大会情報

  • 日程 2017年08月06日(日)
  • 会場 後楽園ホール
  • 開催日時概要

    (17:00開場/18:00本戦開始/本戦開始前にプレリミナリーファイト予定)

  • お知らせ
    チケットは全席完売いたしました。ありがとうございました。

    大会概要

    対戦カード

    プレリミナリーファイト第1試合/Krush 女子-45kg Fight/2分3R


    福原 優 Fukuhara Yu

    プレリミナリーファイト第1試合/Krush 女子-45kg Fight/2分3R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:27/30:27/30:27
    • ×

    豊嶋 里美 Toyoshima Satomi

     1R、オーソドックスの福原に豊嶋はサウスポーで構え、左右のストレートを連打する。しかし福原はガードでこれを防ぎ右ストレートを振るうと豊嶋は尻もちをつくようにダウン。
     立ち上がった豊嶋に福原は右ストレート、右クロス、左フックとさらに当て、豊島がリターンするパンチはガードして弾く。しかし豊嶋はオーソドックスの構えから右ストレート、右フックを当てて反撃。さらにバックブローと攻める。左ボディ、前蹴りとさらに攻める豊嶋。しかしラウンド最後は福原が連打を返して終える。
     2R、福原は前に出て右ストレートと重みある左ボディフック。だが豊嶋もこれに応戦し、ボディへの前蹴り、左ボディ、右ストレートと反撃する。両者一進一退の攻防。
     福原はガードの後ろから豊嶋のパンチをよく見て、右ストレート、右ローと当てる。ダメージと疲れが見えてくる豊嶋。福原は右ローの本数を増やす。そして右ストレート、右フックと攻勢で2Rを終える。
     3R、劣勢の豊嶋は左ボディ、右ストレートとパンチを回転させるが、福原はやはりガードで弾いた後で反撃に転じ、右ロー、左フック、右ストレートとヒット。豊嶋は右ローが効いているか前進が落ちる。だが、福原のローに左フックと右ストレートを合わせていく。
     判定は30-27、30-27、30-27の3-0で福原。乱打戦を制した。

    プレリミナリーファイト第2試合/-59kg 契約/3分3R


    安達 元貴 Adachi Genki

    プレリミナリーファイト第2試合/-59kg 契約/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 0-2
        29:30/30:30/29:30
    • ×

    鈴木 宙樹 Suzuki Hiroki

     1R、これがKrush初参戦でデビュー戦となる鈴木だが、落ち着いた様子でオーソドックスから左ミドルを飛ばしていく。安達も右ローを返すが、鈴木はこの左ミドルと前蹴りで距離を取る。
     跳びヒザを見舞った鈴木はそこから右ロー、ボディへのヒザと攻撃を畳み掛ける。さらに安達に三日月蹴りもめり込ませて効かせる。ロープ際に下がる安達。鈴木はさらに跳びヒザ、右ストレート、右ローと攻撃に伸びやかさが増してくる。
     2R、右ストレート・左フックを振るい距離を詰めんとしてくる安達だが、鈴木はバックステップそして左ミドルを見舞って間合いを詰めさせない。そして安達のボディに前蹴りを突き刺し、打ち下ろしの右ストレートでもとらえる。
     前蹴り・左ミドルに阻まれる安達だが、前に出て右ローをヒット。鈴木もしかしプッシングで押し返し右ローを当て返す。
     3R、気合いの声を発してこのラウンドに入った安達は鈴木の右ロー、ヒザを浴びても下がらない。パンチの距離に持ち込み右ストレート・右クロスでのヒットを狙う。ややこの安達の圧力を持て余しているかの鈴木。だが、リングを回って圧力を受け流し、安達の攻撃を真正面からは受けない。
     左アッパー・右ストレートと振るって鈴木に迫った安達だが、最後までクリーンヒットは得られずゴングとなる。
     判定は30-29、30-30、30-29の2-0で鈴木。デビュー戦を勝利で飾った。

