2022.02.26

 2月26日(土)都内にて、2月27日(日)東京体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」の公開計量と前日記者会見が行なわれた。

 今大会ではスーパー・フェザー級で戦う4選手による注目のスーパーファイトが組まれた。芦澤竜誠vs西元也史・卜部弘嵩vs島野浩太朗だ。

 芦澤は昨年9月の横浜アリーナ大会で、過去に敗れている弘嵩に勝利して勢いに乗る。会見冒頭から「減量もほとんどなく、いつも以上の仕上がり」と「仕上がり最高」を宣言。試合を「自分でも楽しみ」という。その楽しみ方も独特で「試合に向けた対策は一切してない。試合の予想も出来るけどしない」という。「その時に全部対応すればいい。リアルタイムで、試合のリアルを楽しみたい」と芦澤。また、同じKRESTで西元の先輩になる弘嵩を引き合いに出して「俺は卜部選手に勝った。卜部選手のためにも絶対に(卜部の後輩の西元には)負けないです」という。

 対する西元は、昨年9月の横浜アリーナ大会で村越優汰に判定負けを喫したものの、昨年12月のKrushで“DYNAMITE”髙橋佑太に2RKO勝利。これで12勝のすべてがKOという「KOマシーン」ぶりを見せつけた。

 今回、西元は「どのSNSを見てもイライラしかしなかった」とSNSでの自分に対するコメントにかなり腹を立てている様子「溜まりに溜まったものがあるんで、明日、爆発させる」と芦澤に対して「SNSストレス」をぶつけるつもりだ。また、芦澤が「対策はしてない」と明かしたことについて、西元は「僕も対策っていう対策はしてない。普通に自分の力を出せば勝てる」とこちらも自信を見せる。

 ABEMAやYouTubeでの活躍で注目を集める芦澤。会見でも終始、マイペースだった。その注目度も含めて「全部奪い去ってやる」という西元。芦澤が「芦澤ワールド」に引き込みのか、それとも西元が「KOマシーン」ぶりを見せるのか!?

 そして-61kgの契約体重で対戦する弘嵩と島野。両者は2014年11月のKrushのメインイベント、第4代Krush-60kg(現スーパー・フェザー級)王座決定戦で対戦。その時は弘嵩が1Rにダウンを奪い、その後は島野が猛攻を仕掛けて弘嵩をダウン寸前まで追い込んだが踏みとどまった弘嵩が判定で勝利。伝説の激闘から約7年3か月を経て、両者は再び拳を交える。

 弘嵩は1回目の計量で200グラムオーバー。再計量でパスをしたが「家の秤と、移動中の落ち方が計算外」とのことで「体調は問題ないです」とのこと。「今は穏やかな気持ちですけど、明日はスイッチを入れて“殺し”の部分を見せたい」と穏やかな口調で語った。だが、胸中には燃えるものがあるようで「今日、向かい合って感じたこと」を聞かれると「島野」と呼び捨てにして「この試合の後のこととか今回一緒に出てる選手とかは僕の中でどうでもよくて。明日は、目の前の島野を倒すために全力で行きます」とKO宣言。

 対する島野はいつにも増して言葉数が少なかった。ひと言、ひと言を絞り出すように「万全の準備をしてきました。明日は卜部選手を越えます」と勝利宣言。記者会見や公開練習で「この試合は特別」とコメントしてきて、今の心境を聞かれると「これまで、この試合がどういう試合か、ずっと感じて来たので。明日、それを、全集中でぶつけます」とひと言、ひと言を噛みしめるように答えた。

 燃え上がる闘志をのぞかせた弘嵩。最後まで闘志を内に秘めた島野。7年3カ月ぶりの再戦は激闘必至。いったい、どんな結末が待っているのか!?

