2021.09.19

 9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~」の[スーパーファイト/K-1スーパー・ヘビー級/3分3R・延長1R]で愛鷹亮と対戦する石井慧がK-1デビュー戦に向けて意気込みを語った。

 石井は2008年8月北京オリンピックの100kg超級で金メダルを獲得すると、同年10月にプロ格闘家への転向を発表。プロデビュー後は総合格闘技で3本のベルトを獲得するなど、輝かしい戦績を積み重ねた。そして今年8月に、初の立ち技格闘技への挑戦としてK-1への電撃参戦を発表。クルーザー級戦線で活躍する愛鷹亮と対戦が決定した。

 石井は、K-1への参戦の理由として「K-1は夢の舞台のひとつ」と、かねてからの目標であることを挙げた。現在の練習の拠点であるクロアチアで指導を受けるミルコ・クロコップのK-1デビュー戦の地が自身と同じ横浜アリーナであったことに触れ「運命を感じますね。ミルコも『デビュー戦が同じ場所。俺はジェロム(・レ・バンナ)とやったよ』と喜んでいました」と、師と同じ地に立つ喜びを語った。

 石井はこれまで総合格闘技の世界で実績を残しているが、立ち技格闘技への挑戦は初めて。K-1ルールに合わせたトレーニングを続けるなかで「テイクダウンもクリンチもない中で戦うのは、ペース配分やパンチの量、距離感などが全然違います」と、技術面・戦術面で大きな違いを感じているという。

 クロアチアでは週に3~4日のペースでスパーリングをこなしたという石井。「強いキックボクサーにKOされることもあって、練習はきつかった。精神的にもしんどい」とハードトレーニングをこなし、最後には「やりきりました」と、満足のいくトレーニングになったという。

 今回の対戦相手である愛鷹はハードパンチを信条とするK-1クルーザー屈指のファイター。石井本人も「パンチはありそう」と愛鷹を評価し、ミルコも「いい相手だ」と実力を認めたという。その上で石井は自らのストロングポイントを「頑丈というところですかね」と、長い間ヘビー級で生き残ってきた要因となった耐久力を挙げ、愛鷹のパンチにも「僕も色んなハードパンチャーと戦ってきたので、あまり気にしていない。警戒はしない。(パンチを)もらう準備をして試合に臨みます」と、愛鷹の強打を受ける覚悟はできている。

 その愛鷹は、石井を「雲の上の存在」と称する元・柔道少年。石井からすれば、リスペクトを向けてくる相手と殴り合うことになる。そうした思いを向けられることに石井は「(やりにくくは)全然ないですね。柔道は柔道。総合は総合。立ち技は立ち技と全然違うので、気にしません」と、同じ舞台に立つファイターとして戦いに挑む姿勢を強調。「無知ゆえに純粋に(K-1ルールを)楽しみたい気持ちがあります。ゲームプランはあるんですが、どうなるか全然わかりません」と、K-1ルール挑戦に胸を躍らせた。

 勝利後のプランは未定だという石井は「目の前の試合に集中します」と、愛鷹戦に集中する姿勢を見せる。同日ヘビー級で出場する同い年の京太郎については「(対戦は今後)勝っていったら。まずは今回勝たないと仕方ない」と、存在を意識するに留め、まずはK-1初勝利に向け全力を尽くす姿勢は崩さなかった。

 最後に「パフォーマンスで魅せる試合をして、倒して勝ちたいと思います」とKO勝利を誓った石井。初挑戦のK-1ルールでどんなインパクトを残すか?

 

選手登録