2021.11.19

 兵庫・神戸市のWORLD TREE GYMにて、12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)で開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~スーパー・ウェルター級&フェザー級ダブルタイトルマッチ~」の[スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R]で大沢文也と対戦する弘輝が公開練習を行なった。

 安保瑠輝也率いるteamALL-WINに所属していた弘輝だが、この度地元の神戸にWORLD TREE GYMをオープンした。自分の城を構えた理由は二つある。まず一つめが「自分が中学高校時分に格闘技のジムが少なくて(格闘技を)出来なかったんで、今そんな子がおったら自分の地元でジムをやろうかなと思ったことですね。僕は神戸を元々大事にしているんで、神戸で格闘技ジムを作っていろいろ発信していきたいと思っています」と、地元・神戸での格闘技普及のためだ。

 そしてもう一つが自身の練習場所の確保。「格闘技って誰かと練習しなきゃいけないっていうのはスパーだけだし、あとは自分で練習することが大事やったりするんですよ。それをYouTubeでトップの選手たちとコラボするようになって分かったんで、自分の練習をする場所を作りたいなと思って作りましたね」と弘輝。それまではALL-WINジムまで往復2時間かけて通っていたそうだが、その時間も練習に費やすことが出来るようになった。

 また、指導に携わることによるメリットもあった。「自分の持ってる技術やったり知識やったりって、自分で出来なくても見たら客観的に分かることっていっぱいあるじゃないですか? それを理解してアウトプットして伝えることによって、自分でも『ホンマや!』って思うこともいっぱいあるんで、指導して良かったと思いますね」と、自分の技術の向上にもプラスに働いているようだ。

 こうして自分の城を築いた弘輝だったが、出稽古にも積極的だ。7月の「Krush.127」で東本央貴と対戦した時の控室で、ウィラサクレックジムの会長と喋る機会があったそうで、その時に出稽古に行く約束をしたという。たいていは口約束で終わる中、弘輝は思い立ったら即行動の精神で本当にウィラサクレックジムに赴いて、合宿を行なったという。

「神戸とか大阪にいたらジムとかYouTubeとかもしてるんで、雑音が入ってくるんですよね。その中で試合に対して気持ちを切り替えられたりとか、格闘技だけを考えた生活っていうのがあそこで出来るんですよ」と、試合に向けて集中する目的もあった。ウィラサクレックジムでは、「会長とかゴンナパー・ウィラサクレック選手とかタイ人トレーナーとかと共同生活ですよね。朝晩で毎日20km走ってましたし、朝の10時から14時まで練習して、14時から18時まで休憩。18時からまた22時まで練習みたいな感じですよ」とハードな合宿を送ってきたようだ。

 その他にも今大会でタイトルマッチを控える現K-1フェザー級王者・椿原龍矢や和島大海が所属する月心会にも出稽古に行い、「出稽古には賛否両論あるんですけど、ゴンちゃん(ゴンナパー)は世界で一番強いと思っているし、自分より強い人がおる所を選んで行っている感じですかね」と、向上心が弘輝に行動を起こさせている。

 そんな弘輝が対戦する大沢はライト級のトップ戦線で長年戦ってきたベテランだ。「エリートとかじゃないと思うんですよ、選手としては。でも、クレバーで勝ちを獲りに行く姿はいいなと思うし、巧さはあるなと思いますね」と評価。大沢の足を使った戦い方に関しては、「運動場や体育館の中で戦えって言われたら不利かもしれないですけど、リングの中なんでね。逃げられるって言っても限りがあるんで、追いかけ回そうと思います」と苦にはしている様子はない。

 そして狙うはKO勝利。「倒して勝つのが信条」と公言してはばからない弘輝だが、「そもそもその信条を持ってない選手はK-1に上がるべきじゃないですよね」とキッパリ。「“倒して勝つ”っていうのを捨ててる選手が結構おるし、胸を張って会見とかインタビューで言う選手が何人か目につくんで、じゃあK-1じゃないとこ行ってって思いますね」と、KOを狙ってこそK-1ファイターというこだわりもある。

 K-1初参戦を果たしたのも今回と同じ大阪大会だった。その初参戦となった昨年9月のK-1大阪大会では、現K-1ライト級王者の朝久泰央と対戦。敗れはしたものの、飛びヒザ蹴りでダウンを奪ってインパクトを残した。「インパクトのあるヒザ蹴りで盛り上げたんですけど、インパクトのあるハイキックでKOされたんでね(苦笑)。でも、それ以上のKOはしたいなと思っていますね。放送禁止ぐらいの、映せないぐらいのKOをしたいなと思いますね」と、自身の信条に従い今回こそインパクトあるKO勝利を誓う。

 

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