    プレリミナリーファイト第3試合/Krush -65kg Fight/3分3R


    スーパーアンジ Super Anji

    プレリミナリーファイト第3試合/Krush -65kg Fight/3分3R

    • ●
    • KO
      • 1R 1分43秒
    • ×

    FUMIYA Fumiya

     1R、アンジはサウスポー、FUMIYAはオーソドックスで構える。アンジが伸びのある左ストレートでとらえるが、FUMIYAも左フックを当て返す。両者とも打ち気で距離が近い。右フックからの左ストレートでいくアンジ。しかしFUMIYAは右ボディフックをめり込ませてこれを効かせると続いて右ストレートで打ち抜き、アンジはダウン。アンジは仰向けとなって天井を向き、FUMIYAのKO勝ちとなった(1R1分43秒)。

    第1試合/Krush -65kg Fight/3分3R・延長1R


    松本 篤人 Matsumoto Atsuto

    第1試合/Krush -65kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 延長判定
      • 3-0
        10:9/10:9/10:9/
    • ×

    松下 大紀 Matsushita Daiki

     試合前、いつものように顔を近づけ松本をにらみつけた松下は、開始からすぐジャブ・ストレート、左ミドル・ボディへのヒザとラッシュ。この猛攻で松本を下がらせるが、バッティングがあり、松本は左眉をカットする。
     ドクターチェックの後で再開すると松下は左フック、右ストレート、ボディへのヒザで再び出るが、松本も傷を守りながら前蹴り・ワンツーと反撃。松下はしかし圧力を落とさずジャブから右ストレート、ボディへのヒザ蹴りを突き立てる。
     2R、前進して圧力を掛ける松下だが、松本もプッシングし押し返し右ストレート、右ローで反撃。松下を下がらせる場面も作る松本は右ボディフックと右ローキックをヒット。前蹴りでも松下のボディをとらえる。
     右ハイキック、ボディへのヒザを放つ松下だが、松本は防御一辺倒にならず、右ボディフック、右ローを返す。このラウンドは両者一進一退となる。
     3R、距離を詰めパンチを回転させる松本だが、松下はミドルをボディに打ち込む。だが、松本は左右に構えをスイッチしながらすぐに再びショートのパンチを回転させていく。
     相手を押してボディへのヒザを放つ松下だが、長身181㎝の松下に対し松本も179㎝と負けておらず押し返す。松本もボディにヒザを放っていく。ラウンド終盤は逆に松本が右ボディフックとヒザでやや押して試合を終える。
     判定は30-29(松下)、29-29、29-28(松本)でドロー。延長戦に突入となる。
     EXR、松下は力を込めた左右ストレートを振るい、右ハイキック。鼻血の見られる松本だが前に出てむしろ松下を下がらせる。そして左右ストレートと松下のボディにヒザ。しかしこの中で首相撲でとらえてしまい、レフェリーは松本に口頭注意を与える。
     やや疲れが見られる松本に対し、ステップに軽快さを残す松下。しかし松本は間合いを詰めてパンチとヒザを見舞い、手数では松下を上回る。松本の攻撃をさばいてこそいる松下だが、あまり手が出ない。松本はボディへのヒザと右ボディで攻める。
     判定は10-9、10-9、10-9の3-0で松本。延長戦で松下を振り切った。

    ■試合後の松本篤人選手のコメント
    「(試合を振り返って?)思ったとおり、強かったです。パンチもらって切れて焦ったんですけど、セコンドの声を信じてがんばりました。我慢してローを返すのをイメージして、なんとかやりたいことはできたかな、と。(今後の目標は?)今日、-65kgのタイトルマッチがありますけど、(対戦相手の松下大紀は)その次の候補くらいの選手だと思うので、今回は泥臭い勝ち方ですけど次に繋がったのかなと思います。また地道に頑張っていって、チャンスをもらえればと思います」

    第2試合/Krush -58kg Fight/3分3R・延長1R


    芦澤 竜誠 Ashizawa Ryusei

    第2試合/Krush -58kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        28:30/27:30/27:29
    • ×