芦澤竜誠
「どうも芦澤竜誠です。ピース! 普通に感謝してます。西元選手にもK-1にも自分にも。こうやって普通に試合が出来るんで。明日はすごい楽しみにしてるんで、皆さんも楽しみにしてください。(現在の仕上がりは?)いつも以上に仕上がりは良すぎるんで。減量もまったくなかったって。昨日、メシ食わないでフルーツ食ったぐらいで、それまで何にも減量もしてないんで。もう今でも試合出来るし、明日でもいつでも試合出来る環境でやってきたんで。めちゃくちゃ楽しみにしてください。で、なんでしたっけ質問?(仕上がり具合は?)仕上がり最高です! はい(笑)。西元選手も仕上がり最高だと思うんで、明日はめちゃくちゃいい試合が見れると思うんで、みなさん、楽しみにしてください。

(ABEMAのCMで「俺たちの芦澤がピンチ」と言われていることについて)俺はウケるなって笑ってますよ。普通に、魅せるんで。俺が負けるとか、ピクリとも動かなくなるとか、KO勝ちするとか。みんなに予想して貰いたいです。どんどんどんどん、頭の中で。で、明日はリアルタイムで魅せるだけなんで。楽しみにしてください。(西元選手のコメントから気合いを感じましたか?)気合い? ああ、いいなあって感じですけど。ぶっちゃけ対策もしてないし、今も、いまだに。試合の予想もしてない。出来るんだけどしてない。なんでかっていうとその時を楽しみたいから。楽しみたいんで、俺は。その時に全部対応すればいいから。って思ってるんで、俺は(予想を)したいんですけどしないようにしてる。試合のリアルタイムで、リアルを体感したい、自分で。で、自分のパワーはどんくらい出来るのか。ね?
 
 今、卜部選手が横にいますけど、元チャンピオンに俺、勝ちましたよね。で、ただ勝っただけじゃないんですよ。いろんなものを背負って勝ったんで。卜部選手(西元とは)KRESTで一緒ですけど、卜部選手のためにも絶対負けないですね、俺。そういう気持ちです。(質疑応答を締めようとした司会者に)あと一個、いいですか? あの、明日の入場曲、いつも入場曲は自分の歌なんですけど、世に出してない曲をいきなりあそこで使うから。みんな分かってないから、今日、芦澤竜誠のYouTubeチャンネルで、30分ぐらい前に入場曲『生きろ』って出したんで。みなさん聴いて、歌詞とかも書いてあるんで、聴いて、明日試合を見て欲しいと思います。楽しいと思うんで。ありがとうございます!」

西元也史
「芦澤選手もすごい練習してきてると思います。SNSですごいコメントも色々見て、色々僕は溜まりに溜まってるんで、明日は俺が派手に勝ちます。(今までで一番注目度の高い試合になるが、楽しみな気持ち?)僕が楽しみかってことですか? ああ、もちろん。めちゃくちゃ注目してくれてるんで。SNSは何も見てもイライラしかしなかったんで(苦笑)、やっと明日、全部爆発させられるなって感じですね。(明日はどんな試合を見せたい?)芦澤選手が最高の仕上がりって言ってくれてるんで。僕はそれ以上に最高に仕上がってるんで。それをお互い、全力でぶつけ合えばいいものが生まれるんじゃないかって思います。その上で、僕が勝ちます。(芦澤選手は「対策してない」と言っているが)僕も対策っていう対策はしてないですね。僕が普段持ってる力を普通に出せば勝てると思ってるんで。はい。背負って勝つ、って言ってはったんですけど、そういう気持ちも僕が全部奪い去ってやる、って感じです、はい」

卜部弘嵩
「(計量で)ちょっと失敗しましたが、無事に体重も落ちました。明日は万全の状態でリングに上がりたいと思います。(これまで会見で「この試合は特別」とコメントしていたが、今の心境は?)今は穏やかな気持ちですけど、明日はスイッチ入れて、倒しにいく・殺しの部分を見せたいと思ってます。(200オーバーは誤差?)はい、その通りです。計量会場に来るまでの移動で落ちる代謝とかもざっくり計算したんですけど、それがちょっと計算外だっただけで、特に問題ないです。(相手と向かい合って)この試合の後のこととか、今回一緒に出てる選手とかは僕の中でどうでもよくて。目の前の島野、島野を倒すためだけに作り上げてきました。明日は、島野を倒すために全力で行きます」

島野浩太朗
「万全の準備は整いました。明日は卜部選手を越えます。(これまで会見で「この試合は特別」とコメントしていたが、今の心境は?)これまで、この試合がどういう試合か、ずっと感じて来たので。明日、それを全集中でぶつけます。(相手と向かい合って)……(10秒間沈黙)……明日の試合に、すべてを、集中持ってってるなって、思いましたね」

 

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