2021.11.18

 東京・K-1ジム総本部にて、12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)で開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~スーパー・ウェルター級&フェザー級ダブルタイトルマッチ~」の[K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者・椿原龍矢と対戦する挑戦者・軍司泰斗が公開練習を行なった。

 前戦となった9月のK-1横浜アリーナ大会では現Krushフェザー級王者・新美貴士から勝利を収めた軍司は「試合が終わってすぐに今回の試合が決まったので、休まずに練習を再開しました」と試合に向けての調整は順調だという。

 昨年はスーパー・バンタム級戦線で活躍してきたが、心機一転、昨年12月からフェザー級に階級を上げて3連勝と勢いに乗っている。「好調の要因は、今までは一番減量がきつかったこと。階級を上げて減量が楽になったことでそれで当日の動きも見違えるように変わった」とフェザー級が自身にとっての適正階級だと再確認している。

 この日の公開練習では、梶原龍児代表を相手にパンチのみのミット打ちを披露。特に左ボディ、右ストレートが冴えており、強烈な印象を与えた。「新美戦では最初からガツガツいこうと思っていたのでダウンを取りたかったけど、取れなかったことが課題。ボディを狙いすぎたので、そういう部分で、今回は最後にどう仕留めるかというのを練習しています。前よりもボディブローは精度、威力、パワーと全てが上がっていると思うので倒し切れると思います」と強打に磨きをかけてきた。

 今回対戦する椿原とはアマチュアで1勝1敗、プロで1勝1敗、今回で5度目の対戦となる。最後に対戦した2018年12月の第6代Krushスーパー・バンタム級王座トーナメント準決勝では軍司が勝利しており、「前回勝ってもう3年ぐらい経っていますし、自分の中ではもうあの時で(椿原との戦いは)終わったという気持ちもありました」。
 5度目の対戦がK-1のタイトルマッチで行われることに価値を感じつつ「完全決着で終わらせる」とKO決着で椿原との因縁の対決を終わらせるつもりだ。
「今回、タイトルマッチなので嬉しいのですが、(椿原と)“またか”という正直な気持ちもあります。これでタイトルマッチじゃなければモチベーションはそこまで上がっていませんでしたが、ここで勝って完全決着で終わらせます。これまでに対戦した4回ともそこまで差がない試合だったので、今回差を付けて勝てばもう6回目はないと思うのでしっかり差を付けて勝ちたい」

 椿原はステップワークから攻撃を当てる独特なアウトボクシングスタイルを得意としており、軍司はそれをどう攻略するかが今回の鍵となりそうだ。
「(椿原は)動き回って当てて逃げてを繰り返す戦いをする選手なのでやり辛さがあるけれど、そこで逃げられないようどう仕留めるかが今回の課題。(椿原は触らせないで勝つといっているが)そうはさせない。前回の試合は椿原選手がリードしている試合だったので逆に焦らせて打ち合いに持ち込ませます。打ち合いでも向こうは勝てると思っていると思うので、だったら打ち合いをやろうよという感じ。向こうも研究してどんどん磨きがかかっているが、僕が何もできせずにやられるのではなく、逆に僕が徹底的にやってやるという気持ち」と攻略に自信を見せている。
 さらに「僕の方が椿原選手よりもチャンピオンらしい戦いができると思う。僕の方がK-1チャンピオンにふさわしい」とも言い切った。

 同じ相手と5度対戦することはレアなケースであり「僕的にライバルとまでは思ったことはないのですが、タイトルが絡んでくる節目節目のいいところで対戦している選手なので運命は感じます。お互いに選手じゃなかったら? ああいうタイプは友達にはいないけど、喋ったら意外に仲良くなれるんじゃないかなと思います(笑)」と軍司にとって椿原は特別な存在だ。

 タイトルを獲った姿は自身の中ではすでに出来上がっており「練習の時点から“俺はチャンピオンだぞ”という気持ちで臨んでいます。チャンピオンになってもいい練習ができていますし、これからもどんどん成長していくビジョンが見えています。チャンピオンになってからやりたいこともあるのでそこまでずっとイメージしています。その内容はまだ言えませんが、やっていきたいことが色々とあるので、獲った時に発表したい」という。

 タイトル獲得後、来年の目標について聞かれると「今年はフェザー級で始まって今年最後の試合でチャンピオンになって来年にいい弾みを付けたいと思います。僕の希望としては日本人よりも外国人選手とやっていきたい。コロナの影響も終わって外国人選手も来日できるようになると思うので、そういう海外の選手とやって“俺がチャンピオンだぞ”とういうのを示していきたい」とした。

 軍司が椿原との因縁に終止符を打ち、K-1チャンピオンとしての新たな道を踏み出すか?

 

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