    桝本 翔也 Masumoto Shoya

     1R、ジリジリと前に出ていく桝本に対し、芦澤はガードを低くした構えから突如のミドル、ボディフック、ボディへのヒザとスピードある攻撃を見舞う。だが桝本はこの攻撃に対し冷静さを失わず、芦澤の打ち終わりに右フック・左ボディフックとリターンする。踊るようにステップを踏み、時おり笑みも見せる芦澤。距離を保ち桝本を懐に入れさせない。
     2R、芦澤は再び踊るようなステップからノーモーションでストレートを伸ばし、そこから連打に入るがこれは桝本がガード。バックブローを見舞う芦澤だが、これは空を切る。
     相手をかく乱するようにフェイトを見せる芦澤だが、桝本は惑わされず入ってきたところに左ボディフックを合わせ、芦澤にロープを背負わせるとアゴに左フックを打ち込み、この攻撃でダウンを奪う。立ち上がった芦澤はアッパーを突き上げ反撃するが、桝本は再び左ボディフックで芦澤のガードを下げさせる。
     3R、ダウンのビハインドがある芦澤はこれまでのラウンドより前に出る。距離を取って立ち、飛び込んでのパンチでヒットを狙う芦澤だが、桝本もこれをブロックしながら左右フックを振るって反撃。
     芦澤はダウンを獲り返さんと伸びのあるストレート、顔へのヒザ蹴りを送る。しかし桝本も再び左フックを強振してダウンを迫る。芦澤は右ストレート、桝本はボディと顔への左フックで打ち合いとなるが、桝本がここでも左フックで芦澤をフラつかせて試合終了となる。
     判定は30-28、30-27、29-27の3-0で、改名してフルネームとなった桝本が勝利した。

    ■試合後の桝本翔也選手のコメント
    「(試合を振り返って?)会見でもKO狙うと言ってたんですけど、申し訳ない感じですね。もっともっと練習して強くなっていきます。(2Rのパンチの感触は?)正直、狙って当たったんじゃないですけど。ヒザがちょこっと当たって、パンチが出たというか。自分は見過ぎちゃう部分があるので、もうちょっと自分からいきたいです。(今後の目標は?)KOできたらトップ戦線にからんでいきますとか言えるんですけど、ダウン取ったくらいじゃまだまだですね。(本名に変更して初戦だったが?)生まれ変わりました(笑)。本名になって初戦で落としちゃいけないというプレッシャーは大きかったです」

    第3試合/Krush -60kg Fight/3分3R・延長1R


    覇家斗 Hayato

    第3試合/Krush -60kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 3R 2分6秒
    • ×

    友尊 Yutaka

     1R、オーソドックスの覇家斗とサウスポーの友尊。元プロボクサーの友尊はボディストレートの後で顔への左ストレートをノーモーションで伸ばしてヒット。覇家斗は被弾に臆せず前に出て右ミドルを放っていく。しかし右ローが友尊にローブローとなってしまい、一時インターバルが取られる。
     再開後、距離を取る友尊に覇家斗は右ロー・右ミドルを放って前に出るが、友尊はステップインしての左ストレート、右フック、ボディへの左ストレートと軌道の読みづらいパンチを放ち当てていく。
     2R、友尊は1Rより間合いを詰め、左ストレートと右フックに力を込めて覇家斗に迫る。応戦する覇家斗だが、1Rに続いて再び蹴りがローブローとなってしまい、友尊には回復の時間が与えられる。
     前に出て右ミドル、右ローで友尊を追う覇家斗。友尊も覇家斗の蹴りに左スイングフックを合わせる。そこからロープに詰めて左右のフックで友尊はラッシュ。この攻勢で友尊は覇家斗の右目下をカットする。ドクターチェックの後で再開するが、覇家斗は右目が腫れており、距離感が分かり辛そうな様子を見せる。
     3R、跳びヒザで向かった覇家斗は着地直後に放った右ストレートで友尊をとらえてダウンを奪取。友尊はダウンを奪い返さんとより以上にパンチに力を込めて覇家斗に向かう。だが、覇家斗は再び跳びヒザを決めると右ストレート、左フックでとらえ、動きの落ちた友尊にヒザと左右フックの連打でスタンディングダウンを与える。
     さらに覇家斗はボディへの跳びヒザと右ストレート、左フックで友尊をロープにくぎ付けにしレフェリーがストップしてKOで決めた(3R2分06秒。)

