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「K'FESTA.5」4.3代々木 マハムード・サッタリが無差別級トーナメント優勝、大和哲也が一撃KOでスーパー・ライト級王座戴冠!K-1年間最大のビッグマッチは全21試合15試合がKO決着

 4月3日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館(代々木第一)にて「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K'FESTA.5~」が開催された。

 K-1 JAPAN GROUPが代々木第一で大会を開催するのは今回が初。代々木第一は1993年4月に第1回K-1 GPが開催された“K-1生誕の地”であり、その場所でK-1の原点ともいえる重量級8選手による無差別級トーナメントが行われた。

 トーナメントは1回戦からKO決着が続出。1回戦・第1試合のANIMAL☆KOJIvs谷川聖哉こそ谷川の判定勝利だったものの、1回戦・第2試合では石井慧が実方宏介からK-1ルール3戦目にして初のKO勝ちを奪うと、1回戦・第3試合では京太郎が坂本英則に貫録のKO勝利。1回戦・第4試合のK-Jeeとマハムード・サッタリもサッタリが1RKO勝利を収めて、それぞれが準決勝に駒を進めた。

 しかし石井が肋骨骨折の疑いからドクターストップとなり、愛鷹亮をKOしてリザーブマッチ勝者となった加藤久輝が谷川と準決勝・第1試合で対戦。試合は加藤が強烈な左フックでダウンを奪うも、谷川が鮮やかな右ハイキック一発で加藤を逆転KOして決勝に進出する。準決勝・第2試合はサッタリが京太郎とのフルラウンドに及んだ接戦を制して決勝に勝ち上がった。

 決勝はこれまで2度対戦している谷川とサッタリの顔合わせとなり、サッタリがラウンドごとにダウンを重ねて3RにKO勝利。前日計量時に85.2kgと最軽量のサッタリがスピードを生かした戦いぶりで見事に無差別級トーナメント優勝者となった。

 セミファイナルではK-1スーパー・ライト級タイトルマッチで王者・山崎秀晃と挑戦者が激突。試合は山崎が開始直後から猛攻をかけたが、大和哲也が左フックを一閃。試合時間わずか50秒で山崎をKOし、かつてK-1 WORLD MAX -63kg日本王者となった代々木第一で悲願のK-1王座奪取を達成した。

 ウェルター級スーパーファイトでは、野杁正明へのリベンジを狙う安保瑠輝也がプライチュンポン・ソー.シーソムポンをKO。野杁が倒せなかったプライチュンポンをKOし、野杁に挑戦状をたたきつけた安保に対し、野杁も加藤虎於奈に圧巻の2RKO勝利を収め「(安保に)勘違いしてんじゃねえぞ」と言い放った。

 スーパー・フェザー級では朝久裕貴が村越優汰からハイキックでダウンを奪って1RKO勝利し、大岩龍矢が元フェザー級王者・江川優生に判定勝利。フェザー級では現王者・軍司泰斗と元王者・椿原龍矢がそれぞれ勝利を収めた一方、スーパー・ライト級では鈴木勇人が元ライト級王者・林健太をKOで下す金星を挙げ、不可思は新鋭・小嶋瑠久を3RKOで下した。

 今回が久々のK-1復帰となった"狂拳"竹内裕二と松倉信太郎も共に勝利し、ゴンナパー・ウィラサクレックは鈴木翔也をヒザ蹴りでKO。今大会は全21試合中15試合がKO決着と“K-1年間最大のビッグマッチ”「K'FESTA」に相応しいKOの祭典となった。

 なお今大会では第6試合(不可思vs小嶋瑠久)にデヴィ夫人がスペシャルラウンドガールならぬスペシャルラウンドセレブ、第14試合(軍司泰斗vs斗麗)にビビる大木さんが登場し、大会を盛り上げた。

☆全試合結果・写真・レポート
https://www.k-1.co.jp/result/16575/
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