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「K-1 WORLD GP」8.11(木・祝)福岡<公開練習>峯大樹、壬生狼一輝を倒してバンタム級の勢力図を塗り替える「自分だったら普通に勝てると思っている。今回勝って自分がK-1バンタム級の中心に行きます」

 大阪・若獅子会館東住吉にて、8月11日(木・祝)福岡国際センターで開催される「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の[K-1バンタム級/3分3R・延長1R]で壬生狼一輝と対戦する峯大樹が公開練習を行なった。

 峯は3歳で空手を始め、中学入学後にキックボクシングへ転向。高校1年生でプロデビューを果たした後、2019年からKrushに参戦、第6代Krushバンタム級王座決定トーナメントにも出場した。今年4月のKrush後楽園大会でK-1バンタム級日本最強決定トーナメント3位の大村修輝に勝利し、今回、念願のK-1初参戦に至った。

「昔のK-1からずっと見ていて、その時から将来の夢がK-1選手になることでした。だからK-1本戦にやっと出られる!という気持ちがあって、スタート地点ではないですけど、やっとそこに立てるという感じですね。(同門の髙橋直輝やMOEが先にK-1で戦っていて)嬉しい半分、悔しい気持ちでした。でもやっとK-1に出るという夢が叶うし、ようやくK-1で爆発できるなと思っています」
 峯が戦うK-1バンタム級は昨年から本格的にスタートし、他団体で活躍してきた松谷桐や同階級日本トップの石井一成が参戦。K-1内外から次々と選手が集まってくる激動の階級になりつつある。

 カード発表会見でも中村拓己プロデューサーから「インパクトと印象を残し、トップ選手とどう戦っていくのか。トップ選手との戦いをみたいと思わせるかどうか」という言葉があったが、峯も「他団体から強い選手めっちゃ来てるので、バンタム級(-53kg)もK-1が中心になってきてるのかなって思います。そのK-1の中心にいかないと意味ないので、今回勝って自分がK-1バンタム級の中心に行きます」と意気込み十分だ。
 そんな峯の相手は壬生狼一輝。現在は3連敗中ながら過去にKrushバンタム級のベルトを巻き、K-1バンタム級日本最強決定トーナメントでも準優勝しており、実績的には峯が挑む図式の試合だ。

「昔から(壬生狼と)やりたいと思ってたので、やっとできるという気持ちが大きいですね。(選手としては)打たれ強いし、スピードが速いし、コンビネーションが上手いなって思います。ただ自分だったら普通に勝てると思っているので、普通に勝ちます。今後どうなるかは分からないですけど、K-1のベルトができたら狙っていくし、Krushのベルトも絶対獲りに行こうと思っています」と壬生浪撃破でステップアップを目論んでいる。
 ちなみに壬生狼と言えば会見での独特なパフォーマンスが有名で、峯とのカード発表会見でも政治活動家の井脇ノブ子さんのモノマネで登場し“壬生狼劇場”を展開した。峯も「あれはもらい事故」と苦笑い。「周りから『会見は負けやな』とめっちゃ言われたし、そこはしゃあないなと思います。あれで勝負はできないと思ったので試合で見したろっていう感じですね」と試合での挽回を誓っていた。
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