    ■試合後の覇家斗v選手のコメント
    「(試合を振り返って?)自分の課題だった蹴りをコツコツ出してっていうのが、熱くなって打ち合いにつきあっちゃったのが、この目の状態になっちゃったのかなって。でも、勝ちは勝ちなので喜びたいと思います。(右目の状況は?)1Rにパンチをもらって、そのとあとは右目はナシみたいな感じでした。だから、気持ちですよね。気持ちは誰にも負けないので。今回、追い込みも凄くがんばったので、つらかったですけどそれが出たかな、と。やっぱり練習はウソつかない
    と思います。(ボクサーである友尊選手の印象は?)パンチの質が違いますね。(今後の目標は?)ベルトしか見てないです。27歳のうちに-60kgのベルトを獲得して先に進みたいです。今回はKO勝ちできてよかったです」

    第4試合/Krush HEAVYWEIGHT Fight/3分3R・延長1R


    工藤 勇樹 Kudo Yuki

    第4試合/Krush HEAVYWEIGHT Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 2分23秒
    • ×

    パコム・アッシ Pacome Assi

     1R、パコムは工藤の蹴りをカットしながら前進してプレッシャーを与えていく。工藤はしかしジャブ、ボディストレートを放って距離を詰めさせない。ロープを背負わせるパコムだが、工藤はプッシングで押し返す。パコムが大きな音を立てての右ボディフックを打ち込むと場内からどよめきが起こる。
     次第にプレッシャーをきかせて距離を詰めてきたパコムは右ストレートをヒット。さらにボディフックからのコンビネーションで右ローも効かせる。そして左ボディフックの右フックで工藤にダウンを迫る中1Rが終了となる。
     2R、工藤は手を下げたノーガードからカウンターを狙うが、逆にパコムが右ストレート、右フックをヒット。工藤はパコムのプレッシャーがキツいか呼吸が荒い。それでもフットワークでパコムの攻撃を避けていたが、左右フックで横向きとなったところをスタンディングダウンに取られる。
     パコムは左ボディフックから右ストレートで工藤に2度目のダウンを与え、うずくまるように倒れた姿を見てレフェリーが試合を止めた(2R2分23秒)。

    ■試合後のパコム・アッシ選手のコメント
    「(日本語で)ヨロシクオネガイシマス!(試合を振り返って?)スゴイ、オイシイ(笑)。ハードでしたけど、凄く幸せな気分です。今回、試合は2年ぶりなんで少し怖かったです。でも、勝てたのでよかったです。この数カ月、ハードなトレーニングをやってきて、今日の試合では自分の力をほぼ出せました。(工藤勇樹選手の印象は?)工藤選手がバックキックを出してきたのには少し驚きましたが、とくに問題はなかったです。(11月にK-1でヘビー級トーナメントが開催されることについては?)出場したい気持ちでいっぱいです。このあと1週間は休みたいですが、そのあとはすぐに練習をやりたいと思います。今回の試合は11月のトーナメント査定試合だと聞いているので、出られると信じています。(最後に日本のファンにメッセージを)オツカレサマデシタ(笑)。試合に勝ててうれしかったです。日本には強いファイター集まっていると思います。仲間のために全力をつくして、多くのKOを見せていきたいと思います。11月の相手が誰であっても、ベルトを巻く準備ができています。今回は小比類巻さんがサポートしてくれたので感謝しています」

    第5試合/Krush HEAVYWEIGHT Fight/3分3R・延長1R


    K-Jee Keiji

    第5試合/Krush HEAVYWEIGHT Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 1分59秒
    • ×

