2021.08.18

 東京・K-1ジム総本部にて、9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~」の[【株式会社メディオック Presents】K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R]で小嶋瑠久と対戦する寧仁太・アリが公開練習を行なった。

 プロ戦績5戦5勝(4KO)の寧仁太は、元K-1王者・Krush王者が並んだ本トーナメントに抜擢される形での参戦。寧仁太は「今回は外国人枠として呼んでもらえた」と、自身の日本とガーナとのハーフという立ち位置がチャンスを引き寄せたと語る。

 新型コロナウイルスの影響がなければ、海外から強豪外国人が参戦し、寧仁太に参戦のチャンスはなかったかもしれないが「そういう意味でも運があった。周りの人は僕が優勝候補だと言ってくれますが、大勢の人は他の選手が優勝候補と思っている中で、僕がどれだけかき回せるか。その中でチャンスをつかんでタイトルを獲る」と、強豪揃いのトーナメントにおいて一歩も引かない構えを見せた。

 トーナメント一回戦で対戦するのは、スーパー・ライト級から階級を戻した小嶋瑠久。寧仁太は小嶋に対し「ラッシュの能力が凄い。久保(優太)選手がいるPURGE TOKYOに移籍したので、技術はもっと上がっている」と、ジム移籍によるレベルアップを警戒する。

 体格面では小嶋の172cmに対し、寧仁太が184cmと12cmのアドバンテージがあるが、小嶋は自身のインタビューで「身長・リーチ差はあるけど、寧仁太選手は自分の様なタイプが苦手」と語っていた。それについて聞くと、寧仁太は「僕はリーチが長いだけではなく、いろいろ使える技がある。もし中に入ってこられても倒せる自信はあります」と、小嶋の思惑を粉砕する構えだ。

 トーナメント一回戦をクリアすれば、準決勝では野杁正明vs加藤虎於奈の勝者と対戦する。寧仁太は「野杁選手は過去に世界一になっているので(一回戦は)優位に進めるかなと思います。でも前Krush王者の加藤選手とも戦いたい」と、どちらが来てもいいというスタンス。決勝も「日本人選手が来てくれたら盛り上がるけど、外国人選手に自分がどれだけ通用するかも確かめたい。誰が来てもありがたいです」と対戦相手にこだわりはなく、あくまで挑戦者としてトーナメントに臨む姿勢を見せる。

 ここまで穏やかな笑みを見せながら、謙虚な姿勢を保つ寧仁太だが、その姿勢は「まだ大口たたける立場ではないので、謙虚にやっていく」というスタンスから。リングに上がれば謙虚でいる腹づもりはなく「自分で映像を見ても他の選手が出していない技、タイミングで体が勝手に動いて出ているときがあります。自分の中の潜在能力が出ているのかなと思うので、そこをトーナメントで活かしたい」と、他の選手にはない身体能力・ポテンシャルでトーナメント制覇に自信を見せる。

 近年ではプロボクシングの平岡アンディをはじめ、オリンピックに出場したボクシングの岡澤セオン、陸上のサニブラウン・ハキームといった日本とガーナのハーフ選手がスポーツ界を賑わせている。彼らから受ける刺激は大きいという寧仁太もまた「僕も彼らに負けないように、みんなと同じくらいのレベルになりたい」と、知名度と実績を渇望。そのためにもK-1のベルト奪取はまたとないチャンスとなるだろう。

 最後に「出場することで満足するのではなく、勝ってベルトを獲って、応援してくれる人たちに持って帰りたい」と改めてトーナメント制覇を誓った寧仁太。二つの国を背負った台風の目は、宣言通り強豪揃いのトーナメントをかき回すか。

 

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