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「Krush.138」6.17(金)後楽園<インタビュー>王者・佐々木大蔵「自分に出来ることを最大限やって、寺島選手とKrushのリングを盛り上げる。佐々木大蔵という地位を確立させたい」

 6月17日(金)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.138」の[Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・寺島輝と対戦する王者・佐々木大蔵のインタビューを公開!

――佐々木選手にとっては約1年ぶり、3度目の防衛戦が決まりました。

「2月にK-1でヴィトー・トファネリ選手と試合をして、ヴィトー選手の強い攻撃で怪我をしてしまって、復帰戦という形になりました。前回の試合で学んだもの、まだまだ自分に足りないものがたくさん出てきているので。そういったものを日々、トレーニングに打ち込みながら、解消しながら次の寺島選手に向けて準備を進めています」

――今回は若い挑戦者・寺島選手を迎え撃つ形です。寺島選手にはどんな印象を持っていますか?

「映像も見ていますし、自分の先輩の山崎秀晃さんと戦ってる試合も見ています。足を使って、伝統派空手の通常では味わえないリズム感だったりとか、そうしたものを持っている選手だと思います。今まで戦わせてもらってきた相手とはまた違う印象がありますね」

――寺島選手の対策は進んでいますか?

「色んな映像を見たり、お互いにいろんな対策を練ると思うんですけど、当日の寺島選手は今までとは違うものだと思います。それは当たり前のことですし、当日、肌を合わせてみないと分からない部分もたくさんあるので、『こうだ』というプランはあまりないです」

――では寺島選手を攻略する自信はありますか?

「そういった部分を含めて、当日のゲームプランも楽しみなんで。こうやって試合が決まると皆さん色んなイメージをされますけど、皆さんがイメージする以上のものを見せていきたいです。今はそんな気持ちです」

――寺島選手は先輩の大沢文也選手がKrush王者になって、ジムとして士気が上がっていると思います。

「もちろんそれはあると思います。KRESTでも仲間がたくさんいる中で誰かが勝てば気分が上がるのは間違いないので。大沢選手も昔から、本当に僕がデビューしたぐらいからずっと見てきている選手なので、全然自分とは関係ないのに僕も(大沢がチャンピオンになって)嬉しい気持ちがありました(笑)。ちょっと脱線しましたが…絶対に寺島選手も士気が上がるかなと思っています」

――今回が3度目の防衛戦です。ベルトにはどんな想い、こだわりがありますか?

「僕は以前Krushライト級のベルトを巻いていて、今はKrushスーパー・ライト級のベルトを巻いています。2階級制覇と言われるのですが、ライト級のベルトはやっと獲ることができたベルトで、スーパー・ライト級のベルトは階級を変えて身体作りから始めて、結果的に獲れたベルト、結果的に今自分の元にあるベルトです。僕はチャンピオンと言われる人間ではありますけど、まだまだ穴もあるし、だからこそこうやって格闘技と向き合ってやっています。僕もそうですけど、どの選手もチャンピオンに強い思いがあるのも知っていますし、僕は僕だという気持ちもあります。Krushチャンピオンの佐々木大蔵ではなくて、佐々木大蔵という地位を確立していきたいのも本心です。そういう自分の思いに比べると、チャンピオンへのこだわりはないかな、と思ってます」

――K-1スーパー・ライト級王座が山崎秀晃選手から大和哲也選手に移り、佐々木選手はかつて大和選手に勝った実績もあります。ずばりK-1のベルトのことはどう思っていますか?

「秀さんと大和選手の試合はただただ、秀さんには勝ってほしかったです。そのことに関してすごく悔しい気持ちがあったし、セコンドにも就かせて貰って、全力で秀さんをバックアップしてきたつもりです。だから、そこに関して、すぐに『自分が(大和とやる)』と言える心境ではないです。あれから日がだんだん経つにつれて、その悔しい思いだったりとか、世界一のK-1のベルトを巻きたい思いはずっと持っています。だけど、寺島選手との試合がある以上、先を見据えると足元を掬われるのも今まで自分で経験してきました。今は本当に、寺島選手に全神経を注いでいます。その結果、どうなるかっていうところに自分を置いていきたいと思うので、あんまりその質問に対して自分がどう答えていくかというのはないですね。

――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。

「最高の準備というか、自分に出来ることを最大限やりながら、寺島選手とKrushのリングを盛り上げたいと思います」
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