    高萩 ツトム Takahagi Tsutomu

     1R、高萩は右ローからワンツースリーとパンチを走らせオープニングヒット。K-Jeeがパンチを返してきてもよく見えており、その内側を左フックでとらえていく。K-Jeeは右ローを入れて反撃を開始。そして続いてこの右ローを再び放つと高萩はダメージを見せ、K-Jeeはそこをフックを交えて襲ってダウンを奪取。
     立ち上がった高萩をK-Jeeはさらにフック&ローで攻め、ここで高萩陣営からタオルが舞い、K-JeeのTKO勝ちとなった(1R1分59秒)。勝利したK-Jeeは11月に予定されるK-1ヘビー級トーナメントに「俺が一番盛り上げます。トーナメントにK-Jeeを使ってください」と自身の出場をアピールした。
    ■試合後のK-Jeev選手のコメント
    「(試合を振り返って?)作戦が完全にハマッたので、試合を進めやすかったですね。あせることもなく。(具体的にどんな作戦を?)向こうも蹴ってくるので、待ちでローを効かせて、そこからパンチで入ろうと思ったんですけど、ローが思いのほか効いたので。(11月にK-1でヘビー級トーナメントが開催されるが?)トーナメントは僕が取ります、それだけです。そこに合わせて練習します。(この一つ前も、ヘビー級の試合だったが?)見てないです。すぐに見なくてもって感じですね。自分は日本人に勝ってあたりまえだと思うし、誰がくるかなって考えてもしょうがないと思ってます。自分のレベルアップ、それだけです」

    セミファイナル(第6試合)/Krush -60kg次期挑戦者決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R


    郷州 征宜 Gosyu Masanobu

    セミファイナル(第6試合)/Krush -60kg次期挑戦者決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        29:27/29:27/30:28
    • ×

    大沢 文也 Osawa Fumiya

     安保璃紅が新王者となった-60㎏で次期挑戦者を決める一番。剛の郷州vs技の大沢と見られる一戦はどちらがタイトルマッチに歩を進めるか。
     1R、郷州はテーピングの巻かれた大沢の左脚に右ローを先制ヒット。大沢はスピードあるジャブとストレートを飛ばしていくが、郷州は下がらず、ロープ・コーナーに大沢を追い詰める。だが、大沢も押されたままになっておらず、郷州を押し返し、ボディアッパーの連打などパンチを走らせる。
     ガードの固い郷州を大沢は切り崩さんと、右アッパー、左ボディフックとパンチを散らせる。しかしここで放った右アッパーに郷州の右フックがカウンターとなり大沢はダウンを喫する。立ち上がった大沢はクリンチを交えてこのラウンドを乗り切る。
     2R、ダウンを奪い返さんと大沢は距離を詰めて右アッパーを突き上げ、跳びヒザを放つがこれは当たらずに落下。打ち合いに戻っても郷州はやはり馬力があり下がらない。
     大沢の攻撃がローブローとなってしまった郷州だが、再び前に出るとプッシングとボディへのヒザで大沢を下がらせる。しかし大沢も左ボディで重い音を響かせる。郷州が前に来るところを右アッパー、左フックでとらえる大沢だが、郷州は顔を紅潮させながらも下がらない。そして右ローを入れると逆に大沢は後退。しかし脚にダメージがありながら「来い」とばかりに郷州を呼び込む。
     3R、郷州の右ローに左脚を跳ね上げられる大沢。だが、これは大沢が近距離に郷州を呼び込んでいるのか。右アッパーをクリーンヒットさせんと大沢は突き上げる。だが、郷州はヒザ&フックでラッシュ。大沢はこれをかわしながらさらに右アッパー、右ストレートと攻める。被弾する郷州だが、前進は止めない。
     大沢は右・左とフックに力を込め、さらに右アッパー。しかし郷州もこれを手で弾くなどして直撃は許さず試合を終える。判定は29-27、29-27、30-28の3-0で郷州。安保へのリベンジと王座を懸けたタイトルマッチへの進出が決まった。
    郷州のマイク
    「大沢選手、すごく強い選手でした。すごく研究してるなと、自分も見習わないといけないと思いました。しっかり相手を研究して対策をして、(安保に)リベンジして初めてのKOを味わせてあげたいと思います。タイトルマッチも絶対勝ちますので、また観に来てください」
    安保のマイク
    「いい刺激になりました。自分は自分の仕事をするだけでこのベルトを守るのが俺の仕事だと思ってます。ベルトを取った男と取れなかった男の違いを見せたいと思います」
    ■試合後の郷州征宜選手のコメント
    「(試合を振り返って?)1Rで大沢選手からダウンを取ったんですけど、そこであせってしまって作戦どおりに戦えなかったのが反省ですね。タイトルマッチでは一つのミスが命取りになるので、次は対策どおりに戦えるように練習したいと思います(次戦がタイトルマッチという部分で緊張はした?)そうですね、凄く緊張して。いろんなことが重なって、メンタル的に不安になってしまって。でも、こういう状況でしっかり勝てたのは自信になりました。この経験を活かして、次もしっかりリベンジしてベルトを取って、自分がチャンピオンになりたいと思います(一度、チャンピオンの安保選手とは戦っているが、次は勝つ自信はある?)安保選手のイヤなところもわかってるつもりです。安保選手も対策を立ててくると思いますが、その対策をネジ伏せるように練習したいと思うので、みなさん期待していてください。応援してください」

