2021.11.29

 11月29日(月)都内にて、2022年1月28日(金)に開催される「Krush.131」後楽園ホール大会の第2弾カード発表記者会見が行なわれた。

 第3代Krushウェルター級王者に輝いた牧平圭太が現役を引退、引退エキシビションマッチ(2分2R)で野杁正明と対戦することが決定した。牧平は恵まれた体格とサウスポースタイルから繰り出す強烈な蹴りを武器にKrushを主戦場に活躍。2014年4月にKrushウェルター級王座を獲得すると、翌2015年7月の初代K-1スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントでは日本人として唯一のベスト4進出を果たした。

 引退エキシで拳を交える牧平と野杁は2012年8月26日のKrush名古屋大会のNAGOYA×TOKYO・5対5マッチで対戦しており、牧平は判定負け。3Rに反則のサッカーボールキックを放った牧平は減点を受けているが、会見に同席した中村拓己プロデューサーは「当時、僕は解説の仕事をしていて、反則そのものは悪い行為なのですが、(牧平の)必死に勝ちたいという気持ち、試合前に『何が何でも勝つ』と言っていたことをリング上で覚悟を持って出せる選手だなと思って、あの試合は非常に印象に残っていました。最後のリングはそういうものを見せてくれた野杁選手との一戦がいいんじゃないかなと思い、今回野杁サイドにオファーしたところ快く引き受けてくれました」と今回のエキシビションマッチの経緯について説明。

「K-1ウェルター級を新設した時の最初の試合も牧平選手と久保優太選手との試合で(2016年11月3日)、K-1・Krushのウェルター級という階級で身体を張って戦ってきた第一人者だと思います。K-1のリングでも初代K-1スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントでゲーオに勝ったこともある強豪のディラン・サルバドールに勝って、日本人で唯一、ベスト4まで勝ち上がってあのマラット・グレゴリアンとも戦っています。先日のKrush後楽園大会で木村"フィリップ"ミノル選手が『Krushで色んなことを学んで、自分は格闘家として大事なことを教わった』とコメントしていましたが、牧平選手はKrushのリングで色んなファイターに生き様というか、戦い様を見せてくれたファイターの1人だったんじゃないかなと思います。牧平選手の最後の勇姿を見届けて下さい」とメッセージを送った。

 会見に出席した牧平は「もう一度試合をしようと過ごしてきましたが、ダメージも溜まりに溜まったので引退を決めました。自分の格闘技人生はほぼKrushとK-1で試合をやらせていただき、Krushでチャンピオンになることができ、まだまだ全然ですが、人として成長することができました。最後は大好きなKrushで現役生活で関わって下さった方々に感謝の気持ちを持ち、1月のリングに上がらせていただきます」と挨拶。最後のリングで野杁とエキシビションマッチをやることになり、「(野杁は)強いという印象しかないですよね。2カ月間で最後に身体を作りたいと思います」と話した。

 引退後については、地元・広島で選手育成に励んでいく予定で「今や誰もが出たいKrush、K-1のリングはここまで最後まで面倒を見てくれる素晴らしい興行です。Krush、K-1に出てチャンピオンになりたいと目指す人が一人でも多く増えてくれればと願っています」とコメントした。また牧平の同門・先輩で、9月のK-1横浜アリーナ大会で現役引退した山内佑太郎の引退セレモニーも今大会で行われる。

牧平圭太
「試合をしていないので分からない人もいると思いますが、HALEO TOP TEAMの牧平圭太です。1月28日の興行をもって牧平は引退します。まずはじめに引退セレモニーの舞台を用意して下さったK-1 JAPAN GROUPのみなさまには感謝です。もう一度試合をしようと過ごしてきましたが、ダメージも溜まりに溜まったので引退を決めました。自分の格闘技人生はほぼKrushとK-1で試合をやらせていただき、Krushでチャンピオンになることができ、まだまだ全然ですが、人として成長することができました。最後は大好きなKrushで現役生活で関わって下さった方々に感謝の気持ちを持ち、1月のリングに上がらせていただきます。自分みたいなもののために、一肌脱いでいただくK-1チャンピオンの野杁選手には本当に感謝しかないです。ありがとうございます。

(引退を決めた時期は?)試合が終わって記憶が曖昧になることがあって、一番の決め手は、松岡力戦(2019年4月19日)、平山迅戦(2017年12月9日)の試合が終わった後に自分の子供たちを見て『誰だ、これ?』と分からなかった時に、引退をしようと決めました。(選手としてやり残したことは?)それはありません。僕はクズみたいな人間でしたが、Krushでチャンピオンになり、防衛することで結婚を決めましたし、チャンピオンになったから結婚してくれたと思います(笑)。そこから有難いことに子供も4人できて本当に、格闘技に人生を助けられ、成長できたので、感謝しかないです。

(最後のリングで野杁とエキシビションマッチをやることを聞いた時の心境は?)強いという印象しかないですよね。2カ月間で最後に身体を作りたいと思います。(どんなエキシビションマッチをしたい?)世界一をシンプルに肌で感じたいです。(引退後、格闘技との関わりは?)リングで言おうと思っていたのですが、地元の広島に戻り、地元でジムを開こうと思います。

(今リングに上がっている若いKrush、K-1ファイターにメッセージや伝えたいことは?)これもリングで言いたかったのですが、今や誰もが出たいKrush、K-1のリングはここまで最後まで面倒を見てくれる素晴らしい興行です。Krush、K-1に出てチャンピオンになりたいと目指す人が一人でも多く増えてくれればと願っています。本当に温かい興行です。

(現役の中で一番印象に残った試合は?)中村プロデューサーから言っていただいたように、野杁戦は減量がきつかったのですが、野杁選手は若くて勢いがあって、そういうやつを相手に僕のキャッチフレーズ“反骨の暴れ馬”ではないですけど、反骨精神が凄く絶対に勝つ、この試合が終わったら格闘技はもういいやという気持ちでいきました。あの時に反則をしてしまったので、最後に反則されないようにしたいと思います(笑)。

(一番印象に残っている選手は?)Krushのベルトを2回争った渡部太基選手が印象的でした。渡部戦は本当に殺してやろうと思うぐらい命を懸けた試合で青春でもありました。今や、お互いの子供が同じぐらいの年齢で一緒にクワガタを獲りに行ったり、遊んだりする仲なので本当に格闘技って素晴らしいと思います。(ファンにメッセージ)最後、僕の大好きなKrushのリングに上がれること、心から感謝しかないです。最後のリングに楽しく上がらせていただきたいと思います」

 

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