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「Krush-EX 2022 vol.4」5.28(土)GSP 中村拓己K-1プロデューサーが大会を総括「若い選手がキャリアを積む場であり、選手が復活をかけて戦う場。Krush-EXならではのカラーが出てきた大会だったと思います」

 5月28日(土)東京・GENスポーツパレスにて「サイクリー PRESENTS Krush-EX 2022 vol.4」が開催された。中村拓己K-1プロデューサーの大会後の総括コメントは以下の通り。

「今日の大会は全7試合中5試合がKO決着、6試合でダウンシーンがあり、ダウン発生率がとても高い(85.7%)大会になりました。第1試合のサガエ・ルーカス選手がいいKOで火を点けてくれて、第2試合の力斗選手もKOで続いて。K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTの浩志選手・黒川瑛斗選手もインパクトのあるいい試合でしたね。

 休憩明けは川越亮彦選手が6戦目で初勝利を掴んだ試合から始まって。松本陸vs臣龍は松本選手が先制のダウンを奪ってそのまま持っていくかなと思いましたが、2Rに持ち直した臣龍選手が果敢に打ち合ってヒザ蹴りでドクターストップを呼び込むという試合でした。松本選手の倒しに行く姿勢もよかったですし、逆転勝ちした臣龍選手は底力がある選手だなと思いました。

 メインはKrush-EXから復活を目指す佐野純平vsプロ2戦目の松本和樹という試合でした。松本選手はSNSや試合前のコメント、対戦相手の入場曲に合わせて踊ったり、コミカルな選手なのですが、いざ試合になるとキャリアが上の佐野選手をしっかりKOして、これでプロ2戦2勝2KOなんですよね。
 ただ、キャラがある・コミカルなだけだったら『あのパフォーマンスがどうなの?』と思うのですが、松本選手の場合はしっかり試合でも倒して魅せているところがいいですね。本人もKrush本戦=後楽園をアピールしていましたが、次のチャンスを考えたいと思います。

 Krush-EXは若い選手・キャリアの少ない選手が経験を積む場というコンセプトがあり、そのコンセプト通りに選手たちが育ってきたと思います。今日の前半に出た選手たちはプロキャリアこそ浅いですが、KOする・ダウンを取ることはもちろん、それ以外の試合運びや技術レベルそのものが高いなと思いました。

 また中部・関西・九州など全国から選手が集まってきたり、なかなか勝てなかった川越選手がKrush-EXで試合を続けて初勝利を挙げたり、敗れてはしまいましたけど佐野選手のようにKrush-EXを復活の場として選ぶ選手がいたり…と、選手育成以外にもKrush-EXならではのカラーも出てきたなと思います。これからKrush-EXも一つのイベントとして、K-1とも違う、Krushのナンバーシリーズとも違う大会にしていきたい。そういう可能性を感じる大会でした」
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