2022.02.01

 福岡・朝久道場にて、2月27日(日)東京体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」の[スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R]で与座優貴と対戦するK-1ライト級王者・朝久泰央が公開練習を行なった。

 昨年7月のK-1福岡大会でゴンナパー・ウィラサクレックを破り、第5代K-1ライト級王座に就いた朝久。K-1王者になったことで「見てくれる方が増えたことを一番実感していますね。SNSを通してもそうだし、テレビに出る機会も増えて『テレビ見たよ』や『試合いつですか?』と知らない方から声をかけられることが増えた」と明かし「僕は見た目が怖そうに思われるんですけど、声をかけられるのは好きですね」と笑顔を見せる。

 ゴンナパー戦以来、7カ月ぶりの試合となるが「ゴンナパー選手とやる前も半年ほど空きましたし、勝ち続けると試合数が少なくなると思っていたので。いつオファーが来てもいいように準備をしていました」と己の武器に磨きをかけてきた。

 公開練習のミット打ちで、朝久はK-1の試合ではあまり見られない独特の手の動きを取り入れたパンチを披露。ミットを持つ朝久館長に対してガードを下げたり、様々な手の動き・足運びを見せて、そこからパンチを打ち込んでいった。

 朝久はこの動きについて「これは相手どうこうというよりも朝久流の動きですね。そのなかでも手の位置や足の運びを意識した動きです」と説明。「この期間に朝久流の動きに磨きがかかって、さらに強くなっていると思います」と力強く語った。

「これは相手どうこうというよりも朝久流の動きですね。そのなかでも手の位置や足の運びを意識した動きです・あの手の動きは今までの試合でも使っていた動きで、相手にとってもっと攻撃が見えにくい・自分はディフェンスしやすい…そういうことを考えた動きですね。自分たちは相手の気を読んで動いているので、相手の動きに惑わされることはないんですね。

 僕たちは一般的に蹴り技に注目されていると思うんですけど、こういった手の変わった動きが加われば、もっと相手は自分たちの動きを見にくくなると思って(手の動きを)取り入れました。試合が空いた期間に朝久流の動きに磨きがかかって、さらに強くなっていると思います」

 対戦相手の与座は極真空手の世界王者という肩書を持ち、昨年からK-1 JAPAN GROUPに参戦。12月のKrush後楽園大会では蓮實光を左ハイキック一撃でマットに沈めた。

 朝久は「どういう世界でも“世界一”になることの難しさを知っているので、それはすごいなと思います」と与座の実績を認めつつも、与座のハイキックについて聞かれると「『ああ…それで決まったんだ』というくらいの感想ですね。あの蹴りは僕たちも使う蹴り技ですし、1Rにそういう(ハイキックを蹴る)気が出ていたので、やっぱりそうくるよねっていう感じで見ていました」と一刀両断

 空手対決という周囲の見方には「あくまで僕と与座君の試合」としたうえで「極真空手という相手のバックボーンもへし折る強い気持ちと圧倒的な強さを見せる。僕の独壇場になると思います」と自信たっぷりに語った。

「(空手対決という見方について)朝久空手と言っている以上、僕たちがやっていることも空手という括りにされると思うんですけど、僕は館長が作った技術を証明したいという気持ちです。だからこれは僕と与座君の試合だと思っています。朝久空手はいつどんな状況でも戦えて、試合以外の精神的な部分でも戦えるもの。この試合は圧倒的な強さを見せる独壇場になるだけだと思います。

(K-1と極真の世界王者対決だが?)K-1で戦ううえで世界王者どうこうは関係なくて、今回はただ僕が自分の強さを見せるだけの試合です。極真空手という相手のバックボーンをへし折る強い気持ちと圧倒的な強さ。技術はもちろん精神的なところでも強さを見せたいです」

 朝久にとって今回の与座戦はK-1チャンピオンになって初めての試合になる。朝久は「僕の次の目標は“王”になること。“王”は力でねじふせて誰も歯向かわない存在。僕もそういう圧倒的な存在になりたい」と壮大な野望を語った。

「僕はK-1チャンピオンになって、次は“王”になるという目標が出来たので、今までよりさらに高いモチベーションで練習をやっています。(チャンピオンと王の違いは?)僕のなかで“チャンピオン”は挑戦者が出てきたり、下から追い上げられる存在で、“王”は力でねじふせて誰も歯向かわない存在。僕もそういう圧倒的な存在になりたいと思っています。

(道場にある『覇』の額入りの文字について)この漢字にも『力でねじ伏せる』という意味もあります。“王”になるには“覇”が必要で、僕はチャンピオンより上の存在、“覇”を持った“王”になりたいという思いです。僕は自分より強いヤツはいないと思っているし、そういう選手がいたら全員やりたいと思う。誰も朝久とやりたくないと思わせたいし、自分にたてつくヤツは全員叩き潰したいと思います」

 2月27日、覇王を目指す朝久が東京体育館のリングに立つ。

 

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