スーパー・ライト級 (-65kg)
林 健太
Hayashi Kenta

2021.08.04
元K-1ライト級王者・林健太が試練の一戦。現Krushスーパー・ライト級王者の佐々木大蔵と激突する。
林は2019年3月の「K'FESTA.2」で第3代K-1ライト級王座を獲得。昨年12月のK-1両国大会でゴンナパー・ウィラサクレックに敗れタイトルを失うと、兄貴分であり現K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者である山崎秀晃との対戦を目指し、スーパー・ライト級へ階級アップ。今年5月のK-1横浜武道館大会でヴィトー・トファネリから2度ダウンを奪われる絶体絶命のピンチを迎えるも、3度のダウンを奪い返し逆転KO勝利を果たした。
対する佐々木は2016年の第4代Krushライト級王座決定トーナメントを制し王座を獲得。2018年4月にゴンナパー・ウィラサクレックに敗れ同王座を失うと、それを機にスーパー・ライト級へ転向。昨年2月に鈴木勇人を下しKrushスーパー・ライト級王座を手にした。以来同年7月に近藤拳成を圧倒して初防衛。今年5月に平山迅を下し2度目の防衛に成功している。
かつて佐々木が所属するK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTで汗を流していた林。先輩として面倒を見てもらっていた佐々木との対戦に「スーパー・ライトに上げるとき、8年前からよくしてもらっていたヒデ(山崎秀晃)さんや大蔵くんたちがいる階級に行くことで、当たるやろなと思っていた」と、覚悟を決めた階級アップを果たしていたと明かした。
前戦5月30日の試合前にも佐々木とスパーリングを行ったという林は「ずっと完璧なくらい強いなと思っていたけど、背中が見えてきたかなと思った」と自身の成長に手ごたえあり。安定感に定評がある佐々木に対し「僕はKOできるように取り組みたい」と、偉大な先輩をKOで乗り越える覚悟を見せた。
対する佐々木は会見前にテレビで見たというオリンピックの女子スケートボードを引き合いに出し「敵同士なのに称えあう姿にすごく惹かれた。僕は健太に対して憎しみもないので、そういった姿を皆さんに届けたい」という佐々木らしい試合に向けたスタンスを語った。
林の印象を「すごく強い選手。気持ちで戦う熱のこもったパンチを振ってくる」と高く評価した佐々木。かつての同門で現在も練習を共にする林との一戦は「お互いいろんなことを知った上での試合になるので、通常では見せられないK-1のリングを見せられるんじゃないか」と、ファンの期待をあおった。
佐々木大蔵
「まさかまさか、対戦相手が健太ということで。健太といっていいのかな。いつもどおりな感じで。タイムリーな話なんですけど、オリンピックの女子のスケートボードをテレビで見ていて、みんな敵同士なのに称えあっている姿にすごく惹かれて。僕は健太に対して憎しみもないですし、僕は(オリンピックに)刺激を受けたので、そういった姿をみなさんに届けられたらと思っています。
(お互い元同門で練習をしていたが、どんな印象を持っている?)前回5月30日、健太はK-1の方で僕はKrushの方で試合をしたんですけど、その試合に向けてもスパーリングしていました。健太の実力はすごく評価している、というと上から目線になってしまいますけど、強い選手だと思います。その中で健太がどういう選手かと聞かれたら、気持ちで戦う選手、熱のこもったパンチを振ってくる選手だと思いますね。
(今回はどんな作品を見せたい?)この会見からもすごく感じる部分もあるし、今健太がヒデさんに挑戦するという言葉を受けましたけど、ちょっと待ったと。自分がしっかり壁になる、そしてK-1のベルトに王手をかけたいと思います。
(スパーリングをしていて背中が見えてきたと言われたが)あんまり遠くにいたとも上にいたとも思ってない。そういう見方をしていなくて、健太は健太の良さがあって。人間ですから完璧な選手はいませんし僕もそうなので、健太の強みは知ってるし隙がある部分も知っているし、反対に僕の隙も健太は知ってるし、僕の得意な部分も知っているし。お互いいろんなことを知った上での試合になるので、普通といったらアレですけど、通常では見せられないK-1のリングを見せられるんじゃないかと思います」
(ベルトに王手をかけたいといったが、山崎と戦うのに踏み切る?)そこまでは行ってないですけど、どうなるか。それはこの戦いが終わってからでないとわからないことです。次の試合もヒデさんにセコンドはお願いして、一緒に試合に臨んでもらうことになっているので、常にヒデさんの背中は追っかけててますね。僕は」
林健太
「ライト級からスーパー・ライトに階級を上げたときに、8年前からよくしてくれるヒデさんも大蔵くんたちがいる階級に行くことで、当たるやろなというのはありました。覚悟をもって階級を上げてきたので、大蔵くんのことは大好きですけど、僕はもともと憎しみで戦うタイプではないし、家族のためや応援してくれる方がもう一度僕がチャンピオンになった僕を見たいと思ってくれているので、大蔵くんは(元)同門で好きですけど、全力で戦える準備をしています。
(お互い元同門で練習をしていたが、どんな印象を持っている?)5月30日のヴィトー・トファネリ選手と戦う前もずっと練習していましたけど、18歳のころから練習していて、ずっと完璧なくらい強いなと思っていました。けれど前回のスパーリングの時にだいぶ距離を詰めて、背中が見えてきたかなと思いました。大蔵くんはパワースピードテクニック申し分ない選手で、僕が戦うとしたら気持ちで上回っていくしかないので、完璧な大蔵くんを気持ちで崩せるように、それまでパワースピードテクニックを大蔵くんのレベルまでもっていきたいと思います。
(勝って山崎の持つタイトル挑戦までつなげたい?)もちろんベルトを巻きたいし、ベルトを巻く姿を待ってくれている人がたくさんいるので、日本人No.2と言われている大蔵くん、今K-1グループでヒデさんに次いでいる大蔵くんに勝てる人はいないと思うので、ここで勝ってヒデさんに近づきたいと思います。
(佐々木の安定感についてどう思うか)安定感って、いい部分では判定であまり負ける感じがしない鉄壁な感じがするんですけど、悪い言い方だと行ききらへんからKOが少ない。ただ大蔵くんとやると攻撃が当たらへんというのがあるので(苦笑)。これが安定感といわれているものなんだろうと思うので、僕はKOできるように取り組みたいです。
今日ほんまは大事な日で、奥さんの誕生日なんですよ。今日は入りの時間から会見が終わってから帰るまで一日誕生日当日がつぶれてしまったので、大蔵くん関係ないですけど、奥さんのうっ憤も大蔵くんにぶつけたいと思います」
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