    ダブルメインイベント第1試合(第7試合)/Krush -63kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R


    佐々木 大蔵 Sasaki Daizo

    ダブルメインイベント第1試合(第7試合)/Krush -63kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:26/30:26/30:27
    • ×

    谷山 俊樹 Taniyama Toshiki

     昨年、平本蓮を降し王者となった佐々木大蔵2度目の防衛戦は名門・谷山ジムの御曹司である谷山俊樹。両者とも2月に出場したK-1ライト級トーナメントでは1回戦負けを喫しており、タイトルはもちろんそこからの復権を懸ける。
     1R、オーソドックスの両者はまず左の蹴りとジャブで様子見する。互いにジャブを放ち均衡が崩れずにいたが、ラウンド中盤で佐々木が右クロスをヒット。続けてもう1発右クロスを当てた佐々木はボディへの三日月蹴りも交え谷山を追っていく。
     2R、谷山が前に出ようとするところを佐々木は左ミドル、前蹴りでストップする。そして谷山が前に来られずにいると逆にステップインしてパンチをまとめる。谷山は左ローでヒットを上げるが、佐々木は1Rに続いて右クロスをヒット。
     谷山は左ローこそ当てるが、その後の攻めを佐々木の反撃にあい分断される。右ストレート、左を振るう谷山だが、佐々木はいち早く察知してバックステップして当てさせない。その中で右クロスを当て、谷山をヨロめかせる。
     3R、佐々木は察知してのバックステップ、脇腹への左ミドルで谷山のパンチをクリーンヒットさせない。そしてこのラウンドも右クロスをヒットする。谷山の右ストレートはブロックで弾き、佐々木はボディへの前蹴り&ヒザ。谷山も左フックを当てるが、佐々木にクリンチされ追撃を見舞えない。
     佐々木が左アッパーから左フックを当てると谷山は転倒するがこれはスリップ。佐々木は右ハイ、左ミドルと攻勢となり、さらにアッパー、ストレートと当て、その中で谷山が足をもつらせ倒れるとレフェリーはダウンを宣告。谷山は立ち上がるもゴングとなる。判定は30-26、30-26、30-27の3-0で佐々木。2度目の防衛を成し遂げた。
    佐々木のマイク
    「日本で試合するのは2月ぶりで、ウェイ・ルイ選手に敗北を喫して、歴史あるベルトに恥をかくような試合をしてしまいました。でも、それをまた築き上げていくのは僕です。みなさん期待と注目お願いします。私事なんですが5月2日に第一子を授かりまして、リング上で抱きながら写真を撮るのが夢だったのでいいでしょうか」
    ■試合後の佐々木大蔵選手のコメント
    「(試合を振り返って?)2月にウェイ・ルイ選手に負けて、考えることがたくさん出てきたというか。このKrushのベルトを獲って防衛して、K-1に上がることに満足してた部分がどこかにあって。それが2月に出てしまって。でも、強い選手に負けたことで、自分の未熟さを痛感して、そこで強くなれるきっかけができたので。それで前戦の中国、そして今回の防衛戦と勝利を飾ることができました。(どういう王者の姿を見せたい?)Krushの-63kgというベルトは歴史のあるものなので。Krushイコール-63kgだと(初代王者・梶原)龍児さんも言ってましたし。自分もそれを肌で感じているし、その気持ちがあったからこのベルトにたどり着いたし。その気持ちを忘れずに突き進んでいきたいなと思います。(今後の目標は?)課される課題を克服していくというか。人生もそうですけど、満足したらそこで伸びしろはなくなると思うし。格闘技だけじゃなく、人生は満足せずに日々努力して、高みを目指して生きていくことが、人間としても成長に繋がると思うので、そういうところを表現していきたいと思います。(試合後、お子さんもリングに上がったが?)自分の中で(子どもを)力にして挑んだので。自分だけじゃなく、周りの支えもあって、こうしてリングで輝けるので、おごらずに。自分の息子がドンドン大きくなっていく姿をお客様にも見せられればと思います」

