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「K-1 WORLD GP」8.11(木・祝)福岡<インタビュー>近藤魁成「スーパー・ライト級は30代の選手が活躍しているようじゃダメ。若い世代の僕がこの階級をかき回す」

 8月11日(木・祝)に福岡国際センターで開催される「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の[K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R]で鈴木勇人と対戦する近藤魁成のインタビューを公開!

──前回の試合は今年1月「Krush.133」のアラン・ソアレス戦でした。改めて振り返ってみて、どんな試合でしたか?

「拳の怪我からのちゃんとした復帰戦だったり、右でもきちんとパンチが打てるという状況での復帰戦だったり、しっかり勝っていきたいという想いで挑んだ試合でした。そこで勝てたので、納得はいっているかなっていう感じですね。もう右手は問題ないです」

──またスーパー・ライト級に階級転向するというなかで、この試合は66.5kg契約で行なわれました。これからスーパー・ライト級でやっていこうという手応えは掴めましたか?

「体もめっちゃ調子良かったんで、ベストの階級だなと感じました」

──今回の試合から本格的にスーパー・ライト級での試合になるわけですが、この数カ月間で意識して取り組んでいることはありますか?

「筋トレは一切しなくなったというか、筋力トレーニングはゼロですね」

──その理由は何ですか?

「僕より体がデカくてもみんなパンチは弱いし、蹴りもそんなに強くないというのを感じたんで。筋トレしなくても強くなる自信があったし、今はそこに時間を割いていないです」

──K-1に参戦は昨年3月の「K'FESTA.4~Day.1~」以来になりますが、その間、K-1を見ていてどんなことを感じましたか?

「スター選手が引退に近づいているにも関わらず、僕らの若い世代が全然輝いてないなっていう印象でしたね。(若い世代が)伸び悩んでいると感じました」

──その中で今回のK-1のオファーが来たわけですけど、どのように受け取りましたか?

「前からそう(若い世代が伸び悩んでいると)思っていたんで、やっと自分が出て盛り上げられるなって感じでしたね」

──そして対戦相手は鈴木勇人選手です。2018年に対戦されていますけど、どんな印象をお持ちですか?

「僕のプロデビュー3戦目でやったんですけど、その時とは全然別人だと思います。鈴木選手はKrushでベルトを巻いたあと、負けが込んでいましたけど、最近は連勝しているんでいい相手かなという感じです。K-1サイドも僕と鈴木選手の試合は面白くなるだろうと思って組んでいると思うんですよ。その期待に応えたいなっていう気持ちがあります」

──現在のK-1のスーパー・ライト級は山崎秀晃選手から大和哲也選手に王座が移動しています。この状況をどのように見ていらっしゃいますか?

「せっかくスーパー・ライト級に来たし、ベルトを目指していくためにも今回の試合は絶対に勝ちたいですね。そして、次はベルトに近い相手と戦いたいという気持ちです」

──Krushスーパー・ライト級王者の佐々木選手が大和選手に挑戦を表明しています。それについてはどのように見ていますか?

「まあ佐々木選手しかいないだろうなって感じはしてたし、その次は決まってないのでそこに自分が入っていけたらって思っていますね」

──もちろん試合内容もありますが、この鈴木選手との試合に次期挑戦者決定戦的な意味合いも持たせたいと思っていますか?

「鈴木選手は林健太選手に勝ったし、それはそういうことなんじゃないかなっていう気持ちですね」

──分かりました。現在のスーパー・ライト級のトップ戦線で戦っている選手たちを見ていて、自分ならベルトを巻けるだろうという自信はありますか?

「巻けるだろうというより、僕が巻かないと面白くないというか。武尊選手も20代前半で挑戦してベルトを巻いてやってきたし、次を担うにはそれぐらいの実績は必要かなと思っていますね」

──ただ、今のスーパー・ライト級は30代でベルトが動いていますね。

「はっきりいってダメですね」

──ダメですか…。先日、武尊選手が休養宣言をされたじゃないですか? その分、近藤選手を含めた若い世代にかかる期待も大きいと思うんですけど、それは自分でも感じていますか?

「僕たち世代がやっていかないと絶対にダメです。30代の選手たちは引退してくださいっていう感じです」

──武尊選手は長年、K-1のカリスマとして引っ張ってきましたけど、近藤選手が考えるカリスマになる条件ってなんですか?

「挑戦じゃないですかね。常に自分の上を目指して、越えられへんなっていう壁を越えていかないといけない。自分はそう思っています」

──近藤選手もキャリアの前半でジョーダン・ピケオー選手や木村“フィリップ”ミノル選手のようなスター選手たちと戦ってきたじゃないですか? 今になって、そういった経験をしたことをどう感じていますか?

「あの当時はあんまり深く考えてなかったんですけど、ここ最近はそれがやっと経験値として出てきた感じがするし、その経験を今後の戦いにもぶつけていきたいですね」

──それでは最後に今後の目標を教えてください。

「今のチャンピオンでは盛り上がりに欠けると思うんで、僕がしっかり勝って、スーパー・ライト級をかき回していきたいですね。盛り上げていきます」
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