンに炸裂するか?