2016.05.16

 6月24日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-65kg世界最強決定トーナメント~」。トーナメント出場選手インタビュー第5弾はリザーブファイトでNOMANと対戦する木村"フィリップ"ミノルだ。

――2014年11月から全大会に出場していた木村選手ですが、4月大会は初めて試合を休む形になりました。リングの外からK-1を見ていて、どんなことを思いましたか?

「初めて客席で客観的に試合の熱さや高揚を見て『うらやましいな』と思えて、モチベーションが復活しました。今まで僕はずっと出る立場で、僕だけがずっとK-1に出続けて、対戦相手も弱い相手は一人もいなかった。そうやって緊張感が張りつめていた状態で、ここ2試合は連敗してしまって、正直嫌な気持ちしか出てこなかったんです。でも一歩引いて(格闘技を)見たら、この世界がうらやましいと思えたので、やっぱりこの世界はいいですね」

――もしかしたら客観的に試合を見ても「うらやましい」という感情が沸いてこなかったかもしれない、と。

「はい。だから今回はそれを自分に聞くためにK-1もKrushもお客さんとして見に行きました。それで見たら見たですごく燃えてきたものがあったし、うらやましいという悔しさも沸いてきたので、試合期間が空いてよかったです」

――新生K-1がスタートしてからの約1年は木村選手にとっても激動だったと思います。

「自分の意識の中では去年1月のゲーオ(・ウィラサクレック)戦に向けた準備からスタートしていて。そこでゲーオになんとか勝って、それからプレッシャーも強くなって、色んな選手に勝っていて、最後にまたゲーオに向けて練習するというのは……ちょっとおかしくなりそうな状況でした。2度目の対戦でゲーオに負けて、何とか気持ちを戻して日本代表決定トーナメントに挑んだけど、そこでも負けてしまって。でも今回、僕からすれば十分な休養期間をとれたので、また強い時の自分、怖い時の自分を見せられると思います」

――今は早くリングに立って戦いたいという気持ちになっていますか?

「めっちゃなってますね。今すぐ戦いたいっていう気持ちは何とか押し殺して過ごしています」

――そして今回はリザーブファイトでNOMAN選手と対戦することになりました。

「復帰戦の相手には好都合、一番いい相手かなと思いました。まあ弱い相手じゃなくてまあまあ強い選手なんで、きっちり対策を練ってしっかり準備しようと思います」

――2013年1月に一度勝っている相手ですが、今回はどんな試合になると考えていますか?

「あの時は序盤に良いパンチが入って、その流れでKOでしたけど、今はその良いパンチが入らなくても試合を組み立てられると思うので、1Rで倒そうとかそういう気持ちはないですね。ゆっくり試合を楽しんで、久しぶりの試合を長めに満喫したいです」

――リザーブファイトなので世界トーナメント優勝の可能性はわずかながら残っています。

「なんか今回はそれが起こる気がするんですよ。実際にそうなったらやばくないですか? リザーブファイトからの優勝。でも俺は何とか願って、その奇跡を起こしますよ」

――ずばり優勝するつもりで準備していますか?

「僕は不安で怖がりなんで人一倍練習してきました、それこそ気が遠くなるくらい。でもそれは気持ち一つで出せる・出せないがあって、最近はそれが出せていませんでした。今回はファイターとしての野性の勘を取り戻す練習をやっているんで、それがすべてリングに出れば優勝も出来ると思っています。だから今は勝つということにマインドを持っていくだけ。そこに集中しています」

――今大会も色々なカードが組まれていますが「やっぱりK-1は木村"フィリップ"ミノルだ!」と思わせたいですか?

「そうですね。今回は世界トーナメントもあるし、いい選手もたくさん出るんで、難しいと思うんですけど、逆にそれが出来たら最高ですよね。決勝が始まる頃にはお客さんが帰っちゃうにしたいですね。お客さんが『もうリザーブファイトで木村出たし、誰もけが人出なかったからもういいや』ってなるくらい(笑)」

――早く自分の試合で歓声を起こしたいですか?

「起こしたいですね。やっぱりK-1ファイターはかっこいいですよ」

――それでは木村選手の復活を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか?

「最近負けが続いたんですけど、今年はスターやトップ選手が負ける年だと思うんですよ。UFCのコナー・マクレガーしかり、ボクシングの内山高志選手しかり。でもそういうのを見て、自分は復活する選手が強いと思ったので、僕もしっかり復活してカッコいい姿を皆さんにお見せします!」

 

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