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「K-1 WORLD GP」9.11(日)横浜 “ムエタイの生ける伝説”ジョムトーンがK-1初参戦!迎え撃つアビラルはKO宣言 「K-1は甘くない。1Rから倒しにいく」(アビラル)vs「K-1ルールは問題ない。目標はK-1の3階級制覇」(ジョムトーン)

 8月3日(水)都内にて、9月11日(日)に神奈川・横浜アリーナで開催される「K-1
WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」の第3弾対戦カード発表記者会見が行なわれ
た。

 スーパー・ウェルター級きっての激闘派であるアビラル・ヒマラヤン・チーターと、ムエタイファンなら誰もが知るスーパースターで、今回がK-1初参戦となるジョムトーン・ストライカージムの対戦が決定した。

 2020年12月からK-1に参戦しているアビラルは、木村"フィリップ"ミノルや和島大海とも対戦し、毎回激しい試合で会場を沸かせている。今回は2月の東京体育館大会以来のK-1参戦になる。

 対するジョムトーンはラジャダムナンスタジアムで4階級制覇・WBCムエタイ世界王座を3階級制覇という偉業を成し遂げ、さらにプロボクシングでもOPBF東洋太平洋王座を獲得。2015年に無敗のまま、内山高志が当時保持していたWBAの世界タイトルにも挑戦を果たし、ムエタイで世界の頂点に立っただけでなく、ボクシングでも世界チャンピオンクラスの結果を残している強豪中の強豪だ。

 中村拓己プロデューサーはこの一戦について、「ジョムトーン選手は、キャリアは長いがまだ年齢も33歳で、体力にも肉体的にも衰えはない。ジョムトーン選手のK-1参戦は日本のファンだけでなくタイ、世界でもニュースになるんじゃないかと思う。アビラル選手にとっては過去最強の相手だが、勝てば大金星になるだけに、どのように戦うのか楽しみ」と大きな期待を寄せた。

 ビッグチャンスをつかんだかたちのアビラルは「いままでやってきた相手の中で、最強の相手だと思っている。現チャンピオンよりも強い相手だと思っているので、そこで勝ってタイトルにつなげたい」と、静かな口調ながらも闘志を燃やす。さらに「そんなにK-1は甘くない。ふつうに1Rから倒しにいく」と番狂わせを誓った。

 一方、注目のK-1初陣を飾るジョムトーンは「以前、もう試合をするのは辞めようかなと考えた時期もあったんですが、今回このような機会をもらえたので、全力で勝ちをものにしたい」と、新たな戦場に向けて気合い充分。K-1ルールについても「パンチと蹴りは使えるのでまったく問題ない」と貫禄を見せると、目標として「まずは70Kg。そのあとは67kg、65kg、3本のベルトを獲りたい」とアピール。

 大会当日はアビラルがK-1の洗礼を浴びせるのか、それともジョムトーンが実績に裏打ちされた強さを見せるのか?

アビラル・ヒマラヤン・チーター
「押忍、アビラル・ヒマラヤン・チーターです。最強な相手と試合が決まったんで、サクッと勝って。これで勝ったらデカいんで、必ず勝ちます。(対戦相手の印象は?)キックもできてパンチもできて、最強な相手だと思ってます。

(勝てば大金星だと思われるが、どんな勝ちかたを考えている?)いままでやってきた相手の中で、一番最強、強い相手だと思っているので。自分も現チャンピオンよりも強い相手だと思っているので、そこで勝ってタイトルにつなげたいと思ってます。(ジョムトーン選手はものすごい自信だが、K-1の先輩としての気持ちは?)倒しますよ。そんなに甘くないんで、K-1で。ふつうに1Rから倒しにいくので、楽しみにしていてください」

ジョムトーン・ストライカージム
「こんにちは。今回こうして、またリングに帰ってくる機会を持てたことを大変うれしく思ってます。全力で戦いたいと思ってます。以前、もう試合をするのは辞めようかなと考えた時期もあったんですが、今回このような機会をもらえたので、全力で勝ちをものにしたいなと思います。

(K-1参戦が決まっての心境は?)自分がこうしてまた戦う機会ができたというのは、本当にうれしく思ってますので、自分のパンチにしても蹴りにしても、みなさんにお見せしたいと思ってます。それができることがうれしいです。(対戦相手の印象は?)ひさしぶりの試合で、このような背の高い大きい選手と戦うことになったんだなと、あらためて感じました。やはり自分には経験がありますので、その経験の中で大きい選手とも小さい選手とも戦ってきましたので、何も心配することはありません。全力を出し切りたいと思います。

(試合はいつ以来となる?)最後の試合はラジャダムナンでチャンピオンになった試合で、2~3年前だったと思います。(以前のチュワタナジムから、いまストライカージム所属になってる理由は?)理由はいろいろあるんですけど、タイのアンモー会長がコロナで亡くなって。それでタイで、なかなか試合をする機会が少なくなったというのもあります。その中でいまの日本の会長が、こうして僕が試合に帰ってくる機会を与えてくださったので、今回ジムを変えて参戦になりました。

(肘打ち・首相撲なしというK-1ルールで戦う自信は?)自分は長いあいだ、キックボクシングのルールで戦ってきましたので、K-1ルールで戦うことはまったく問題ないと思ってます。もともとムエタイをやってたんですけど、ここ5~6年ムエタイルールでは戦っていません。K-1ルールは肘が使えないというのが大きいですけど、パンチと蹴りは使えるのでまったく問題ないと思ってます。(K-1参戦する上での目標は?)もちろん、チャンピオンになることなんですけど、まずは70Kg。そのあとは67kg、65kg、3本のベルトを獲りたいと思ってます」
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