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「K-1 WORLD GP」9.11(日)横浜 西京春馬が約3年ぶりの復活!森坂陸と“神奈川対決”が決定「自分の目標=K-1チャンピオンを叶えるために復帰を決めた」(西京)vs「絶対に番狂わせしてやるという気持ちでいっぱいです」(森坂)

 8月3日(水)都内にて、9月11日(日)に神奈川・横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」の第3弾対戦カード発表記者会見が行なわれた。

 -58kg契約で西京春馬vs森坂陸の一戦が決定した。西京は2014年に16歳でプロデビューし、翌年のK-1甲子園-55kgで優勝・第3代Krushフェザー級王者に。2018年の第2代K-1フェザー級王座決定トーナメントで決勝進出を果たすも、試合中に両足がつるアクシデントでTKO負けでベルトには手が届かなかった。

 翌2019年の第3代K-1フェザー級う王座決定トーナメントでは一回戦でアーサー・メイヤーから先制ダウンを奪うも、左足骨折のアクシデントで無念のドクターストップ。その後は怪我の治療のために長期戦線離脱となり、ようやく今大会で約2年10カ月ぶりの復帰戦が決まった。

 中村拓己プロデューサーは「いつもSNSで対戦カードを発信すると『西京春馬の試合が見たい』というリアクションが多く、本当に多くのファンが待ち望んでいた復帰戦になりました。8月の福岡大会でフェザー級世界最強決定トーナメントが行われるなかで、西京が復帰するというのも注目ポイント。横浜アリーナの試合を最後に怪我で欠場していた西京選手が横浜アリーナで復活するというのもドラマチックだと思います」と西京の復帰に期待を寄せた。

 待望の復帰戦が決まった西京は「怪我をしてどん底に落ちた時に支えてくれた家族、応援してくれた方々のためにまずは喜んでもらいたいと思い、また戦おうと思いました。自分の目標だったK-1のベルトにまだ手が届いてなかったので、K-1のチャンピオンになりたいと思い今回の出場も決めました」と再起を決めた理由とK-1王座への想いを語った。

 対する森坂はKrushを主戦場に戦うトリッキーファイターで、昨年12月のK-1大阪大会の斗麗戦以来のK-1参戦。今年に入ってKrushで2連勝している森坂だが、K-1の本戦では未勝利。8月の世界最強決定トーナメントに出場する軍司泰斗、椿原龍矢、新美貴士、斗麗には敗れている。相手の西京はブランク明けではあるが、森坂にとってはトップ選手の壁をここで越えられるかもテーマの一戦だ。会見でも森坂は「誰もが僕が負ける試合だと思っていると思いますが、絶対に番狂わせしてやるという気持ちでいっぱいです。負ける気はさらさらない」と番狂わせに自信を見せた。

 なお、今年のよこはまつりもtvk(テレビ神奈川)での放送が決定(放送日時は調整中)。これに伴い、今年開局50周年を迎えたtvkが今後の格闘技界を担う神奈川県出身の選手を応援する目的のもと、ともに神奈川県出身・在住の西京と森坂の一戦を[tvk開局50周年記念試合]として実施されることも発表された。

西京春馬
「お久しぶりです、約3年ぶりの試合になりました。ずっと声を掛けていただいたのですが、なかなか身体が治っても心が追いつかず、ようやく試合をしたいと心から思えるようになりました。声を掛けていただいたのが、骨折した場所の横浜アリーナだったので運命かなと思い、出させていただくことになりました。以前よりもパワーアップした姿を見せられると思うので、そこの部分も注目して下さい。

(復帰を決めた一番の理由は)怪我をしてどん底に落ちた時に支えてくれた家族、応援してくれた方々のためにまずは喜んでもらいたいと思い、また戦おうと思いました。2つめに、自分の目標だったK-1のベルトにまだ手が届いてなかったので、K-1のチャンピオンになりたいと思い今回の出場も決めました。(8月にトーナメントが開催されるなど、現在のK-1フェザー級戦線の印象)選手から離れて1ファンとしてフェザー級の試合を見させていただきました。日本人全選手、凄くレベルが上がっているという第一印象があります。頭1つ抜けている選手がいなく、みんな強いなと。とりあえず僕もフェザー級でやっていくので、福岡大会のトーナメメントも楽しみに見ます。

(3年間の練習状況は)まず怪我の完治に1年かかって、歩く練習からスタートしました。『こんな調子じゃ復帰もできないな…』と結構メンタルもやられて、1年半は格闘技に携わってなかったのですが、ちょっとずつ弟(西京佑馬)の試合の前に一緒に練習をし始めて、最近になってジムに練習に行くようになりました。スタミナは落ちていたのですが、パワー、スピード、テクニックは自分でもビックリするぐらい落ちていなかったので、また試合をしてみたいと思うようになりました。今の足の状況は大丈夫です。

(怪我したことでスタイルチェンジを考えたことは?)ないですね。僕が試合をしていない期間にK-1の採点基準に関する再定義もあったみたいですが、そこはあまり気にせず自分のスタイルを曲げずにいきたいと思います。。(森坂の『怪我を乗り越えた選手は凄く強くなる』という発言を受けて)僕は怪我が多くていつも身体はボロボロでしたが、心まで折られたことはなかったので、強くなると思います。(tvk開局50周年記念試合として行われることについて)生まれも育ちも神奈川出身で、横浜もよく遊びに行く街でシンプルに神奈川の選手としてK-1を盛り上げていきたいというのがあり、森坂選手も神奈川出身ということなのでいい試合ができたらと思います」

森坂陸
「自分の理想通り、横浜アリーナでの試合を組んでいただき本当にありがとうございます。試合が終わった次の日の夜にオファーをいただいて、地元横浜アリーナで試合ができることが本当に嬉しくて、即決で出ますとお答えさせていただきました。相手はかなりネームバリューのある西京選手で全く文句なしの試合となりました。ずっと横浜アリーナで開催されてから横浜祭りが第一回目の時から出たいと発信していて、今まで出られず、今回3回目のよこはまつりで一つの夢が叶って素直に嬉しいです。出られることだけで満足しているわけではなく、勝たないと意味がないので勝ってタイトルにつなげます。
(試合スパンが短いことについて)問題ないですね。3年前に1年に6回試合をして、その時も1カ月半に1回、2カ月に1回と頻繁に試合をやらせていただいたので、こんな感じで久々なんですが、その時の感覚を思い出すだけで全く問題ないです。(久々復帰の選手に負けられないという気持ちは?)そこはそんなに考えてなかったのですが、復帰戦ということで西京選手は凄く気合いが入っていると思いますし、怪我を乗り越えた選手は凄く強くなると思っていて。僕も眼窩底骨折をして、あれが治ってから、メンタル的に強くなった自分がいました。今回、大怪我と戦って復帰されるということなので、さらに強くなっているんじゃないかなと。油断できないというか、誰もが僕は負ける試合だと思っていると思いますが、絶対に番狂わせしてやるという気持ちでいっぱいなので負ける気はさらさらないです。

(tvk開局50周年記念試合として行われることについて)素直に嬉しいです。地元で試合ができることは凄くテンションが上がりますし、凄く気合いが入りますし、さらにテレビ放映されると聞いて、さらにモチベーションが上がったので嬉しいという言葉に尽きます」
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