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「K-1 RING OF VENUS」6.25(土)代々木<公開練習>松谷綺、菅原美優&MIOの2強時代に終止符を打つ!「K-1女子の見る目を変える。これからは自分がK-1女子を引っ張っていく存在になります」

 都内・ALONZA FITNESS&KICKBOXINGにて、6月25日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される“K-1初の女子大会”「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~RING OF VENUS」の[K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R]で菅原美優と対戦する松谷綺が公開練習を行なった。

 昨年から兄・桐と共に卜部功也率いるALONZA ABLAZEに所属し、Krushに参戦している松谷。初のK-1女子大会でK-1初参戦を果たすことになる。前回試合をしたのは2月の「Krush.134」後楽園ホール大会だが、その後はフィジカルの強化や打撃を強く打つ練習に重点的に取り組んでいるという。
 今回のトーナメント参戦に向けても「体重がこの階級でも軽いほうだと思うので、その分(攻撃の)威力を上げていかないと倒せない。それでパンチの練習やフィジカルを重点的にやっています」と、体格的なハンデを補うことに着手。その結果「パンチも最初は全然打てなかったんですけど、拳がしっかり当たって、自分の拳が痛くなるくらい打てている感覚はあります」と、攻撃力が増していることを実感出来ている。

 K-1ルールは今回が3戦目になる。「以前は首相撲ありのルールだったので、たまに掴んじゃうことがあったんですけど、今は気持ち的にも倒さなきゃいけないと意識も変わってきました」と、前向きにルールへの適応にも取り組んでいるという。
 松谷にのトーナメントの一回戦は現Krush女子アトム級王者の菅原美優。その印象を「試合を重ねていくうちに技術も上がっているし、凄く強くて巧い選手だなという印象です」と語る松谷だが、いきなりのチャンピオンとの対戦を前に「(対戦を)狙ってはいたんですけど、一回戦から来るとは思っていなかった」と驚きもあった。しかし「一回戦から(菅原と)出来ることは嬉しいですね。すぐにでも(菅原と試合が)出来ればいいなと思ってたんで」と、逆にチャンス到来と考えて臆するところはないようだ。

 また、決勝の相手にはMIOを指名。「決勝で菅原選手とMIO選手の試合が見たいと、みんな言っていると思うんですけど、自分がMIO選手とやりたい。そこで再戦はさせたくないです」と松谷。菅原とMIOは昨年1勝1敗という結果を残しており、決勝での決着戦の実現が話題となっている。そこに待ったをかけたいというのが松谷の考えだ。

 K-1 JAPAN GROUPの女子アトム級戦線の菅原&MIOの2強時代についても「今の女子アトム級の状況を変えていきたいですね。自信もあるし、喰ってやりたいです」と、自身の力で終止符を打ちたいと目論んでいる。
 MIOとは昨年8月「Krush.128」後楽園ホール大会でエキシビションマッチを行なっているが「その時からいずれやることはあるだろうなと思っていました。(MIOは)パンチは凄く巧かったんですけど、自分の得意な蹴りを出して思い通りの戦いが出来れば勝てない相手ではないなと思いました」と、その攻略にも自信を持っているようだった。

 松谷が目指しているのは、K-1のチャンピオンになることのみならず、現在のKANAのようにK-1女子の象徴的な存在になること。だからこそ、女子だけの今大会にも注目してもらいたいという気持ちがある。

「女子だからつまらないって思われがちなんですけど、全員で盛り上げて、まずK-1女子を見る目が変わればなって思いますね。バンバン倒す試合をして盛り上げて注目されたいなと思います」と、自らも倒す試合を実践し、男子に負けない注目度アップに貢献したい考えだ。

「これからは自分が引っ張っていく存在になりたいと思います」と、高い志もキッパリと口にした松谷。そのためにも「6月25日は絶対に自分がベルトを巻くので応援よろしくお願いします」と、トーナメント制覇を力強く誓う。
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