「K-1 RING OF VENUS」6.25(土)代々木<公開練習>奥脇奈々、K-1初参戦で激闘宣言!「トーナメントに負けないように森川選手とバチバチに打ち合いたい。私は逃げません!」
兄・一哉、弟・竜哉とともに“奥脇三兄弟”として活躍する奥脇が格闘技を始めたのは中学3年生の終わりのこと。「兄と弟が先にキックを始めていて、彼らの試合を見て『自分もやりたい』と思うようになりました。両親に相談したら、凄く反対したお父さんから『部活を3年間頑張って、公立高校に合格したらいいよ』と言われて、3年間中学でソフトボールを頑張り、勉強も頑張って高校も合格したことで格闘技のジムに入会できました」。
これまでムエタイルールでの試合を中心にキャリアを積み、今回K-1初参戦となる奥脇は「K-1は小さい頃にテレビで見ていた舞台でした。そこに自分が出られることで嬉しい気持ちがありますが、私はK-1 JAPAN GROUPの試合に出たことがないので飛び級でK-1の舞台に出られることにビックリな面が大半を占めています。私の周りは格闘技のことを知らない人ばかりですが、“K-1”というワードだけで『凄いね!』と反響が凄かったです」とK-1に出られることに喜びを隠しきれない。 K-1初の女子大会に出場することに関しては「そこに出られることも凄いなと。女子選手が凄く揃った中でも特にアトム級の層が厚いところに、自分がいることも凄く嬉しいです」と笑顔を見せた。
この日の公開練習では、現在エイワスポーツジムでトレーナーを務める、ムエタイの超一流トップ選手パコーンを相手にミット打ちを披露し、「パコーンさんがうちのジムに来てから毎日付きっ切りでミットを持ってくれたり、自分がダメなところをすぐに気付いてくれて修正してくれるので、私も凄く変化を感じているので得るものはめちゃくちゃ大きいです」と自身の成長も感じている。
初のK-1ルールに関しては「相手の蹴り足キャッチができないルールなので、そこだけを練習では意識してます。初めてのK-1ルールで、試合が決まった時からデビュー戦の気持ちで1からやり直して追い込んでいます。所属しているジムはムエタイジムなんですが、自分自身はムエタイファイターというよりもバチバチに打ち合いにいくスタイルなのでK-1のルールには向いていると思います」と自信を見せた。
ちなみに、トーナメント優勝予想を聞くとMIOの名前を挙げ、「私はMIO選手のファイトスタイルなどが凄く好きで、いつか拳を交えられたら」と憧れのMIOとの対戦を希望した。
K-1 JAPAN GROUPにはすでに同門の竹内将生、森田奈男樹が上がっており、「『K-1初戦なので、自分の見せ場を多く作って先輩からは相手の土俵に入らずに楽しんで勝ってこい』と言われています」とのこと。最後に森川へのメッセージを求めると「アトム級のトーナメントもありますが、『自分たちの試合も面白かった』と言ってもらえるよう、バチバチに打ちあって下さい。私は逃げません!」と打ち合いを要求。激闘派・森川との一戦は激しい試合になりそうだ。