    ダブルメインイベント第2試合(第8試合)/Krush -65kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R


    中澤 純 Nakazawa Jun

    ダブルメインイベント第2試合(第8試合)/Krush -65kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R

    • ●
    • 延長判定
      • 2-1
        10:9/9:10/10:9
    • ×

    左右田 泰臣 Soda Yasuomi

     4月の王座決定戦で中澤が王者となった直後に姿を現し挑戦を表明した左右田。ともにK-1王座を目標に掲げており、避けられない一戦が中澤の初防衛戦で実現となった。

     1R、左右田、中澤の順で互いにジャブを当てる。続いて中澤が左フックを当てるが、左右田は前蹴り・ローを飛ばして距離を取る。中澤はキレある左フックを振るっていくが、左右田は当てさせない。左右田はボディにヒザを突き上げる。中澤はジャブを連続で突き、そこから左フックを連係。中澤は右ローを入れた後でフック・アッパーと繋げるが、左右田はやはり当てさせない。前蹴りを入れ中澤を下がらせる。緊迫感ある攻防の中1Rが終わる。

     2R、左右田は左インロー、左ミドル。中澤はしかし踏み込みからの左ショートフックを当て返す。そして1Rに続いて右ローでも左右田をとらえる。中澤が左右のフックで迫ると、左右田はボディへのヒザから右ストレート、左ストレートと応戦する。

     左右田は左ボディフック、前蹴りとボディ狙いの攻撃を増やす。中澤をプッシングして下がらせ、自身は下がらない。だが、中澤が右クロスを決めると左右田は一瞬腰を落とす。そこから打ち合いとなり、両者フックに左右フックに力を込めるが、ここはお互いクリーンヒットなし。左右田はボディへのヒザを突き上げ前に出るが、中澤も左・右とフックを返す。

     3R、中澤のパンチにヒザを合わせる左右田。だが、中澤は下がらず、左フック、右アッパーとパンチを振るう。中澤は圧力を増し、左右田の右ストレートが当たっても下がらない。左右田が前に来ると中澤は左フック、右アッパー。左右田はプッシングで下がらせるが、中澤はその度にすぐ前に来る。

     中澤は左ミドル、左前蹴り。左右田もボディへのヒザを返し、両者削り合いの様相となる。だが、ここは中澤がやや手数で上回るか。だが互いに近距離で体をつけての攻防で衝撃を殺しており、大きなダメージは見せない。判定は30-29、30-30、29-29で中澤に1票入るもドロー。延長戦に突入となる。

     EXR、前に来る左右田に中澤は下がりながらも右アッパー、左フックと振るってヒット。左右田は前に出て左フック、右ストレートを繰り出すが、手数は中澤が上回るか。プッシングで中澤をロープ際に下がらせ、左右のフックでとらえる左右田。だが、中澤も左右のボディフックを連打で返す。左右田はこれに右クロス、ボディへの右・左ヒザ。

