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「K-1 RING OF VENUS」6.25(土)代々木<インタビュー>奥脇奈々「記念すべき最初の女子大会に出られること、層の厚いアトム級で戦えることがうれしい。私はバチバチに打ち合うスタイルなのでK-1ルールに向いていると思います」

 6月25日(土)国立代々木競技場第二体育館“K-1初の女子大会”「K-1 WORLD GP 2022~RING OF VENUS~」の[K-1女子アトム級/3分3R・延長1R]で森川侑凛と対戦する奥脇奈々のインタビューを公開!

――K-1初参戦が決まりました。オファーを受けた時の心境を教えてください。

「K-1は小さい頃にテレビで見ていた舞台でした。そこに自分が出られることで嬉しい気持ちがありますが、私はK-1 JAPAN GROUPの試合に出たことがないので飛び級でK-1の舞台に出られることにビックリな面が大半を占めています。私の周りは格闘技のことを知らない人ばかりですが、“K-1”というワードだけで『凄いね!』と反響が凄かったです」

――K-1にはどんな印象を持っていますか?

「ダウンやKOの数が多くて、選手たちが倒しに行くイメージが強いです」

――K-1でも女子の試合が盛り上がっていますが、いつかは出たいという気持ちはありましたか?

「記念すべき最初の大会に出られることも凄いなと思いますし、女子選手が凄く揃った中でも特にアトム級の層が厚いところに、自分がいることも凄く嬉しいです」

――初めて奥脇選手の試合を見る人たちに、自分はどんなファイターだとアピールしたいですか?

「所属しているジムはムエタイジムなんですが、自分自身はムエタイファイターというよりもバチバチに打ち合いにいくスタイルなのでK-1のルールには向いていると思います」

――もともと奥脇選手が格闘技を始めたきっかけはなんですか?

「兄と弟が先にキックを始めていて、彼らの試合を見て『自分もやりたい』と思うようになりました。両親に相談したら、凄く反対したお父さんから『部活を3年間頑張って、公立高校に合格したらいいよ』と言われて、3年間中学でソフトボールを頑張り、勉強も頑張って高校も合格したことで格闘技のジムに入会できました」

――兄・一哉選手と弟・竜哉選手もキック・ムエタイで活躍していますが、2人の活躍から刺激を受けていますか?

「ジムの歴も強さも自分の中では圧倒的な兄弟なので、凄く尊敬しています。弟は格闘技一本でやっていて、一緒に練習していて辛い練習でも弱音を吐いているところを一切見たことがないんです。兄も仕事が終わってすぐに練習している環境で頑張っていて、自分が辛くても弱音を吐くことはできないので、兄弟3人で頑張っていきたいという気持ちは大きいです。今は“奥脇一哉の妹”、“奥脇竜哉の姉”という言われ方をされているので、K-1でいい勝ち方をしていくことで自分の名前単独で売れていくようにしたいです」

――対戦相手の森川選手にはどんな印象を持っていますか?

「プロフィールを見たら同じ年でした。試合映像を見たところ、自分と同じく前に出て来てくるスタイルの選手だったので凄く噛み合うと思います。私は相手の試合映像をとことん見て、いつも見てもらっているタイ人トレーナーにも相手の動画を見てもらって、中川(夏生)会長らと作戦を練っています」

――同じ大会で同じアトム級の王座決定トーナメントが開催されます。意識していますか?

「やっぱり同じ階級なので意識するところはありますが、自分はまだK-1初参戦の身ですし、まずはK-1ファンに自分の名前を憶えてもらうことが重要かなと思います。今回しっかり勝ってからそういうことは意識していきたい。目指すところはチャンピオンベルトですが、まずは1試合1試合勝つことが目標。今回勝たないとまたK-1に呼んでもらえないと思うのでしっかり勝ちます」

――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。

「アトム級のトーナメントもありますが、『自分たちの試合も面白かった』と言ってもらえるよう、バチバチに打ちあって下さい。私は逃げません!」
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