2022.02.14

 都内・POWER OF DREAMにて、2月27日(日)東京体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」の[第4試合/K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R]で内田晶と対戦する佐々木洵樹が公開練習を行なった。

 昨年5月のK-1横浜武道館大会が不完全燃焼の試合に終わり、試合後には引退を示唆した佐々木。しかし学生時代の卒業文集に記された夢「K-1王者になる」に支えられ、再びリングに立つと決意した。過去の自分からのエールに「K-1という舞台に立つ気持ちをもう一度思い出して奮い立った」と、当時の自分に向けて「ちゃんとやってればこうやって戦えるんだよ、と伝えたいですね」と感謝のメッセージを送る。

 再び戦うことを決意した佐々木にもたらされた[K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント]への出場オファー。佐々木は「辞めるといったタイミングでこんな話をもらって、自分で言うのもアレですが、持っているな」と強運を感じたという。横浜武道館大会後は、約1カ月もジムに顔を出さず「ふぬけになって何もしていませんでした」という時間を過ごした佐々木。

 過去の自分と周囲からの支えを受け「また強くなった実感があります」と更なるレベルアップに手応えを感じ、その調子の良さを披露するかのように、佐々木は古川会長の持つミットへパンチと蹴りを多彩に織り交ぜたコンビネーションを叩き込んだ。

 トーナメント1回戦の相手は内田晶。「幼少期からやっているんだろうなという格闘技のセンスを持っている」と、佐々木は内田を高く評価する。昨年8月のKrushスーパー・バンタム級王座決定トーナメントで内田は優勝候補の小倉尚也からダウンを奪い番狂わせを起こした。今回のトーナメントにおいてもダークホースとして注目を集めるが、佐々木は「自分もダークホースになっている感じがするので、特に気にしてはいません」という。

 準決勝の相手は「鬼山(桃太朗)君が来る可能性もなくはないけど、順当に行くと準決勝は玖村選手」と、玖村将史を予想する佐々木。佐々木は「他の選手は眼中にない」という玖村の発言に怒りにも似た感情を抱いたというが「周りから見ても優勝候補だと思う」と、一歩抜きん出た注目度は素直に評価。その上で「まだ彼も20代前半。知らないことも多いと思うので、30歳の自分がそれを教えられたら」と、キャリアを活かした”大人の戦い”を見せるという。

 決勝の予想は「金子(晃大)君が来るかもしれないし、璃明武選手はトーナメント向きだと思う」と、自身と玖村と並び「スーパー・バンタム級四天王」に数えられる両選手どちらかの決勝進出を予想。しかしそれも可能性としての予想に止め「(誰とでも戦えるよう)ひとりひとりちゃんと頭に入れています」と、全選手対策は万全だという。

 今回争うスーパー・バンタム級のベルトは、現在プロボクシングで活躍中の元同門・武居由樹も巻いたベルトだ。再びPOWER OF DREAMにベルトを持ち帰るチャンスに、武居からは「頼みますよ」と発破をかけられた。それに対して佐々木は「(武居)由樹君はいい意味でプレッシャーをかけてくれる。PODにベルトを持って帰ってきてみんなに見せて、由樹君がどんな顔をするか見たいですね」といいモチベーションになっているという。

 周囲・ジムからの期待を背負いトーナメントに臨む佐々木だが、明るい表情で「プレッシャーはない」と言い切る。佐々木が王者と同時に目指すのは「自分だけのストーリーを作る」という願い。「僕は今まで自分に自信がなかったので、今回は佐々木洵樹という人間を自信をもって背負いたい。(ベルトを獲って)自分のことをリスペクトしたいです」と、自らの価値の証明のために王座を狙うという。

 最後に「自分を見に来てよかったとか、自分を見て勇気をもらえたといってもらえるとうれしいです。ベルトを獲ります。応援よろしくお願いします」とファンに呼びかけた佐々木。一度は失った自信を取り戻した拳豪は、盟友が腰に巻いたベルトを再びジムへもたらすことができるか?

 

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