2021.11.25

 神奈川・FLYSKY GYMにて、12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)で開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~スーパー・ウェルター級&フェザー級ダブルタイトルマッチ~」の[スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R]で不可思と対戦する林健太が公開練習を行なった。

 前戦となった9月20日の横浜アリーナ大会ではスーパーファイトで佐々木大蔵と対戦し、激しい打ち合いを繰り広げた末に惜しくも敗れる結果となった林。「最近は綺麗に戦おうとし過ぎて昔の荒々しい部分が少なくなっていた。技術がスキルアップしていく中で、試合ではちゃんとしたキックボクシングの試合を組み立てつつ、最終的に強打で沈められるようにしたいと思って練習しています」と、この日の公開練習ではタイ人のキヨソンセントレーナーが持つドラムミットに向けて一発一発を確認するように強打のパンチを打ち込んだ。

 再起戦は地元・兵庫に近い大阪での地となり、林は「応援してくれる地元の人たちは僕が首都圏で試合をするとなると来るのに大変なので、やはり地元で1年に一回は試合をしたいと思っていました」。関西での試合への想いを語りつつ「9月に戦った時に一瞬、なぜか落ち着いて全力で殴らない時間があったんです。こんな感じで戦ってもいいのかな?という変な感覚があり、そういう感覚を忘れないうちに試合がしたいと思ったので、僕から『試合がしたい』と言ってお願いしました。ただ殴り合って勝つのではなく、今後につながるような何か得るものがあるような試合をしていかないと変わっていかないと思いました」と佐々木戦で得た特別な感覚で確かめるためにも、今回の試合は願ってもないチャンスだという。

 その佐々木戦の映像を何度も見返したという林は「相変わらず変えないといけない思っている部分が全く変わってないなと(苦笑)。試合に夢中になり過ぎるというか、周りが見えていなく、相手も見ていない、何も考えずにただガムシャラに突っ込んでいる試合をやっていて、相変わらず自分は馬鹿やなと思いました。やりたかったことの1%もできていない。もっと落ち着いて相手の表情を見てどう思っているか、今はこういうコンビネーションで攻めるのがいいとか、考えて戦えるようにならないとこの先はないなと思いましたね」と猛省。

 キヨソンセントレーナーから「手と足のしっかり4つの武器を使って、もっと落ち着いて、もっとよく見て戦って」と言われていることから、今は落ち着いて戦うことを意識した練習を続け、特別にキヨソンセントレーナーとマンツーマンの練習時間を設けている。

「うちのジムにはプロのコースがなくて、ジムも開くのが夕方から。一般会員みんなと一緒に練習していたんです。しかもトレーナーがキヨ(キヨソンセン)しかいないので個人的にアドバイスをもらったりする時間がなかったけど、今は昼間に特別にジムを開けてもらって、キヨとのマンツーマンの時間をたくさん作ってもらっています。今はキヨとたくさんコミュニケーションを取って、間違いなくキックボクサーとして進化していると思います」

 今回対戦する不可思については「僕と同じく熱くなるタイプ」といい、「打ち合いやったら負けへんと思いますし、キックボクシングをして落ち着いた試合を組み立てて、最終的にパンチで倒したい。最後にパンチで戦う時に絶対に倒せる自信があります」と冷静に試合をした上で最後に仕留めたいと話す。

 現K-1スーパー・ライト級王者の山崎秀晃は1Rで、佐々木は3Rでそれぞれ不可思に勝っている。その結果については「そこはこだわっていません。できるだけ早く倒したいとも思ってないし、僕はしっかりキックボクサーとして3R戦いたい。落ち着いて試合を運び、最終的にKOできたらいいなと」とKOに固執しすぎず、冷静に戦うことを意識して臨みたいと一環した姿勢を見せる。

 不可思戦後、2022年に狙うものはやはりK-1 WORLD GP王座への返り咲きだ。「僕は世界チャンピオンを目指しているので、世界チャンピオンに少しでも近づけるような試合をしないといけない」と気合い十分。試合自体がクリスマスの時期に近いことから「この追い込み時期の車の移動中に僕はずっとクリスマスソングをかけているんです。幸せなクリスマスを過ごせるかどうかは、今の練習で自分がどれだけ頑張ることができるか。二人の子供たちがサンタさんに頼むおもちゃを選んでいる姿を見ていると、“絶対にいいクリスマスを過ごすねん!”と心に決めて頑張れています。ここで絶対に勝って幸せなクリスマスを過ごしたい」と目の前の不可思戦に集中し、子供たちのためにも勝利を誓った。

 

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