     場内のコールを受け、中澤をコーナーから逃がさない左右田。中澤は左右フックをよいタイミングで当てるが、左右田は下がらない。さらに右フックでフラつかせるが、左右田はすぐに体勢を立て直し、なおコーナー際から逃さず、中澤に右フックとボディへのヒザを打ち込む。判定は10-9(左右田)、10-9(左右田)、10-9(中澤)の2-1で中澤。大接戦を制し初防衛を成し遂げた。

    中澤のマイク
    「ちょっと中途半端な判定になっちゃって、左右田ファンの方には“左右田の勝ちだろ”と思わせる結果で、スッキリさせられなくてすみません。勝ったらどうだ、俺の方が強いだろって言ってやろうと思ってたんですけど接戦やっちゃったので、次回K-1で左右田選手と再戦できればいいなと思います。よろしくお願いします」
     ■試合後の中澤純選手のコメント
    「(試合を振り返って?)正直、延長いくとは。2Rは取って勝ったかと思ったんですけど。やっぱ、丈夫でしたね。(左右田選手の印象は?)あんなに言い合っても互いに格闘技が好きで、おもしろい試合するのがあたりまえなので。たぶん、左右田選手も同じ気持ちだと思うし。お互い、負けたら失うものでかいのに盛り上げたいから。試合終わればいいやつだなと思いますよ。(初防衛については?)僕は絶対王者っぽいスタイルじゃないし、地方選手なんで、売り出されたい選手として呼ばれてるわけでもないから。毎回、生きるか死ぬかなんで、そんなに初防衛で気負うつもりもなかったし。言葉は悪いですけど、ぶっ殺すというつもりで試合したので。あんまり防衛は意識してないです。

    (打ち合いになったが?)あそこで負けたらこの先勝てないですよ。そこは僕の土俵なんで。左右田選手はほかにもスタイルできると思うけど、僕はあそこで負けたら、なんでチャンピオンかわからなくなっちゃうんで(K-1を口にしたが?)さいたまスーパーアリーナ、僕も出たいです。使ってください、僕が出たほうが絶対におもしろい。(今後、どんな王者像を築きたい?)判定続きであれですけど、この先もバカバカ打ち合って、倒して勝てる選手でいたいです。(左右田選手の強さを感じた部分は?)身長が高いので打ち合いの中でテンカオをうまく使ってくるんですよね。あれは痛かったです。僕のテンカオはみぞおちまで届かなかったんで。でも、僕の三日月蹴りは絶対に効いていると思います。

    (延長Rについては?)押してきましたよね。ダメージどうこうよりも見栄えが悪いなと思って。負けたかなと思って、一人目が左右田選手だったので、涙ウルウルしてたら『俺、取った?』ってなって(笑)。効いたとかよりは、ポイント取りにきたんだろうなって。(K-1選手に勝ったことについては?)僕はチャンピオンですからね。左右田選手も上から目線ですけど、僕が王者。みなさん、立ち位置間違っていて、それが僕の反骨心をあおってくれたし。おかげさまで毎日最高の一日を過ごすことができました。

    (K-1は上にいくという感じではない?)もともと、K-1チャンピオンになりたかったのに、K-1がなくなったので。それでKrushができたので、ここが日本の最高の舞台だなと思って目標を変えたわけですよ。そしたらK-1ができたので。でも、まずはKrushをしっかり取る。取ったら、子どもの頃の夢だったK-1にいくのはなんら不思議ではないのかなって思ってます。(上とか下ではない?)そうですね。KrushはKrushで、お客さんもおもしろいんじゃないですか? Krushの一体感というのは、K-1ではなかなか生み出せないと思いますし」

    ■試合後の左右田選手のコメント
    「(対戦相手の印象は?)いやあ、僕が思ったとおりのKrushでした。やっぱり、凄かったです。思う存分、刺激を味わいました」