2021.11.22

 東京・PURGE TOKYOにて、12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)で開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~スーパー・ウェルター級&フェザー級ダブルタイトルマッチ~」の[木村"フィリップ"ミノル K-1 FINAL/K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・和島大海と対戦する王者・木村"フィリップ"ミノルが公開練習を行なった。

 この日行なわれた公開練習はシャドーボクシング。ミット打ちやスパーリングといった対人練習ではなかったが、木村は気迫のこもった表情で鋭いパンチを繰り出していく。木村が試合をするのは昨年12月のK-1両国国技館大会以来、約1年ぶりとなるが「絶好調ですね。問題なく来ています」と本人が語った通り、3Rたっぷりと体を動かして、好調ぶりをアピールした。しばらく試合をしてなかった期間に気持ちもリフレッシュできたようで、「練習も新鮮に感じて、同じことをやっていてもドンドン違う視点で捉えることが出来たり、自分のスキルの幅は凄く広がったかなと思います。今までやってきたことを自分の中で整理してもう一回体に馴染ませている感じですね」と、大きくプラスに働いているようだ。

 今回の和島とのタイトルマッチは木村にとってはいつも以上に特別な試合だ。10月28日のカード発表記者会見で突然発表されたように、今回の試合を最後に新たなステージに挑戦するため、K-1のリングを卒業するからだ。「日に日に『これがラストだな』という想いだったり、切なくなったり、逆にやる気が湧いてきたり、想いは様々なんだけど、毎日毎日想いは強くなっていますよ」と、K-1ファイナルマッチに向けて気持ちは高まってきているという。

 2019年3月「K’FESTA.2」さいたまスーパーアリーナ大会での和島との試合から、10戦連続KO勝利を続けているように、木村=KOであり、当然ファンも最後の試合にKOを期待している。「ハードルを上げて見てもらっていいかなと思います。最後の試合だからどんな試合をするんだろうなとか、期待を大きく膨らませてもらって結構ですね」と、木村自身もファンの想像を超えるような試合をする気持ちが強いようだ。

 対戦相手の和島とはこれが3回目の試合となる。「3戦目っていかに新しい引き出しを持ってくるかの戦いになってくると思うんですよ。いくら相手のアラが分かっていたとしても、自分も新しい何かを持って挑まないと全く試合は進まないですよね」と木村。「その点、僕はいくつも用意しているので凄く楽しみですね。相手がどのぐらいのもので来るんだろうっていうワクワク感も面白いです」と、最後の試合でも新たな引き出しを用意し、万全の状態で和島の挑戦を受ける。

 また、改めて和島の研究をした中で新たな気付きもあった。一般的な見方ではこの試合はパンチの木村vs蹴りの和島というイメージとなるが、「僕は彼の何が苦手なんだろうというのを改めて自分で考え直してみたんですけど、結局膝蹴りとかハイキック、蹴りになっているわけなんですよ。そこが唯一嫌な部分だなって思ってたんですけど、あの身長であのスタイルでパンチ得意なほうが嫌だなって思ってたら、本当に楽になって、その瞬間、凄くちっぽけなものに見えたっすね」と、視点を変えたことで和島の厄介な部分も消えてしまったという。

 そうなると後はどういう形で最後を飾るかに思考が向かう。「めちゃくちゃ蹴って、K-1の面白さを見せて『凄いな。最後はこういう感じか』で終わるのか、逆に超秒殺か、振り切らないと面白くないですよね。だから、どうしようかなって思ってるっす」と、最高の締め括り方を現在は思案中だという。「一番いい締めくくり方、いい勝ち方をするからこそ、やっぱ最後っていうものに意味が生まれると思う」とラストマッチの意味合いをより鮮明にするためにも、今まで以上にインパクトのある試合にしたいというのが木村の考えだ。

 また、次に目指しているステージに関しては、「まだなんにも決めてないですね、実際(笑)。試合が終わったらどこからどういう声がかかって、どういうオファーが来るんだろうみたいな。そういうドラフト的なことを勝手にやっちゃおうかなっていう(笑)」と語っていた木村。「次の自分が目指すステージに行く上でもその期待感は引き続き持ってもらったほうが楽しいじゃないですか?」と、期待感を大きく膨らませてのK-1卒業を目論んでいる。

「K-1ファイナルマッチ、お見逃しなく」。“KO KING”、K-1最後のリングまであと12日だ。

 

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